こんにちは、武田塾逗子校で講師をしております、鈴木です。
新高校3年生の方々は、受験学年が迫り始め、徐々に受験生モードに切り替えられているでしょうか?
受験に向けた勉強計画やスケジュールの見通しは立っていますか?
特に、1,2年生の時は英数国の勉強が重要視されることが多く、理科の勉強について不安をお持ちの方も多いと思います。
そこで理系の新高校三年生の方々に向けて、受験までの理科の勉強の進め方、についてお話ししようと思います。
このブログを通して、
「何から始めればいいかわからない」
「学校の授業だけで大丈夫かな、、?」
と言った漠然とした不安を解消し、今するべきことを明確にするお手伝いができればと思います!
それでは以下本題です!
現状の把握
合格へ最短ルートで近づくためには、ゴールから逆算して計画を立てる、ことが大切です。
そのためにまず必要なことは、自分の現状の把握、です。
客観的な現状の把握ができれば、自分に合った計画を立てることができ、着実に志望校合格に近づきます。
その際、以下の点に着目しましょう。
学校(+塾)の進度の把握
まずは、現在どの範囲を授業で扱っているかを確認しましょう。
物理であれば力学、熱力学、波動、電磁気、原子といった範囲があります。
化学であれば理論科学、無機化学、有機化学に分けられます。
今使っている教科書・参考書の目次と参照し、範囲全体のうちどのくらいの割合が終わっているか、把握しましょう。
科目の全体像を把握することで、一年間のスケジュールが立てやすくなり、やるべきことがわかりやすくなります。
範囲がいつ終わるかの把握
次に学校や塾において、いつ全範囲の授業が終わるか、を把握しましょう。
これは学校の先生や塾の先生に確認するのが一番確実です。
学校や塾によっては、夏前には範囲が終わっていることもあれば、12月まで終わらないこともあると思います。
ここを把握することによって、今後1年間の勉強計画、特に
授業の進度を追い越して範囲を進める必要があるか
が変わってきます。
また、同じ学校・塾でも、科目ごとに進度が異なる場合があるので注意が必要です。
1年間の計画を立てる
ご自身の現状の把握ができたら次にやるべきことは、
1年間の計画を立てる
です!
といっても何から決めていいかわからないと思うので、これについても着目すべきポイントを紹介します。
いつ範囲を終わらせるか
まずみなさん気になると思うのが、いつ範囲を終わらせるか、だと思います。
私自身の受験経験、また指導経験を踏まえた上で、理科の範囲を終わらせるリミットは
およそ11月末頃と考えています。
理由としては、1月中旬に共通テストがあり、そこに向けて最低でも1.5ヶ月程度の演習時間が必要であると考えるためです。共通テスト前のおよそ1ヶ月は、過去問演習やそれに伴う問題演習を行うため、特定の範囲に絞って演習する時間を取ることは難しいです。
このことを踏まえると、以下のパターンが考えられます。
学校や塾の授業が12月以降に終わる場合
このパターンの場合、自学自習で範囲を終わらせる必要があります。
その場合は、映像授業、参考書中心の勉強、の2択になることが多いと思います。
映像授業のメリットは、当たり前ですが授業を受けているような感覚で勉強を進めることができる点です。そのため、学校や塾の授業と同じように勉強を進めたい方に向いていると言えます。
参考書中心の勉強においては、自分に合った教材を見つけることが非常に重要になります。参考書のレベルはもちろん、イラストの量やページのレイアウトなど、合う参考書は人それぞれです。購入する前に書店などで実物を確認しておくと失敗しません。逆に、ご自身にハマる参考書が見つかると、映像授業より深い理解、早い速度が期待できます。
また、武田塾チャンネルではルート解説動画にておすすめの参考書を紹介しているので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
学校や塾の授業が11月までに終わる場合
11月までに範囲が終わる場合、
(1)学校の授業と並行して既習範囲の演習を行う
(2)学校の授業より先に、自学自習で範囲を終わらせる
の2つの選択肢があります。
この2つに関しては、(1)と(2)のどちらでも問題ないと考えます。そのため、どちらの方が自分に合っているか、を考えて決めていただくのが良いと思います。
私は(1)のパターンで、11月に理科の範囲が終わりましたが、既習範囲の演習を授業に並行して行なっていたため、授業に先行して範囲を終わらせなくても問題ありませんでした。
(2)のパターンのメリットとしては、内容を理解した状態で授業に臨めるので、知識抜けの確認などに授業を使えるという点があります。また、早めに範囲が終わっているという安心感も、受験勉強においてはアドバンテージになります。
これに関しては、ご自身が予習をすることに向いているか、授業の先生の説明がご自身に合っているか、などから判断していただくと良いと思います。
勉強の際に意識すべきこと
実際に理科の勉強をする際に意識すべきこととしては、
用語・公式を他の人に説明できるようになるまで理解する
ことが挙げられます。
例えば物理の力学の場合、
「運動方程式について教えて」
と言われたらどこまで説明できますか?
"ma = F" を言えただけは、問題を解けないことは容易に想像がつくと思います。
mとaとFはそれぞれ何を表しているのか。単位は何なのか。軸の正負をどちら向きに取るのか。そもそもどういった状況の時のどういった関係を表す式なのか。こういったところを、他の人に説明できるようになれば、実際に問題を解く際にどのように使えばいいのか考えられるようになります。
化学の場合は
「イオン化エネルギーってどうやって比べるの?」
と言われたら説明できますか?
同族、同一周期、静電気力、そもそもイオン化エネルギーが何のエネルギーなのか、といったところをもとに説明できれば、試験本番でド忘れなどもしにくく、落ち着いて臨めるでしょう。
このような理解がしっかりとできれば、あとは演習量を増やしていくだけです。
終わりに
新高校3年生の皆さんにとっては、この1年間をどう過ごすかが非常に大事になると思います。
特に計画の決め方などは非常に重要であることから、学校の先生でも塾の先生でも良いので、1人相談できる人を見つけておくと安心して勉強に臨むことができます。私自身も、受験生時代には担任の先生方をはじめとした多くの方々に相談させていただき、勉強を進めていました。
不安な部分もあると思いますが、1年間頑張ってください!
ご覧いただきありがとうございました!
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