こんにちは。武田塾逗子校講師の山口です。
今回は自分が大学受験の時に社会科目として勉強していた日本史の勉強方法について紹介していきたいと思います。
社会科目として日本史を選択することを決めた方にはもちろん、文系理系どちらにしようか迷っている、文系にすることは決めたものの日本史と世界史どちらを選ぶか決め切れていない、といったような方にも参考になる内容を紹介できればと思っています。
1.日本史か世界史か
まず、日本史か世界史どちらを選択するか迷う方もいるかと思います。
基本的にはどちらの科目で大きく有利不利が分かれる事は無いので自分の感覚を信じて好きな方を選んで良いかと思います。特に好き嫌いがないという方は将来自分がどのような大学生活を送りたいかという事を考えてみると判断の助けになるかもしれません。
例えば自分は、大河ドラマが好きで、どちらかというと身近であったという理由から日本史を選択しました。日本史を勉強してからは、大河ドラマを見たり、日本各地への旅行に行く際の楽しみがより一層増えました。
しかし大学で留学を決意しカナダに留学した際、「カナダの歴史」という現地大学での授業で大苦戦したことから、「もし世界史を選択していれば、もっと簡単に現地で歴史を学んだり、より文化について楽しく学ぶことが出来たのかもなぁ」という思いを抱きました。将来グローバルに活躍したい、という思いを持っている方は世界史を選択することで、現地での生活が楽しくなるかもしれません。
2, 歴史の流れ
では勉強方法の解説に入っていきたいと思います。日本史の勉強方法としては大きく流れの把握・単語の暗記の二つに別れます。この二つは基本的には並行して勉強していくことになりますが、まずは流れの把握について紹介します。
日本史を勉強する際には、一つの出来事がその後にどのような影響を与えたのか、といったような流れを把握することで一気に理解しやすくなります。ついつい「誰が何をやったのか」という事実一つのみに注目してそこだけを覚えてしまいがちですが、是非歴史の流れという事を意識して勉強を進めてみて下さい。
基本的な流れを把握する上でのオススメの参考書としては「日本史実況中継」を挙げておきます。少しページを覗いてみて、ちょっとまだ難しそうだなと感じた方には「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」がより重要事項に絞って分かりやすく解説してくれているので、こちらも検討してみて下さい。
特に江戸時代の将軍や、明治以降の内閣総理大臣は、それぞれ誰が何をやったのかを順番通りに、上に挙げた参考書に乗っているような表を自分で作れるようになれば完成です。是非この後に紹介する一問一答と合わせて効率よく勉強を進めて下さい。
そしてもう一つオススメの勉強方法が記述問題対策の参考書です。これは記述問題がない学校を受験しようとしている方にもオススメです。なぜかというと、記述問題対策の参考書は入試でよく問われる問題、つまりちょっと流れや仕組みがややこしい点について詳しく解説してくれています。これを利用することで、例えば「松方財政」といったような単語のみで理解しようとすると少し苦しい範囲も簡単に理解できるようになります。
参考書としては「“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ 」を挙げておきます。初見の際は記述が書けなくても気にすることはないので、解説部分を読んで流れや構造を理解するように努めてみて下さい。
3, 一問一答
次に一問一答の解説に入ります。
一問一答の勉強のコツ?としてはとにかく何周もすること。英語の文章は英単語を知らなければ読めないのと同じように日本史も単語を知らなければ中々理解できません。もちろん上に挙げたような流れを把握する参考書でも単語は勉強できますが、より効率よく暗記出来るのが一問一答。
英単語と同じように、間違えた問題には印を付けて、とにかく繰り返し勉強して下さい。時には一問一答に飽きが来ることもあると思うので、そんな時は流れをもう一度確認してみるなどするとスムーズに勉強が進むと思います。
私は現役時代、東進の「日本史一問一答」を使っていました。
また別の講師が日本史の暗記方法に関してブログを書いているのでそちらも参考にしてみて下さい。
4, 過去問
そして最後に絶対に必要となってくるのが過去問での演習です。今まで紹介したような勉強はインプット中心の勉強でしたが、実際にそれを試験で上手くアウトプットするにはまたそのための勉強が必要です。
更には大学・学部によって頻出する時代や出願形式は変わってきます。中にはその大学の創立関係者に関する、高校の授業では中々勉強しないような問題を出題してくる大学もあります。そのため自分の志望校の傾向を把握して対策を行うことは必須です。
最初は中々解けないかと思いますが、最初は点数よりも「どの時代が自分の弱点なのか」「どういった知識が自分に不足しているのか」ということを把握するためだと思って取り組んでみて下さい。そしてそこで出た課題に応じて、流れ・記述・一問一答の勉強に戻って解決していきましょう。
5, 最後に
以上が日本史のオススメの勉強方法になります。志望校合格に向けては最後の過去問演習まで行うことが必須ですが、そのためにも流れの把握と一問一答をある程度仕上げることがまず必要です。来たる夏休みを上手く利用して勉強を進め、志望校合格に近づきましょう!
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