こんにちは!武田塾逗子校チーフ講師、早稲田大学社会科学部3年の久保田龍ノ介です!
3月に入り、新高校3年生になって、先輩方の合否結果を聞いたりして入試が近づいてきたことを実感しているのではないでしょうか。
高校3年生になりこれから模試などが多くなっていくと思いますが
その中で「苦手教科が全然解けなかった」という人も多いのではないかと思います。
僕も現役生の時は「国語が無理すぎる!!」と悲鳴を上げていました…笑
そんな苦手教科と戦っていくために、今日は古文の勉強法について話をしていきたいと思います!
国語嫌いだった僕が実践していた勉強方法であり、また定期テスト対策でも使えるものになっているので
「古文が嫌いすぎる…」「文法や単語は頑張っているけど長文が読めない…」
という人たちはぜひ参考にしてみてください!
1,古文で一番大事なことって何??
古文で一番大事なのは「〇〇」を把握すること。
古文を読む上で一番大事になるもの…
それは「主語」を理解することです!
古文では主語やわかりきってる表現(「にこそ」のあとの「あらめ」など)が省略されることが多いです。
しかし、この省略のわかりづらさを攻略できないと本文の読解はなかなかできるようにはなりません。
ですから、読解をする上では「どうやって主語を押さえるか」というところを特に大事にしてもらいたいと思います!
他には?
「主語」以外にも3つポイントがあるので、それらを確認していきたいと思います。
それは…「登場人物の把握」「敬語法」「語彙・文法の完成度」です!
「登場人物」はやはり主語を理解する上で必要不可欠になってきます。
「敬語法」も「誰が敬意を払われている人間なのか」を理解することによって文章が読みやすくなります。
「文法・語彙」については、文章を理解する中で絶対持っておかなければならない知識です。加えて、これらの問題なども出題されることが多いです。
以上のことからも、この4点が古文の文章を読む上で欠かせない内容となってくるわけです!
では、この4つの中から弱点を見極めるに当たって、どのように文章を復習すれば良いのでしょうか。
2,実際にどうやって復習すればいいの?
1,本文解釈をしてみる
では実際に復習方法を解説していこうと思います!
まずは、もう一度読んでいた本文を復習していきましょう。
本文を読む中で、以下のように解釈できない部分には自分でマーカーを引いたり、説明を書きながら進めると良いでしょう。
こちらは、実際に久保田が解いた、立教大学全学部入試の古文になります。
マーカーの基準は
緑:解釈ができなかった部分
青:敬語法
赤:登場人物
青ペン:敬意の方向や主語について
赤ペン&黒ペン:単語の意味や間違えた原因などの補足事項
黒スラッシュ:主語が入れ替わるタイミング
緑波線:問題解く時の根拠になる部分
というふうになっています。
2,自分ができていない部分を理解し、徹底的に強化する
上のように本文内の「登場人物」「主語把握」「敬語法」「文法・語彙」をメインに本文を解釈したら、次に間違えた問題を改めて見てみましょう。
復習し終えた本文を参考に問題を解いてみると、不思議と結構根拠がわかってくるものです。
根拠がわかって本文を見てみると…
「俺って単語がまだまだなのかな」とか「私って主語の把握全然できていないな」というふうに
自分の古文における弱点が見えてくるはずです!
あとはそこを徹底的に参考書や問題集を遡って強化して、引き続き長文演習を続ければ、どんどん弱点を克服できます!
これが「最強の古文の復習方法」となるわけです!!
また、この手法は、定期テスト対策にも役に立ちます!
古文の定期テストで取り扱われる文章は基本的に教科書のものだと思います。
そう…つまり、この復習を徹底的にやって教科書内の重要な文法事項や語彙、主語や敬語を理解してしまえば文章が理解できるので
テストでかなりの高得点が狙えるということになります!
受験生だけではなく「古文のテストの点数を上げたい!」という人は是非試してみてください!!
3,おすすめの参考書
この方法を実践するにあたって、おすすめの参考書があります!
ぜひ使って参考にしてみてください!
1:単語→見て覚える読んで解ける古文単語330
古文単語については、この参考書が非常に使いやすいです!
ポイントは「KEY」と「POINT」という単語のイメージについて書いてある部分です!
どうしても、古文単語って現代語と似ていたり、意味がいまいち入ってこないものも結構ありますよね…
でも、「KEY」と「POINT」がその悩みを解決してくれます!
ここには語源や覚えるときに意識すべきことが書いてあるので、そこからイメージをつけて意味を覚えていけば、気づいたら古文単語の語彙量が増えてきます!
2:文法→富井の古典文法をはじめからていねいに&岡本梨奈の一冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本
文法はこの2冊をおすすめします!
両方とも、文法事項の覚え方についての参考書になります。
覚えにくい文法事項に対してもしっかりと解説をしてくれているので、しっかりと読んで文法問題集でアウトプットすることによって、確実な文法力が身に付きます!
富井先生の古典文法は「これから古文を始めるけど、結構苦手意識がある」という人におすすめの参考書です。
岡本先生の古典文法については「古文で実践にどう活かすか」ということも併せて覚えたい人向けの参考書です。
自分のレベルに合わせて使っていきましょう!
3:長文基礎→富井の古文読解をはじめからていねいに&岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本
文法と同じく、長文の基礎も富井先生、岡本先生の参考書が非常に役に立ちます。
レベル感的には先程の文法編と同じく「古文に苦手意識がある人」は富井先生の参考書を
「実践的な技術を身につけたい人」は岡本先生の参考書を選ぶといいと思います。
2冊とも共通して「主語把握」という古文上一番大事なことが載っています。
その点や実際の問題へのアプローチも含めてこの2冊でしっかり固めて演習に進みましょう!
4:長文演習→古文ポラリスシリーズ
最後に演習について話していきます!
演習は「古文ポラリスシリーズ」で決まりです!!
こちらは先ほどから名前が出ている岡本梨奈先生が出版した問題集になっています。
こちらの1番のいいところが「本文解説が非常に丁寧にしてある」という点です!
なんと先ほどから言っている「登場人物」「主語把握」「敬語法」「文法・語彙」すべての解説が載った文が解答解説の部分についているのです…!
復習する際に「復習方法まだ慣れていないよ」という人はそれを参考にしながらまずは復習に慣れていきましょう!
まとめ
ここまで、古文の復習方法について話をしてきました。
どの教科にも言えることですが、やはり復習はとても大事になってきます。
武田塾でも4日進んで2日戻るというのがルートの進め方の基本になっていますが、その部分を徹底できた生徒がやはり成績を伸ばしています。
皆さんもどの教科も復習をしっかり進めていきましょう!
その中で古文を復習する際にはぜひ当ブログのやり方を参考にしてみてください!
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