こんにちは、武田塾逗子校です。
2022年度入試もいよいよ佳境に差し掛かってきました。
MARCH系列の大学の受験はほぼ終了し、残るは早慶、そして国公立試験です。
今、高校2年生の皆さんは、
受験まであと1年を切っています!
1年を切っている、という感覚をしっかり持ってほしいです。
公募推薦や総合型選抜(旧AO入試)を受験する人は、あと半年くらいです。
意外と時間が無い!?
今日は、副教科の勉強について、メインにお話をしていきます。
文系、理系で分けて話をしていきます。
かなり危機感を持った雰囲気で進めていきますので、
心構えを持って読み進めてもらえればと思います!
副教科対策 -文系編-
国公立大学志望者
2次試験で使用する科目は?
国公立大学の文系学部を志望している人は、2次試験で社会を使う場合、1科目であることが多いです。
ほとんどの場合、日本史/世界史/地理から選択することになると思われます。
国公立文系で社会で2科目必要になるのは、東京大学くらいです。
ですので、2次試験で使用する科目から優先的に勉強を始めることが1つ目のポイントです。
いつから力を入れるべきか?(2次試験に社会がある人向け)
一旦、2次試験で社会が必要なケースで話を進めます。
(あとで2次試験に社会がないケースについてもお話しします(^^)/)
勉強自体は今から始めてほしいのですが、本格的に力を入れる基準について、紹介します。
①主要科目である英数国について、どのくらい進んでいるか
②英語に関して、共通テストの問題で、今、何点取ることができるか
③社会の配点比率はどうなっているか
以上3点がポイントです!
もう少し詳しく解説します。
①に関して、主要科目は副科目より成績を伸ばすのに時間が必要な傾向にあります。
これから勉強を始める、という新高校3年生は、まず、そちらを固めるようにしましょう!
②ですが、「今の自分の実力を知る」ということが重要です。
英語をピックアップしたのは、
「受験で絶対に必要な科目だから」
「現段階で正確に実力を考察できる共通テストの科目は、試験形式的に英語が最もふさわしいと考えるから」
以上2点です。
旧帝大、4大学などの最上位大学を目指す人は、現時点で8割以上ほしいです。
7割は可能性有だと思います。
地方国公立(千葉、横国、筑波など)は最低6割は現段階で到達していることが望ましいです。
下回っている場合は、先に英語の基礎を固めるようにしましょう。
最後、③です。
各大学・学部・学科によって、配点比率が異なります。
例えば、千葉大学文学部の「人文学科<日本・ユーラシア文化>」と「人文学科<国際言語文化学>」を比較してみましょう。
このように、同じ学部であっても、学科が違えば、配点比率が異なります。
ですので、今一度、自分の第一志望校の配点の比率を確認するようにしましょう!
2次試験で社会が必要ない場合は?
例えば、横浜国立大学経営学部は、2次試験の科目が英語or数学という形になっています。
ここで大事になるのは、「共通テストと2次試験の比率」です。
共通テストの比率が高い場合は社会優勢、2次の比率が高い場合は2次科目優勢、で考えてください。
社会2科目目や理科基礎の科目の対策は?
遅くても、7月末、つまり、夏休み期間には触れることができるように準備を進めましょう。
それぞれの科目の夏休み期間の1日の目安勉強時間は1時間です。
学校の授業で該当科目をやる場合、定期試験で点数を取ることができる勉強を心がけるようにしましょう。
私立文系志望者
特に、難関私立大学は、今のうちに始めることが重要です。
なぜなら、そういった大学は
「インプット」だけでは太刀打ちできず、
秋以降の「アウトプット演習」の時間が不可欠だからです。
早慶志望
なかなか点数が取れない、というのが早慶レベルです。
ですので、「基礎の問題は絶対に落とさないようにする」ということが合格のための最低限必要な条件になります。
これを達成するためには、
夏休みに最終確認の時間を持ってくる+実際に過去問を解く
というスケジュールが理想的だと思います。
ですので、7月末までに一通りやるべきことは2周、3周終わらせる必要があります。
今のうちに、復習を始めるようにしましょう。
また、学部によっては記述問題が出題されます。
その傾向は、今のうちに把握するようにしましょう。
【参考動画】
MARCH志望
早慶とは異なり、問題の難易度は下がります。
故に、高得点勝負の試験になる、ということが特徴です。
ですので、安定して8割を取れるようになる必要があります。
こういった意味では、7月末までの対策は、早慶レベルとそんなに違いはない、と考えます。
日東駒専志望
※注意 東洋大学は最近、入試難易度が上がっています!
これまでに紹介したペースで進めることができていれば、かなり順調だと思います!
他の科目も同時スタート、という方であれば、まずは、主要科目を優先的に固めていきましょう。
そして、
「夏休みを使って、遅れている分を一気に取り返す!」
これが重要戦略です。
副教科対策 -理系編-
国公立大学志望者
文系と異なること、それは、国公立理系は理科2科目が必要なケースが多いです。
違いは、
①共通テストも2次試験も2科目必要(旧帝大や有名国公立大学、医学部医学科)
②共通テストは2科目、2次試験は1科目(地方国公立大学)
③共通テストは2科目必要で、2次試験に理科の科目が無い(①②以外に該当する大学群)
どれに当てはまっているのか、今一度確認するようにしましょう。
いつから力を入れるべきか?
判断基準についてお話します。
①主要科目である英数国について、どのくらい進んでいるか
②英語に関して、共通テストの問題で、今、何点取ることができるか
③数学の共通テストは、時間無制限でどのくらいの点数を取れるか
④理科の配点割合について(勉強の順番)
(以下、国公立文系志望者と同じです)
①に関して、主要科目は副科目より成績を伸ばすのに時間が必要な傾向にあります。
これから勉強を始める、という新高校3年生は、まず、そちらを固めるようにしましょう!
②ですが、「今の自分の実力を知る」ということが重要です。
英語をピックアップしたのは、
「受験で絶対に必要な科目だから」
「現段階で正確に実力を考察できる共通テストの科目は、試験形式的に英語が最もふさわしいと考えるから」
以上2点です。
旧帝大、4大学などの最上位大学を目指す人は、現時点で8割以上ほしいです。
7割は可能性有だと思います。
地方国公立(千葉、横国、筑波など)は最低6割は現段階で到達していることが望ましいです。
下回っている場合は、先に英語の基礎を固めるようにしましょう。
(ここからは理系志望者特有)
③に関して、ポイントは「時間無制限で取り組む」ことです。
時間内で必要な点数を取る、という訓練は夏休みの期間を使ってやります。
今、どのくらい取れるのか、ということが重要で、5割届いていない場合は赤信号です!
④について、配点が変わる場合があります。
受験科目とその配点を今のうちに確認するようにしましょう。
また、理工学部系の人は「物理」優先でいきましょう。
というのも、今後、志望校を変更することになった場合、
理工学部系は「物理しか受験科目が無い」というケースがあります。(例:東京理科大学 工学部機械工学科など)
同様に、化学系の学部志望の場合、「化学」優先で。
こちらも「化学しか受験科目が無い」というケースがあります。(例:東京理科大学 工学部工業化学学科など)
社会科目の始めるタイミングは?
夏休みにインプット、秋以降でアウトプットの過去問演習に入っていきたいです。
なので、基本的には夏休みからスタートする、という方針でいいと思います。
理科2科目、そして数学が重たいです。
なので、そちらの方に時間を割くことが1学期の間は難しいと思います。
無理やり時間を作ろうとすると、かえって完成度が下がってしまい、良くない結果になると思います。
私立理系志望者
基本的な優先順位のつけ方は変わりません。
ただ、いくつか補足をします。
2科目必要なのは早慶
物理化学両方ともやらなければいけないのは、早慶の場合です。
早慶受験を考える場合、今のうちから1科目日大レベルまで仕上げるつもりで取り組むようにしましょう。
1科目だと侮るなかれ
一方、それ以外の場合は1科目です。
なので、負担は比較的軽くなります。
ですが、油断をしていると足元をすくわれる結果になります。
というのも、英語が他の受験生と比較し平均レベルでないと合格は厳しいです。
比較的に、私立理工系の大学の英語は易しめの傾向があります。
(早稲田の理工の英語は鬼難易度ですが・・・)
ですので、しっかり今の時期は英語・数学を固め、夏休みに遅れている分を取り返せるようにしましょう。
新高校3年生の副教科対策 まとめ
なるべく早く始める準備をしよう
今のうちから始めることができるのが、一番いい状態です。
ただ、主要科目に不安がある状態だったり、これから受験勉強を始めたりする場合は、
焦らず、英語などの主要科目をまず固めることからスタートしましょう。
そこの基礎が不十分のまま進めることは、正直危険です。
勉強の優先順位は慎重に決める
主要科目が一番大事なのは、全受験生共通しています。
ただ、全体的に見たときに、3年生はバランスのとり方が重要です。
全部均等に、というのはもうしばらく先の話になりますが、
「何から始めるべきか」というのは自分の志望校の配点比率で決定する
これは大鉄則です。
ここの部分を見ていない受験生が非常に多いと感じます。
夏休みに入ってようやく、自分の受験校の配点を知る、というケースが多く、
今までやってきた対策が、実は効率的でなかった、ということもしばしば。
ですので、いち早くやるべきことは、「自分の受験校の配点比率を知る」ということになります。
ぜひ、参考にしてください(^^)/
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