受験相談の声

参考書問題集の自学自習VS映像授業、偏差値が上がるのはどっち?

こんにちは、武田塾逗子校の森川です。

本日は、塾・予備校を探している人向けにブログを書いていきたいと思います。
テーマは、「参考書問題集の自学自習VS映像授業」です。

有難いことに、高校1年生から高校3年生、浪人生まで、入塾やその検討の相談でお問い合わせが増えています。
そのなかで、参考書問題集の自学自習か、映像授業による学習か、どちらにしようか迷う方もいらっしゃいます。

どちらが合っているのか、という疑問について、
映像授業予備校で約2年半指導した後、武田塾で約2年指導している立場から、お答えしていきたいと思います。
(もちろん、集団授業形式の塾とも比較検討する場合がありますが、今回は、映像授業との比較にフォーカスします)

 

映像授業で偏差値が上がる理由と伸びない理由

映像授業で偏差値が上がるコツ

映像授業の最大のメリットは、「分かりやすい解説」と「自由に時間を止めたり巻き戻すことができる」にあると考えています。
順番に解説していきます。

「分かりやすい解説」を聞いて、それをインプット・アウトプットする

例えば、英文法の授業であれば、時制や仮定法、不定詞や関係詞など、受験生が躓きやすいポイントについて解説してくれます。

その中で、
「どういう部分で分からなくなってしまうのか」
「理解するにはどうすればいいのか」
ということについて、映像授業の中で先生が分かりやすく説明します。

そして、一通り視聴した後、復習をすることが大切です。

自分が指導していた映像予備校では、授業の後に確認テストがありました。
そのテストに合格できるように復習し、次に進むようにしてください。

 

分からない部分については、何度も反復することができる

また、映像授業のメリットとして、時間を止めたり巻き戻すことができる、ことが考えられます。
一度聞いて分からなかった部分について、もう一度聞き直すことができます。
これを繰り返すことで、理解の部分が深まっていきます。

集団授業などでは、分からない箇所が出てきたとき、ストップできない、ということがあります。
そういう部分と比較すると、このポイントは、映像授業の大きなメリットと言えます。

 

映像授業での偏差値が伸びない理由

授業を聞いて満足してしまう

さて、メリットについて紹介しましたが、それを使いこなせるかどうか、ということが、映像授業学習では重要になります。

「分かりやすい授業を聞く」ことが目的になってしまい、その後の復習をしないと、いつまでも成績が伸びません。
むしろ、必要なことを吸収できずにどんどん先に進んでしまうので、逆に偏差値が下がってしまうこともあります。

こういった進め方にならないように注意する必要があります。

 

アウトプット学習が正しくできていない

映像授業とその確認テストだけでは、成績は伸びません。
その後に、その予備校から出されている演習教材に取り組む、もしくは市販の問題集でアウトプット演習をする必要があります。

ですが、映像授業を視聴するだけで1コマ90分かかります。
そして、それが1セット20コマなので、30時間必要になります。

時間に余裕がある人は問題ないのですが、なかなか時間が無い人の場合、アウトプット演習が不足していて偏差値が上がらない、という原因になってしまうことがあります。

 

もっと詳しく知りたい人は、過去に書いたブログで詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください!

参考書問題集の自学自習で偏差値が上がる理由と伸びない理由

参考書問題集の自学自習で偏差値が上がる理由

参考書問題集の自学自習のメリットは、「映像授業と比較し圧倒的に早く勉強することができる」「勉強時間を必要な暗記事項の暗記に充てることができる」という2点が挙げられます。

映像授業よりも圧倒的に早く勉強できる

大岩の英文法

富井の古典文法

こちらの2冊は、両方とも東進の映像授業での講義を1冊にまとめたものです。
先ほど、映像授業は1コマ90分、全部で20コマで30時間視聴するのに時間がかかる、と話しました。

改めて考えてみると、その中で紹介される単元には、既に習った内容も含まれています。
その内容については、改めて授業で聞く必要はなく、どちらかと言えば、「内容を暗記する」ことが重要になります。

参考書問題集であれば、「分かる部分は暗記」「分からない部分は時間をかけて読み込む」という効率的な勉強ができます!
だから、映像授業と比較しても、圧倒的に早く勉強が進みます!

 

自学自習だから自分のペースでどんどん進めることができる

そして、参考書問題集の自学自習は、自分のペースでどんどん進めることができます。

ここでのポイントは、1冊ずつ参考書問題集を仕上げていくことです。
それをしっかり守っていけば、成績を一気に伸ばすことが可能です。

また、映像授業と異なり、インプットとアウトプットを並行して行っていきます。
ですので、定着するスピードが早く、成績が伸びた実感も得やすいです。

 

参考書問題集の自学自習で偏差値が伸びない理由

一方で、参考書問題集の自学自習のデメリットについて、お話します。
それは、「ペースを間違えると伸びない」「復習の仕方を間違えると伸びない」ということです。

 

取り組むペースが間違っている

例えば、1日10個しか単語を覚えない、というようにしていると、なかなか成績・偏差値は伸びないです。
本当に勉強時間が取れないとしても、もう少し進めることができると思います。

自分に対して甘くして、1日のやる量を少なくすると、成績は伸びません。
少なくとも30個は取り組むようにしましょう。

また、参考書問題集をずっと進め続ける、というペースの作り方も実は間違っています。
次の項目の「復習の仕方が間違っている」という部分にも関係する話です。

武田塾では、「4日進んで2日戻る」という勉強法で進めています。
これは、「最初の4日間で進め、残りの2日間で4日進めた範囲を復習する」というやり方です。
このやり方を採用していることには、もちろん理由があります。
それは、「進んでいるだけだと忘れてしまう」ためです。

色々な復習のやり方があると思いますが、人間は1週間前のことは復習していないとほとんど忘れてしまいます。
ですので、こまめに復習をするか、「4日進んで2日戻る」のように復習のリズムを続けないと、なかなか定着せず、成績は伸びないです。

 

勉強法や復習方法が間違っている

次に、勉強法や復習方法についてです。

復習方法に関しては、先ほども話したように、「進むだけの勉強では身につかない」です。
進めるだけの勉強になっている場合、なかなか成績や偏差値を伸ばすことができません。

また、勉強法について、暗記の仕方を間違っていると、成績は伸びません。

例えば、英語であれば、英文法の問題で、番号だけ暗記している勉強をしても、初見問題では解けません。
あるいは、数学であれば、公式だけ覚えても、使い方を暗記しなければ、問題は解けません。

こういったように、間違った暗記の仕方で勉強を進めると、逆に成績が下がってしまいます。
注意しましょう。

 

自学自習か映像授業、どっちのほうが合っているか?

最後に、「自学自習か映像授業、どちらが合っているか」ということについて、お話します。

 

受験までの残り時間という観点から

受験までの残り時間、という観点から話します。

現在、高校3年生で、受験まであと1年切っている、という場合は、
「参考書問題集による自学自習」の方が圧倒的にオススメです。

映像授業で必要な授業を全部見ていると、それだけで時間が過ぎてしまいます。
なので、夏休みにアウトプットの勉強ができず、成績が伸びない、という事態に陥ってしまいます。

その一方で、現在、高校1,2年生の方は、どちらの勉強もオススメできます。

 

映像授業が合っている人の特徴

・映像授業を視聴する時間と、問題集を取り組む時間、両方確保できる
・授業に集中して取り組むことができる
・授業の復習を通して、これまで成績を伸ばしてきた
・復習のサイクルを自分で作ることができる

こうした特徴に当てはまる人は、映像授業で成績を伸ばしていくことができます。

 

参考書問題集の自学自習が合っている人の特徴

・受験まで時間が限られている
・インプットの勉強は一通り済ませている既卒生や中高一貫校の生徒
・授業を受けることに対して苦手意識がある
・自分のペースでどんどん進めていきたい

こうした特徴に当てはまる人は、参考書問題集の自学自習の方が合っていると思います!

 

よかったら参考にしてください!
ご拝読、ありがとうございました!

 

自学自習で京都大学に合格した森川が受験相談を担当します!



逗子校では、平日火曜日~土曜日の期間、毎日受験相談を実施しております。
私自身も、参考書問題集を使った自学自習で志望校に合格した経験を持っています。

その経験、そして武田塾が持っている合格のためのノウハウを惜しまず無料受験相談にてお伝えしています。

 

・勉強する習慣がつかなくて困っている、家で集中が続かず勉強が続かない
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