こんにちは、武田塾逗子校講師、慶應義塾大学理工学部の齊藤洵です!
今回は国公立を志望していた私から新高校三年生の皆さんに今後どんな勉強をすればよいのかを説明していこうと思います。主に国公立理系志望の新高校3年生の方を対象に説明しますが、私立志望の方や、文系志望の方、既卒生の方にとっても役に立つ内容になっているので是非ご覧ください!!
始めに
早速ですが、皆さんは志望校合格に向けてどんな勉強をいつから、どのくらいやったらいいのか想像がついていますか?高校3年生当時の私はそもそもどんな流れで受験に向かうのかも分からず、学校で受験に向けて計画を立てるように言われても何をしたらいいのか全くわかりませんでした。そこで、受験までの流れや、国公立理系志望ならではの対策、共通テスト、各科目の勉強方法などについて私の経験を交えて紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧ください!!
受験までの大まかな流れ
ここでは受験生としての一年間の流れを説明します。特に後半はまだ先のことと思うかもしれませんが、今のうちから流れを知っておくことで今、何をするべきかを理解することにつながると思います。
2年生の1月から3月
冒頭、新高校三年生向けと言いましたが実は高校2年生のうちからすでに受験は始まっていると言っても過言ではありません。この時期にいかに勉強習慣を確立しておくことができるかが、3年生になったあとの勉強時間や成績に大きくかかわってきます。今のうちから毎日決まった時間に勉強をする習慣をつけることがとても大切です!!ほかの人が受験生としてのスイッチが入っていないこの時期こそ、ライバルに差をつける最大のチャンスです。
4月から8月
高校三年生としての生活が始まり、とても楽しい時期ですが、受験生としては各科目の基礎を固めるきわめて大切な時期です。「基礎」というと、つい「簡単」というイメージを持ってしまうかもしれませんが、それは大きな誤りです。基礎は理解が最も難しいところであり、最も重要なところです。この時期に基礎がしっかりしていないとそのあと応用問題や入試問題を解いたときに歯が立たなくなってしまうので特に注意して勉強してください。個人的には勉強する人としない人の差が一番はっきり分かれるこの時期が最も入試結果に影響を与える時期だと思います。部活なども忙しいと思いますが、夏休みの終わりまでに全科目の基礎を終わらせることを目標にしましょう。
9月から11月
基礎が完成すると、次は応用問題や実践問題、過去問などの演習をする時期になってきます。今までに学んだ基礎知識をつかって入試問題を解けるようになるために練習することが重要です。ただし、基礎に穴があると応用問題を解いても解けないし効率が悪いのでそのためにも基礎を完璧に仕上げておくことが重要です。10、11月になると過去問演習をする受験生が増えてきます。特に国公立理系志望は並行して受けるであろう私立大学の過去問を解く時間がこれ以降あまりないのでこの時期にある程度解いておくことをおススメします。
12月から共通テストまで
共通テスト一ヵ月になるといよいよ共通テストの勉強がメインになってくると思います。二次と共通テストの配点比にもよりますが、12月に入ると共通テスト対策に本腰を入れる人が多いように感じます。国公立志望者は共通テストの逆さ科目(理系なら文系科目、文系なら理系科目)の得点がとても重要になってくるのでしっかりと対策する必要があります。
共通テスト以降
国公立の出願校も決定していよいよ二次試験に向けてのラストスパートです。ただ、この時期に私立の併願校の入試もあることが多いので、なかなか二次対策に集中できないのも実情です。最後の最後まであきらめずに駆け抜けることが大切です。
各科目のやるべきこと
では、それぞれの科目でどんな勉強をすればよいのか?そんな疑問にお答えすべくここからは各科目ごとに主に基礎固めとして何をすればよいのかを説明していきたいと思います!!
英語
「理系なのに英語を最初に説明するのかー」と思った方はいませんか?当時の自分は理科や数学は割と好きだったけれど英語は嫌いだったのでそう思っていたと思います。でもそれにはわけがあって受験までまだ時間のあるこの時期にこそ英語を一番頑張ってほしいのです。英語はできるようになるのに時間がかかるけれど、一度できるようになると忘れにくいし、安定して点数が取れる科目だからです。そのような、理系的に言うと比熱の大きい科目は今のうちから温めておく必要があります。自分は英語が苦手だったのですが、英語が得意で模試などでいつも安定して点数をとれる友達がうらやましかったので、皆さんはそんなうらやましがられる受験生になってください!ここからはの基礎固めで特に重要な2つの視点について説明します。
単語
言うまでもなく、英語の基礎は単語です。単語ができないと文法問題も長文問題もできません。逆に言うと、単語ができると文法問題も長文問題も大きなアドバンテージを得ることができます。単語の覚え方については以下の動画をご覧ください。
正しいやり方で効率的に覚えましょう!!
また、単語に並行して熟語も覚えることをおススメします。入試問題では熟語の知識がないと解けない問題も多いので熟語帳などを使って覚えるといいと思います。
文法
単語と同様に文法も長文読解において欠かせない基礎です。大学にもよりますが、国公立の入試問題は私立に比べて直接的な文法問題は少ないように感じます。そうすると、国公立志望者は文法の勉強をおろそかにしがちですが、それな大きな間違いです。国公立の入試で頻出である説明問題や、和訳問題、穴埋め問題は文法的な知識がないと、とても太刀打ちできないからです。直接的な文法問題が出題されにくいと言って文法の勉強をおろそかにせずにしっかりと取り組んでください。
数学
数学は特に基礎が大切な科目です。数学の入試問題は基礎的な問題が複数組み合わさっていたり、基礎的な問題の考え方を用いたりするのがほとんどです。夏以降、応用問題に取り組むためにしっかりと基礎を固めましょう。基礎がしっかりできていると言える目安は共通テストの問題を時間を気にしないなら全て解けるレベルや、模試などの小問集合や各大問の初めのほうの設問でしっかりと得点できるレベルです。また、数学の勉強ではわかる(理解)とできる(実践)をしっかりと区別することが大切です。参考書を読んで、理解できるとそれで満足したり、あまり理解はできていないけれどとりあえず解法を暗記してすましたりしてしまう受験生がとても多いように感じます。でも、それだと、いざ問題を解くと解けなかったり少し違う問題が出ると解けなかったりしてしまいます。正しく基礎を身につけるには参考書を読みながら「なぜその解法を使うのか」といったことを考え、理解したあとに問題を実際に解いてみるという作業を、何も見ないで解けるようになるまで繰り返すことが本当に大切です。
数学Ⅲについて
この記事を読んでくれている人の中にはまだ数学Ⅲをやったことがなくてなんとなく難しそうといったイメージを持っているかもしれません。私もそのようなイメージを持っていたのですが、実際は単純に量は増えるけれど理解が難しいということは全然なかったので安心してほしいです。個人的にはむしろ理解が難しいのは1A2Bなのでそれを突破してきた皆さんなら問題なく進めると思います。
理科
理科は勉強方法や注意点は数学とあまり変わらないと思います。唯一違うのは量が少ないということです。おそらくほとんどの受験生は理科の勉強にかける時間は英語や数学の勉強にかける時間より少ないはずです。でも、入試における配点は大学にもよりますがあまり変わらなくて、理科は得意科目にしやすいし、伸びしろのある科目です。
国語と社会
国公立理系志望者は国語と社会を共通テストでのみ使うという人が多いと思います。まず初めに、自分が受けようと思っている大学の入試科目として何が必要で配点はどのくらいかを把握しておくことが大切です。そのうえで、必要ならばしっかりと時間をかけて勉強するとこが大切です。共通テストで使うだけであればそれほど長時間をかけなくてもしっかりと覚えるべきものを覚えれば誰でも点数が取れるようになるのでそこまで恐れる必要はないし、負担に感じる必要もないと思います。特に古文、漢文、社会はやればやっただけ点数が安定してとれるので大丈夫です。自分は国語も社会もあまり好きでななかったけれど、現役時、浪人時、ともに共通テストではどちらも8割以上得点出来ました。
終わりに
ここまで読んでいただいてありがとうございます。いかがだったでしょうか?受験生としてどんな一年を送ればいいのか、今は何をすればいいのか想像がつきましたか?
ここまで勉強面についていろいろと説明してきましたがそうはいっても皆さんはいよいよ高校3年生。部活も学校生活も最後の一年を思いっ切り楽しんでください!!!
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