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逗子・葉山・鎌倉で浪人を考えている方に今伝えたいこと

こんにちは、武田塾逗子校です。

今日は、浪人を考えている方に今伝えたいこと、というテーマで話をしていきます。
今年の受験が上手くいかず、あと1年勉強して、自分の目指す志望校に行きたい、と考える人に読んでほしいです。
ぜひ、参考にしてみてください!

なお、先に断っておきたいことがあります。
それは、浪人期において、武田塾にしろ、他の大手予備校(河合塾、駿台等)にしろ、やり方をしっかりすれば、合格できます。
なので、ここでは、武田塾のやり方が絶対だ、ということは伝えることを意図していません。
しかし、受験生の中には、1年間という重圧の中で苦しんで、上手くいかないこともかなりの確率であります。
その確率を、できる限り小さくすることができるように、という想いで、今回書いていきたいと思います。

 

浪人を決断したら、まず何をするべきか

では、浪人を決断したら、まず何をするべきか、ということについて、お話します。

①目標(志望校)の再設定をする

まずは、目標を決めることから、というのは当たり前かもしれません。
ですが、侮れない部分で、これが1年間のモチベーション(動機付け)に繋がります。

そして、「●●大学△△学部」と漠然と決めるのは、正直オススメしません。
なぜなら、動機付けとして弱いからです。

「なぜその大学に行きたいと考えたのか」
「なぜその学部(学科)を選択したのか」
「なぜ1年間の時間をかける価値があるのか」
そして
「目標を叶えることによって、自分自身は将来、どんな人物になれるのか/どんなことに繋がるのか」

自分自身に対して、この4つの質問をしてみてください。
3回なぜ、と繰り返すことは、大手企業でも採用されている手法で、自分がどうなりたいかということを具体化することができます。
それに加え、今回、4つ目の質問として加えた質問は、自分の将来像に関わるものです。

こうやって、考えを深めることで、自分に対する動機付けが、グッと引き締まります。

 

②目標と自分との差について考える

次にやるべきことは、目標と自分との差を考えることです。

これも当たり前のことかもしれませんが、考えるべき指標は2つあると思います。

(1) 学力

自分が目指す大学に必要な学力と、今の自分の学力との差を考えること、これが受験において重要なのは間違いないでしょう。

それを、ただ漠然と「今偏差値50で目指すところは60か」と考えるのか、
「この科目はこれだけ達していて、こっちの科目はかなりビハインドがある」と考えるのか、
その差が非常に大きい部分になります。

圧倒的に、前者よりも後者の人の方が、成績が伸びる可能性は高いです。

 

(2) 自分の性格などパーソナリティの部分

2つ目の方が、より重要な指標ではないか、と個人的には考えます。

見切り発車で勉強を始めようとすると、この部分が欠落していて、後々、苦労する浪人生をこれまでも見てきました。

勉強は、当然ながら、自分が資本になります。
資本とは、簡単に言えば、「主体となる力」です。
資本主義においては、「お金」が「主体となる力」になります。

話は反れましたが、資本が十分でないと、途中で挫折や諦めることを選択せざるを得ない、というのは容易に想像がつくと思います。
人が資本だとしたとき、重要になるのは「パーソナリティ」の部分です。

「自分はどんな性格なのか」
「自分の長所・短所は何か」
「自分はどのくらい集中して勉強できるのか」
「自分はどのくらい休憩時間を欲するのか」
等々、これまで約18年間生きてきた中のことを思い出して、自分のことを客観的に分析してみてください。

そうすると、「1年間勉強するにあたって自分に足りないもの」がだんだんと見えてくるので、それを課題として付け加えることができます。

 

浪人生が、目標と差の確認が出来たら、次にやるべきこと

では、次のお話に移ります。
自分の中で目標を決め、差を認識することができた後、何をするべきかをお伝えします。

 

①いつまでに何を克服するかの計画を立てる

「計画を立てる」では、不十分だと思います。
このタイトルの前に付いている、「いつまでに何を克服するかの」という形容詞が非常に重要だと考えます。

この部分をあいまいにしている浪人生は、実際、一定数いるんじゃないかと思っています。

「いつまでに何を克服するか」、より具体的に考えましょう。

この時、注意するべきことは2つあります。

1つは、無理な計画にしないこと。いきなり全部を達成しようとしても、なかなか上手くいきません。
また、上手くいかなかった時の喪失感のようなものが、自己肯定感の低下につながるので、まずは1つか2つ、くらいにしましょう。慣れてきたら、増やしていっても構いません。

そして、もう1つは、短期間で達成できることで計画を考えること。
短期間とは、目安として、短くて1週間、長くて2カ月くらいのスパンかなと思います。
すぐに成績が上がる、ということはなかなかないです。むしろ、その「欲」は、自分の中で色々なものを鈍らせ、自分を苦しめることになります。
だから、この計画において、「英語長文を読めるように」といったことを克服することは、英語の基礎から始めるべき人にとっては、間違った設定になっている可能性があります。
なので、そこはグッとこらえつつ、まずは、自分が克服すべき目標で、達成可能性が高そうなものをチョイスして、取り組みましょう。

 

②1つ克服が出来たら、中長期的な計画を考えてみる

武田塾では、計画を重視しています。
なので、1年間のスパンで、目標から逆算して、中長期的な目標(いつから過去問に入るか等)を決めます。
(例)
ロードマップ例

こういった中長期的な計画は、浪人生にとってはマストのものです。

それを達成するために、重要になることが2つあります。

1つは、先ほどお話した「短期間で自分の克服するべき課題を達成する」ことです。
こうすることで、「目標の達成イメージ」が付きます。
「どんなことに気をつければ目標達成ができるのか」というポイントを、自分の中で整理することができるようになって、長いスパンでも取り組めるようになるからです。

そして、もう1つは、「中長期的な計画をもとに、短期的目標と計画を自分で考えて決めること」です。
この、「自分で考えて」という部分が重要になります。
塾や予備校で、色々と親切に教えてくれると思います。
しかし、先生の言われることにそのまま従っているだけでは、大学受験では通用しません。
自分で考えることを忘れずに、勉強に取り組むようにしましょう。

 

③1日の達成度を上げるためにルーティーンを早めに確立する

そして、計画は立てるだけでは終わりません。実行して初めて計画になります。

それを毎日取り組むためには、日々のルーティーンが欠かせないと思います。
例えば、毎日7時に起きて30分英単語やる、とか最初にやることを常にできるようになると、日々の勉強のスタートが楽になります。
日々の積み重ねが、計画の達成には重要になってきますので、ルーティーンを早めに確立するようにしましょう。

特に、塾や予備校に通う人は、何時に家を出るとか、そういうのでもいいと思います。

 

最初の4カ月が勝負 -夏からは過去問一直線-

現在の大学入試では、浪人生の割合が年々減少しています。
なので、構図は、「85%現役生 VS 15%浪人生」というイメージを持ってください。

この時、浪人生が現役生に比べて勝てることは何か、ということをしっかり検討することが重要です。
現在の学力、というより、「勉強の時間が圧倒的に取れる」という部分が、大きな武器になります。

しかし、注意しなければいけないのは、「時間があるからゆっくりやればいいや」という発想は非常に危険です。
莫大な時間があるからこそ、人は、後回しにしてしまうものです。
それは、浪人生にとって非常に危険な考え方になり、志望校合格の可能性を大きく下げてしまう原因に直結します。

タイトルにもあるように、最初の4カ月が勝負です。
なぜなら、浪人生が現役生に勝つ必勝法は、
「志望校の過去問を徹底的にやりつくして、どんな傾向でも対応できる実力をつける」
ことだからです。

時間の差=過去問演習に取れる差だと思ってください。
この考え方を持っているか持っていないかで、成功の確率は大きく変わると言っても過言ではないと思います。

過去問演習の質そして量で、結果は大きく変わります。
だからこそ、夏、遅くても秋から過去問演習に入ることができるように、3月~6月の間はその準備をしなければいけません。

準備とは、
「単語を使える状態にする」
「長文を読めるようにする」
「数学の志望校のレベルより一つ下の問題を安定してスピーディーに解けるようにする」
などです。

さて、一度やった内容の授業を1日の夕方までもう一度受けている時間はあるでしょうか?
僕は無いと思うので、確実に参考書問題集で取り組んでインプットした方がより効率的に進めることができると考えています。

 

まとめ -浪人生活は決して楽ではない-

いかがだったでしょうか。

特に、マインド面について話したので、だいぶ堅苦しいところもあったと思います。

ですので、このブログを読んで共感しれくれた人は、しばらくの間、1日1回とかでいいので、読み返してほしいです。
そうすると、次第に効果が出てくると思います。

最後に、浪人生活は決して楽ではないと思います。
現役の頃に気づかなかった悩みなどが出て来て、より自分との闘いになり、そして孤独を感じることも増えると思います。

悩んだときは、抱え込まずに、友人や両親、塾予備校の担任の先生方にすぐに相談することをオススメします。
そうすることで、自己開示でき、自分の中で安心感を取り戻せるはずです。

そして、冒頭に申し上げたように、浪人して合格するための手段は、現在、多種多様に揃えられています。
その中で、本質は決して変わることはなく、最後は、受験する大学の演習をやり込み、試験会場にいる誰よりもその大学の出題の形式を知っている人が合格します。

どうやったらその状態になるのか、その近道はどれなのか。
しっかり考えてみて1年間頑張る場所を決断してほしいです。
武田塾のやり方がいいな、と思ってくれた方は、無料受験相談でお会いしましょう。

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自学自習で京都大学に合格した森川が受験相談を担当します!



逗子校では、平日火曜日~土曜日の期間、毎日受験相談を実施しております。
私自身も、参考書問題集を使った自学自習で志望校に合格した経験を持っています。

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