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【新高校3年生向け】難関大学に合格する勉強について(早慶国公立)

こんにちは、武田塾逗子校の森川です!

今回は、次に高校3年生になる人向けの勉強について、話していきたいと思います。

「高校3年生になるまで、あと3ヵ月以上ある」と考えている人、
今から勉強を始めないと、自分の希望する大学に合格できないかもしれません。
特に、早慶や国公立など、難関大学を目指す人は、今すぐ勉強を始めてください!

その理由と、どういうことがポイントになっていくか、ということについて、紹介していきます。

 

 

難関大学の特徴について

まずは、受験情報について、触れていこうと思います。

ご存じの通り、今の高校2年生の代から学習指導要領が改訂され、1つ上の学年とは少し異なる内容を取り組む必要が出てきています。

 

国公立の場合

国公立大学の試験の基本的な仕組みとして、
「共通テスト(1次試験)」と「記述試験(2次試験)」の合計得点で合否を決定する
という仕組みになっています。

2025年度の試験以降も、この従来の形式が変わることはありません。
しかし、大きな変更点として、「情報Ⅰ」という科目が追加され、5教科7科目から6教科8科目になります。
また、早慶の内容でも後述しますが、社会でやる範囲が広がります。
(情報の科目の詳細が気になる方は、以前のブログをご覧ください)

サブの科目であっても、十分に点数を取ることができるようになるためには、その科目を1カ月は集中的に取り組む必要があると思います。

例を考えてみましょう。

国公立文系を志望する生徒は、
英語/数学/国語/社会(メイン科目)/社会(サブ科目)/理科基礎/情報
が受験科目になります。
英語、数学、国語、そして社会(メイン科目)はサブの科目よりも力を入れる必要があるので、少なく見積もったとしても2カ月かかると思われます。

それを考慮すると、必要な時間は、
2カ月×4 (主要科目) + 1カ月×3 (サブ科目) = 11ヵ月
ほぼ1年間、必要ということです。
共通テストは毎年1月中旬に実施されるので、どんなに遅くとも高校2年生の2月には勉強を開始しないと間に合わない計算になります。

また、理系の生徒の場合は、社会の科目が理科に変わります。
理科の科目は、社会の科目よりも時間がかかる傾向にあります。理解の部分で、講義系の問題集や映像授業、集団授業系の予備校に行っている人は授業の復習が必要だからです。
従って、国公立文系の人以上に早めから始める必要がある、と個人的には考えます。

 

早慶の場合

皆さんは、早慶(早稲田大学、慶應義塾大学)はどんな人が受験し、最終的に合格する大学だと考えていますか?

私立専願で、早慶に合格する人は、正直、過半数より少ないと思います。
大きく割合を占めるのは、国公立大学を志望し、早くから受験勉強を始めたりその環境にある中高一貫校の生徒が大半を占めます。

なので、特に公立高校や勉強をこれから始める人は、国公立受験者よりも早慶について詳しくなる必要があります。
具体的には、過去問をたくさんやって、その研究を自分でしっかりすることが必要、ということです。
早慶に合格する人は、およそ10年分以上の過去問をやっている、ということは、何となく聞いたことがあると思いますが、まさにその通りだと思います。

では、10年分以上の過去問に取り組むためにはどうすればいいのかを考えてみましょう。
こちらのブログで講師の先生が紹介している内容を参考に話をします。

私立文系の受験生の場合、基本3科目です。
なので、過去問1年分につき、1科目1日、計3日かかる、という計算です。
10年分やろうとすると、3×10 = 30日間、つまり1カ月の期間が必要です。
そして、早慶を受験する人の多くは、2-3学部(多い人は4-5学部)同時に受験したいと考えることが多いです。
そうなると、3大学受験する場合、少なく見ても3カ月必要です。
実際は、10月以降、模擬試験が多く実施される(早慶オープンなどの大学冠模試含め)ので、もっと期間が必要だと思われます。
1月以降は、出願のあれこれや共通テストの準備などで思ったように時間を取れないことが大半です。
そうなると、高校3年生の9月か10月には過去問に入る準備が出来ていないといけない、という計算になります。

部活動などで忙しく、勉強時間が限られるということもあると思うので、1科目につき2カ月分の時間が必要だと仮定して、2カ月×3科目 = 6カ月かかる、という計算です。
行事などを考慮すると、今の時期から始めるのがギリギリ、というところではないでしょうか?

さらには、これからの受験では、日本史や世界史が「歴史総合」という科目になり、日本史でも世界史の内容の一部、逆に、世界史では日本史の内容の一部を覚えていないと解けない問題が出てきます。
なので、今までの受験と同じ感覚では考えることが難しくなるので、もう少し時間がかかるのではないか、と考えられます。

 

これから勉強する人が、難関大学に合格するために必要な勉強法

かなり厳しい話をしてしまいました。
ここまでの内容を見て、かなり不安になった人もいると思います。
嫌になって、これ以降のページを見ない、というのは、ちょっとストップ!

ここから志望校に合格する方法は、十分にあります!
大前提として、「今の自分を大きく変える」ということが必要になるかもしれません。
そこに大きなエネルギーを使うことになりますが、自分が本当に行きたい場所なら、1年間歯を食いしばって立ち向かう価値は十分にあると思います。

では、紹介していきます。

大前提 生活習慣を変えよう!スマホは自分の一番の敵!不要なアプリは削除!

皆さんに必要なことは、まず、何が考えられるでしょうか?
効率的な勉強法?もちろん、それも重要です。
しかし、勉強は、「量があってこそ質が担保される」ものです。

なので、皆さんにとって今必要なものは、
時間
です。

時間を増やすためにできることは、2つ。
それが、「生活習慣の改善」「スマホの使用時間を減らす」ことです。

生活習慣の改善は、特に、これから冬休みに入る時期、朝遅くまで寝てしまっていることはありませんか?
遅くとも8時までに起きるようにしましょう。

そして、スマホの使用時間。
日本人の高校生の利用時間の平均は、3時間以上とも言われています。
いきなり全部シャットアウトしないとしても、半分の1時間半を勉強時間に充てることができれば、1カ月で2700分、実に45時間の勉強時間の創出ができます。
それだけの時間があれば、相当重たい参考書問題集でなければ、1冊仕上げることも十分可能です。

 

合格のための勉強法① -目標を設定して長期的/中期的/短期的目標をはっきりさせよう-

では、具体的な勉強法について紹介していきます。
ただがむしゃらに取り組むのでは、やはり遠回りになってしまいます。

それを回避するために、まずは、自分がどこを第一志望校として考えるのかを改めて設定し、長期的/中期的/短期的目標を明確にすることが重要です。

それぞれの目標は、
長期的目標:志望校に合格するためにそのレベルの問題をいつから解き始めるか
中期的目標:夏の模試までにどのくらいの実力が必要で、そのためには何を進めるべきか
短期的目標:長期的・中期的目標を踏まえ、1カ月の間でどこまで進めるべきなのか
というように考えてみてください。

そうすることで、今、自分が何をすればいいのか、ということがより具体化され、モチベーションにもつながります!

また、この時、志望校の配点は必ず確認するようにしましょう。
例えば、英語の配点が大きいのに、配点の小さい他の科目ばかりに力を注いでも、なかなか厳しい戦いになります。
自分が今、何から向き合うべきなのかを考えましょう。

 

合格のための勉強法② -文系理系問わず、まず英語を最優先で!-

と言いつつも、一番最初に固めるべき科目は英語です。
理由は2つあります。

①英語は志望校レベルに達するまで、半年以上の勉強は必要になるから早めに対処
②他の科目に割く時間を高校3年生の時期に作れるようにする

特に、②に関しては、どの科目も同時並行で進めようとしても、なかなか思い通りに行きません。
バランスを重視するあまり、広く浅く、という結果になってしまいます。

なので、まずは今の時期から英語を最優先で早めに固めることが重要です。

 

合格のための勉強法③ -文系は国語、理系は数学の徹底強化-

文系は今の時期から国語をしっかり取り組むようにしましょう。
国語は他の科目に比べると伸びにくいイメージがあると思います。
もちろん、やり方を工夫すれば短期的に伸ばすこともできますが、国語だけに集中するような勉強法になるので、あまり効率的とは言えません。
とはいえ、国語の基礎を固めるための問題集は他の科目に比べると少なく、また、短期間で取り組めるようになっています。
なので、後回しにせず、今のうちから基礎を固めるようにしましょう。

理系は、当然、数学です。
数学に関して、特に1年前にやった内容などは、相当細かく復習していないと、忘れてしまっていると思います。
冬休みの時期を使って、思い出す勉強を徹底しましょう。

 

最後に

長々と書きましたが、以上になります。
難関大学に行きたいと思っていて、まだ始めていない子は、本当に今から始めてほしいです。
まじで間に合わなくなるし、合格率が徐々に下がってしまいます。

志望校に合格できなかった人の大半は、「始める時期が遅かった」と口にこぼすことが多いと思います。
いつ本気になるか、それで未来は如何様にも変えることができると思います、ファイトです!

自学自習で京都大学に合格した森川が受験相談を担当します!



逗子校では、平日火曜日~土曜日の期間、毎日受験相談を実施しております。
私自身も、参考書問題集を使った自学自習で志望校に合格した経験を持っています。

その経験、そして武田塾が持っている合格のためのノウハウを惜しまず無料受験相談にてお伝えしています。

 

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