こんにちは、逗子駅から徒歩4分にある武田塾逗子校です!
私の故郷である近畿地方は、昨日、緊急事態宣言が解除されました。
東京、神奈川、千葉、埼玉、そして北海道は継続になりました。
25日にもう一度専門家の方々の討議が行われ、解除できるかどうか決定されるようです。
皆さん、お家で勉強できていますか?
「思うように勉強が進まない・・・」と後悔している人も多いと思います。
ですが、ここから切り替えて勉強すれば、自分の目標を叶えることが十分できると思います!
諦めるのはまだ早いと思います、頑張りましょう!
ブログのテーマに戻りますが、今回のテーマは「英文解釈」です。
春から勉強を始めた人は、英語でそろそろ勉強し始める内容だと思います。
それよりも前に勉強を始めた人は既に終えている内容かもしれません。
今から始める人も、そしてすでに勉強した人も、読んでほしいことを伝えていこうと思います!
もちろん、高校1年生、高校2年生の皆さんも、このブログを見て、これからの勉強に役立ててほしいです!
英語の勉強の基本
「英文解釈」について、英語の勉強法の基本を確認しながら、その重要性について話していきたいと思います。
「長文で何を書いているか、全然読めない!!!」
普段、学校の授業で英語長文を読んだ時、模試で長文を読んだ時、こんな経験はありませんか?
原因を考えてみましょう。
次の文章を読み、以下のセルフチェックをしてみましょう。
□長文に出てきた単語・熟語の意味は分かりますか?
□長文に出てきた一文一文に対して、その文章で出てくる文法とその意味を理解していますか?
□長文に出てきた一文一文に対して、主語や動詞の関係を正確につかんでいますか?
どうでしたか?
一つ目が「単語・熟語」のチェック、二つ目が「文法」のチェック、そして三つ目が「英文解釈」のチェックです。
いくつチェックがつきましたか?
実は、1つ以上チェックがついていると、英語長文の勉強に入る前の段階に戻った方がいいです!
これは、大学入学共通テストのプレテストで実際に出題された問題で、しかも「リスニング」で出題されています!
読んで理解できない文章は、耳で流れてきても理解することは難しそうですよね。
英語の勉強法の基本は、
「単語・熟語・文法」→「英文解釈」(一文読解)→「長文読解」→「問題演習」
となっています。
土台となる基礎の部分は「単語・熟語・文法」、ゴールとなる部分は「長文読解」。
そして、今回のブログで紹介する「英文解釈」はちょうど、スタートとゴールの中間に位置する勉強です。
英文解釈とは何か
英文解釈とは、「英語の文章構造を把握する作業」のことです。
では、英文解釈ができるようになるための「考え方のプロセス」について紹介していきます!
①英語は「主語」から始まることを意識する
英語は、「主語」から始まります。
(主語がない命令文や倒置法など一部例外がありますので、それは「例外」として理解しましょう。)
これが日本語と英語の大きな違いであり、英語の大原則です。
文頭は主語から始まる、ということを覚えてください。
最初は常に意識してください。これが無意識にできるようになるまで、繰り返します。
人間は同じ行動を繰り返していれば、無意識にできるようになります。
②英語は「主語」の次に「動詞」が来ることを意識する
続いての大原則は、「主語」の次に「動詞」が来る、ということです。
日本語は主語の次に補語や目的語が来ます、例えば、「彼はアメリカ人です」や「私はリンゴを食べます」のように。
これが日本語と英語の大きな違いですね。
②についても①と同じように、無意識にできるようになるまで意識し続けましょう。
③文中の動詞が「自動詞」か「他動詞」か考えるクセをつける
自動詞、他動詞の区別はついていますか?
すぐに説明が浮かばない人は、解釈の勉強に入る前に文法の勉強を優先しましょう。
自動詞は直後に目的語を取ることができない動詞、他動詞は直後に目的語を取る動詞です。
なぜそれを意識する必要があるかというと、動詞の後の文章の構造を把握するヒントになるからです。
また、応用編ですが、makeやcallが第5文型になりうる他動詞だと知っていれば、
「ひょっとして、これは第5文型の一文かもしれない」
という憶測のもと読み進めることができます。
実際に読み進めて合っていれば構造を把握することができます。
間違っていたとしても、落ち着いて別の可能性を考えれば、構造を把握することができます。
①②③以上3ステップを意識して英文解釈の勉強に臨んでほしいと思います。
まとめ 英文解釈は「文の骨組み」を自分の力で理解することである
冒頭で、英文解釈は「英語の文章構造を把握する作業」と話しました。
文章構造とは、「文の骨組み」のことで、
どこに主語があるか、どこに動詞があるか・・・
骨組みを理解していくことに他なりません。
紹介した①②のような法則を理解しているだけでも全然変わってきます。
英文を読んでいて、見たことのない単語が出てきても、英文の法則は変わりません。
「まずは主語がどれなのか、動詞はどこにあるのか」ということを冷静に考えてみましょう。
「この文は分からない!」と決めつけてしまうより、はるかに英文を読めるようになると思います。
この骨組みは、英語を読む人の中では共通のものです。
骨組みをつかめるようになりましょう。
英文解釈を勉強するときのオススメの参考書
英文解釈は「文の骨組みを自力で理解できるようになる」ための勉強です。
参考書・問題集を使う目的としては、様々ある「文の骨組み」を知る、つまり様々なパターンを理解し自分のものにすることです。
数あるパターンを理解し自分のものにしていくには、どんな参考書を使って勉強していくのか、紹介していきます。
①肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本
英語が苦手という人向けです。
・「主語って何ですか?」
・「文型ってよくわからないです」
・「英語の一文の読み方がさっぱり分かりません」
こうした状態から勉強を始める人にとってぴったりの内容になっています。
量は多いですが、基本の内容が網羅されているので、一つ一つのパターンを覚えていくことができます。
導入本としてお勧めです。
②入門英文解釈の技術70
私と同じ京都大学出身の高田先生直々に使い方を解説しております。
・共通テストレベルや、日大~MARCHレベルの英文を読めるようになりたい人
・修飾節が含まれる英文や複数の文が並列される英文を読めるようになりたい人
などの目標や課題がある人向けの参考書です。
高田先生もおっしゃっていますが、直訳と意訳が2つ載っていますが、直訳が合っているかどうかをチェックするようにしましょう。
③ポレポレ英文読解プロセス50
有名な参考書ですね。
東大、京大をはじめとする旧帝大レベル、早慶レベルの大学を目指す人向けです。
正直、MARCHレベルを志望する人はポレポレをやるよりもMARCHレベルの長文問題集を何度も繰り返し、長文の解き方のプロセスを理解する勉強に時間をかけたほうがいいと思います。
今の時期に着手する人は、かなり英語が得意な人だと思います。
実際、現役生の多くは夏までに①②のような参考書やそのレベルの授業で基礎を身に着け、夏以降に手を出す参考書です。
この参考書の特徴は、英文解釈について言葉で説明している点です。
入門英文解釈70のように、ビジュアルでの説明はほとんどないので、丁寧に読み進めるといったことが必要ですね。
どうしてもあわない人は、「英文読解の透視図」や、武田塾のルートには採用されていませんが「英文解釈の技術100」などが良いと思います。
パターンを暗記し、自分の武器にしよう!
英文解釈のオススメの参考書を3冊紹介しました。
重要なのは、「様々なパターンを理解し自分のものにすること」です!
下の高田先生の動画でもおっしゃっていますが、参考書に載っている訳を暗記するという勉強では、初見の英文を読めるようにはなりません。
入試英語で出てくる様々なパターンを身に着け、自分の武器にしていきましょう!