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新英検情報まとめ!対策についても徹底解説!【武田塾逗子校】

皆さん、こんにちは!
武田塾逗子校です。

今回は、リニューアルされた英検について、解説していこうと思います。
予告では、2024年第1回より問題形式が変更されます。

どのように対策をしていけばいいのか、ということについても含め、徹底解説していこうと思います!

※なお、s-cbtの試験については、2024年5月実施分より変更予定です。

 

英検の変更点

①問題形式が変わる!

今回のリニューアルで、最も注目するべきは問題形式が変わることです。
各級ごとに違いますので、それぞれ見ていきましょう。

1級

Readingの問題が41問から35問に削減されます。
代わりに、Writingで要約の問題が追加され、1題から2題に増加します。

Readingは、大問1の短文の語句空所補充問題(単語問題)が3問削除されます。
また、大問3の長文の内容一致選択問題も、3問削除されます。

なお、時間の変更はありません。(100分)

 

準1級

Readingの問題が41問から31問に削減されます。
代わりに、Writingで要約の問題が追加され、1題から2題に増加します。

Readingは、大問1の短文の語句空所補充問題(単語問題)が7問削除されます。結構な数、削除されますね。
また、大問3の長文の内容一致選択問題については、3問削除されます。

なお、時間の変更はありません。(90分)

 

2級

Readingの問題が38問から31問に削減されます。
代わりに、Writingで要約の問題が追加され、1題から2題に増加します。

Readingは、大問1の短文の語句空所補充問題(文法問題など)が3問削除されます。
また、大問3Bの長文の内容一致選択問題については、4問削除されます。

なお、時間の変更はありません。(85分)

 

準2級

Readingの問題が37問から29問に削減されます。
代わりに、WritingでEメールの問題が追加され、1題から2題に増加します。

時間は、75分から80分に延長されます。

Readingは、大問1の短文の語句空所補充問題(熟語・文法問題など)が5問削除されます。
また、大問3Bの長文の語句空所補充問題について、3問削除されます。

 

3級

Readingの問題に変更点はありません。
WritingでEメールの問題が追加され、1題から2題に増加します。

時間は、75分から80分に延長されます。

 

以上が主な変更点になります。
多くの高校生、受験生が、英検準1級、英検2級をターゲットにすると思うのですが、これは結構シビアな変更点になりそうな気がします。
→それについては、後で「要約問題について」で触れようと思います。

 

②2級と準2級の間に「準2級プラス」が追加される!

また、英検準2級プラスが追加されることが発表されました。

CEFRの対応表を確認したところ、A2-A1の範囲に該当し、スコアでは1949-1550の範囲にあたります。

なお、準2級は、1949-1400の範囲、2級はA2-B1の範囲に該当し、スコアでは2299-1728の範囲にあたります。

まだ試験は実施されていないので分からないところもありますが、英検準2級のちょっと難しいくらいの難易度になるかと思われます。

 

英検の具体的な対策について

では、具体的な対策について話していきたいと思います。
扱うのは、準1級と2級で、また、要約問題の対策についても述べていきたいと思います。

 

全体として難易度評価

私個人としては、当初、Writingの問題が増えるので、スコアは上げやすくなるので、比較的簡単になるのかな、というように感じていました。

しかし、1級~2級に関しては、時間の変更がありませんでした。
これは、英検受験生に非常に大きな影響を与えると思います。

時間がカツカツで苦労した人も多くいるのではないでしょうか?
そこに、要約問題という、いかにも時間がかかりそうな問題が入ったことで、今まで以上にスピード感をもって対策をしなければいけない、ということがカギになります。

 

英検準1級

英検準1級のポイントは、語彙の難しさにあると思います。
長文も難しい問題ではありますが、設問の順番と段落が対応しているので、べらぼうに難しいということはありません。
準1級を難しくしているのは、語彙です。

なので、英検準1級を目指す人は、「基本的な単語帳」と「英検準1級に相当する単語帳」をしっかり仕上げましょう。

「基本的な単語帳」は、武田塾で推奨しているのは、

・システム英単語
・ターゲット1900
・必携英単語LEAP

の3種類です。

以前、単語の勉強の仕方を紹介しているので、勉強の仕方に不安がある方は、ご覧ください。

また、英検準1級レベルの単語帳についてです。
こちらの動画をご覧ください。

こちらで紹介されている「英検準1級単熟語EX」がパス単準1級に取って代わる単語帳です。
僕としては、こちらをオススメします。

語彙力の強化を並行しつつ、過去問を解きましょう。
特に、リスニングは題材を何度も聞き直したり、ライティングは2-3回同じ題材を書いてみたり、繰り返し練習することが必要です。
なので、受験日が決まったら、十分に時間を確保して、対策できるようにしましょう。

過去問は、旺文社より発売されています。
また、分野別で対策したい場合、旺文社から発売されている「英検分野別ターゲット」がオススメです。

なお、実力面では、武田塾においてはMARCHレベル以上の長文を読めるレベルが必要とされています。
準1級合格を狙っていく場合、スタディサプリの関先生のrulesシリーズは3まで、長文ポラリスシリーズは2までしっかり仕上げて取り組めるように心がけてください。

 

英検2級

英検準1級同様、語彙の対策、過去問の対策、そして、該当する実力をしっかり身に着けていく、ということが重要です。

語彙に関しては、「基本的な単語帳」をしっかり仕上げましょう。

・システム英単語
・ターゲット1900
・必携英単語LEAP

の3種類です。

ここに載っている単語を一通り言えるようになっていれば、十分に対応できると思います。
時間が無い人は、
システム英単語であれば1-1200(もしくはシステム英単語basicの1-1550)
ターゲット1900であれば1-1500
必携英単語LEAPであれば1-1400
の単語をしっかり暗記するようにしましょう。

また、英検2級に相当するレベルは、日大レベルだと考えています。
まだ英語長文を読むのに慣れていない人は、肘井の読解のための英文法や、動画で分かる英文法などを活用して、しっかりSVOCを掴んで読んで行けるようにしましょう。

 

要約問題について

今回、英検2級の要約サンプル問題を解いてみました。
問題文などをこのブログに載せることはできませんので、ご了承ください。
内容は、「大学生のシェアハウス」についてでした。

問題文自体は、そこまで長いものではありません。英検2級では45-55wordsで要約することが求められます。
(なお、英検準1級では文章の長さが長くなり、60-70wordsでまとめるよう指示されています。)

実際に、やってみたものがこちらになります。
英検2級要約

Readingにおよそ60分かけるのが定番だと思うので、Writingの問題には20-25分かける、というのが今まででした。
要約問題と今までの意見論述問題がある、ということがあると考えると、要約問題にかけることができる時間は10分くらいだと予想されます。

そう考えると、なかなかシビアな感じがしてくると思います…
では、どうやって対策をすればいいのか、ということですが、要約問題に取り組むために大事な3つのステップがあるので、紹介します。

①スムーズに英文を読んで内容を理解する

まず、大前提として英文を読むのに時間がかかりすぎては、正直厳しいです。
なので、英文を読む力を鍛えましょう。
ポイントは、単語力、解釈力です。
この辺りは、普段の英語学習をしっかり進めつつ、英検を受ける受験生は、それまでに解釈の勉強は終わらせることができるようにペースを配分していく必要があります。

②内容をまとめる力

次に、内容をまとめる力です。

与えられた文章では、どんなことがポイントになっているか、ということをシンプルにまとめましょう。
(最初は、頭の中で日本語でまとめる感じでいいと思います)

この時、重要なことが2つあります。
まず、「テーマは何かをまとめる」ということです。
今回のサンプル問題では、大学生のシェアハウスというのがキーワードになります。
別に、動物の話をしているとかではありません。このように、何の話が中心なのかをまずは簡単にまとめましょう。

次に、「対比」です。
英検2級であれば、基本、ここを聞いてくると思います。
今回であれば、シェアハウスをすることのメリット、デメリットをそれぞれ紹介しています。
そこがきちんと分かるようにまとめていくことが重要になります。

③英文化する

最後に、英文化する、という部分です。
これが一番苦労する人もいると思います。

ここで重要になってくることは、3つあります。
まず一つ目は、「書き方の型」を用意しておくことです。
これは、従来のWritingでも同じなのですが、型を外さなければ、それだけでスコアは安定します。
なので、まずはそれを自分で書けるようにしましょう。

続いて、「本文の単語や表現の言い換え」です。
わざわざ自分で新しい表現を生み出す必要はありませんが、丸写しでは点数はもらえないと思います。
なので、本文に出てくる単語を使って、うまく別の表現で表すなどして、まとめましょう。

最後に、「例示表現をしっかり使えるようにする」ということです。
例示表現とは、つまり、「例えば」です。
皆さんが知っているのは、for example ~ (for instance ~)が多いと思います。
それ以外に、such as ~ も押さえておきましょう。

 

まとめ

今回の英検リニューアルで、全体的に難しくなった可能性が高いです。

もちろん、大学入試同様、傾向の変化があるときは、その問題の内容が比較的易しめで作られることが多いので、最初の方は思っているより難しくない、ということもあると思います。

しかし、油断していると、なかなか自分の目標とする点数に到達できないということは多々あると思いますので、しっかり早期からの対策を心がけるようにしましょう!

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