こんにちは!
武田塾逗子校講師の中嶋です。
2021年が始まって、早くも2か月が経とうとしています。
1月には共通テスト、そして今月からは多くの大学で受験がスタートしました。
既に全ての受験を終えた生徒さんも沢山いらっしゃるかと思います。お疲れ様でした!
まだ3月まで受験が続くよ!という生徒さんもいらっしゃいますね。大学生になっている1か月後の自分を想像して、最後まで突っ走りましょう!!
現高1・2生のみなさんは、春休みが終われば学年が一つあがります。
現高1生は後輩ができ、学校生活において中心的存在となり、部活も勉強も忙しくなってくるかと思います。
現高2生は受験学年になり、より一層勉強に力を入れなくてはいけません。
課題や部活、学校行事や遊びの予定…で、なかなか時間が取れない高校生のみなさんに、今回は【英文法の勉強のコツ】を紹介していきたいと思います。
単語の勉強法とは違う
単語の勉強は、単語を見て日本語訳が1秒以内に言えればいいというものでした。(詳しい勉強法は、2021/1/16のブログをご覧ください。)
一方、文法の勉強は単語のように「答えが分かればいい」というわけではありません。
みなさんは、以下のようなやり方で文法の勉強をしていませんか?
問題を解いて、解説を読んで、解き直しをして…。
このような手順で勉強している方が多いのではないでしょうか?(私はこのやり方で勉強していました…)
このやり方だと、何度も繰り返し解いてるうちに解答・解説を覚えてしまい、問題文や選択肢をちゃんと読まなくても、問題の順番や選択肢の位置関係で正しい選択肢を選べてしまいます。解答を覚えているわけですから、もちろん正答率は高いです。
しかし、正答率が高くても入試本番で解けなきゃ意味がありません。
文法のルールや暗記事項を理解できていないと太刀打ち出来ません。
解答・解説を覚えても、、
つまり、解答・解説を覚えても入試本番では解けないんです!
似たような問題が出題されることはあっても、参考書に載っている問題と同じ問題が出題されることはまずないからです。
上記のやり方の問題点としては、自力で選択肢を切る作業をしていないということ。
自力で切る作業が出来るようにならないと、「ただ文法問題を解いているだけ」「ほとんど何も身についていない」ということになります。
文法を「知識として使う」ことをしないと、応用が利かなくなります。
では、どうするか。
問題文・選択肢を見た時点で、答えられるようにする
「解答・解説を覚えたから解ける」のではなく、
「問題文と選択肢を見て自分で解答を導けるようにする」、「解きながら解説を思いつくようにする」ことが大切です。
イメージとしては、
問題文・選択肢を見る → 正解の根拠に気付く → 解説出来る → 正しい選択肢を選べる です。
講義用参考書も使おう!
正解の根拠が分からなかったり、自力で解説出来なかったり、参考書に載っている解説の意味が理解できないときは、講義用参考書を有効活用しましょう。
その文法事項の詳しい解説が書いてあるので、理解できなかった問題だけでなく、ほかの知識も補強できるかと思います。
講義用参考書としては、
『大岩のいちばんはじめの英文法』や『総合英語Evergreen』などがあげられます。
それぞれのレベルに合わせた参考書を使用してください。
まずは網羅系の参考書からスタートしよう
網羅系の参考書とは、テーマごとに問題が分かれている参考書のことです。
文法を習ったばかりの方や苦手な分野がある方は網羅系の参考書を使用し、知識の整理をしたり文法問題に慣れていってください。
次に演習系の参考書をやろう
網羅系の参考書でテーマごとの問題が解けるようになったら、次は演習系の参考書にチャレンジしてみましょう。
演習系の参考書とは、すべての分野がランダムに出題されている問題集のことです。
入試本番の問題に近いですね。
「この問題はどの分野か?」ということが判断できないと、演習系の参考書はなかなか解けません。
やはり、文法を「知識として使う」、「判断する」という視点で勉強していかないと、「正解の根拠」が分からないということです。
まとめ
最後に、英文法の勉強の流れを確認します。
①問題文・選択肢を読む
②正解の根拠に気付く
③その根拠をもとに自力で解説できる
④正しい選択肢を選ぶ
(⑤解答・解説確認)
(⑥理解できなければ講義用参考書で補強)
正しい勉強法を身に着け、効率よく文法の勉強をしてください!
長くなりましたが、以上になります。
最後まで読んでくだった方、ありがとうございました!
次回の武田塾逗子校ブログもお楽しみに!!