長文が読めない原因TOP５を徹底解説！
こんにちは！武田塾行橋校です！
今回は英語長文がなかなか読めない受験生に向けて、その解決策を提示していきたいと思います！
自分がなぜ読めていないのか、なぜ問題が解けないのか、その原因分析をしっかりと行い、何をしなければならないのかを見つけていきましょう！
①英単語が覚えられていない
・長文を読んでいると知らない英単語が多く出てくる
・英単語長で覚えたはずなのに、長文だと意味が分からなくなる
・時間をかければ思い出せるけど、すぐには意味が答えられない
・動詞として覚えた単語が名詞形や形容詞で出てくると全く気づけない
このように思ったことはないでしょうか？
皆さん忘れがちですが、長文は英単語の集合体です。
英単語１つ１つと真剣に向き合わずして長文が読めるはずがありません。
最低限、システム英単語の1～1200やターゲット1900の1～800くらいまでの英単語は完璧にしてから長文に入るようにしましょう。
英単語暗記で重要なのは『1語1訳に絞って覚える』ということです。
1つの英単語につきいろんな情報を一度に覚えようとしている受験生ほど、いつまでたっても序盤の単語から抜け出せません。
たとえばシステム英単語に載っている2000単語を、英単語を見た瞬間に意味が1つだけでも即答できる状態が作れたら、それだけで長文は桁違いに読みやすくなります。
そして、1語1訳を覚えるのは案外簡単です。1か月で2000単語覚えることだってできるでしょう。
2訳目や派生語などは、1語1訳を完璧にしてから追加で覚えていけばいいんです。
あとは皆さん軽視しがちですが、英熟語帳も1冊完璧にしてくださいね。
②1文がしっかりと和訳できていない
・単語は分かるのに文章の訳ができない
・ＳＶＯＣＭが振れない
・形容詞句、名詞節などが解説に書いてあるけどさっぱり分からない
・英単語を繋げてなんとなく意味を取ってしまう
こんな人は文法力、解釈力不足です。
特に英単語を繋げてなんとなく意味を取ってしまう「英単語読み」の人はまじで要注意です。
「英単語読み」は単なる”類推”に過ぎません。それも根拠のない類推です。
解釈力が無ければ”あてずっぽう”の域から出ることはありません。
大事なところで読み間違えても何も文句は言えません。
まずは英文法からやり直しましょう。
不定詞、分詞、関係詞などの基本的な文法事項から苦手な人は
『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎英文法編』
からやり直してください。
速い人は3日くらいで読み終わるはずです。
武田塾の参考書ルートに従って英文法・英文解釈を進めていけば、必ず英文も読めるようになります。
英単語に加えて、盤石な文法力・解釈力をつけていきましょう！
③文章の要旨が掴めない
・1文1文は訳せるけど文章全体で何を言っているのか分からない
・読み進めていると最初の内容を忘れてしまう
このように感じている人はいないでしょうか？
1文をしっかりと訳す”精読”を極め、英文解釈力を鍛えることは絶対に大事です。
ですが、英文解釈を頑張れば頑張るほど、長文の内容を理解することが疎かになっている受験生が少なからずいることも事実です。
1文1文の和訳に気を取られ、視野が狭くなってしまうと、
この段落は何を言いたいのか？
この文章はどんな話なのか？
などの内容を把握することが疎かになります。
解決策としては、『段落1言メモ作戦』がおすすめです。
1段落読み終わったら
この段落に書いてあった内容を1言で要約するなら？
の答えを段落の横に書いておきましょう。
メモを残す過程で「この段落は要するに･･･」と考えることが非常に大切です。
段落の要約を人に説明してみるのもいいでしょう。
一人の時は独り言で呟いてみてください。
頭で考えるだけではなく、言語化することが重要です。
↓武田塾行橋校の自習室↓
④文章は読めているが問題が解けない
・文章は読めたのに問題が正解できない
・解答の根拠となるべき場所が見つからない
・選択肢を一つ一つ吟味していない
共通テスト形式の問題でこのような受験生が沢山出てきます。
「絶対これだ！」と思って答えても間違っている、なんてことはザラにあります。
ではどうすれば問題を正しく解くことができるようになるのでしょうか？
対策としては『リーズニング』がポイントになってきます。
つまり、根拠を明確に持って解こう、ということです。
そんなの当たり前じゃないか！と思う人も多いと思いますが、では実際に根拠を説明してと言われたら明確に言語化できますか？
人に説明できるくらい明確に根拠を持ちましょう。
選択肢の内容が本文中のどこに書いてあるのか、1個ずつ確認を徹底して正解を導いていきましょう。
現代文のように1個ずつ丁寧に解く意識をもち、意識が定着してきたら徐々にスピードを上げていきましょう。
英文解釈における精読と同様、『最初はゆっくり丁寧に』が何よりも大切です。
⑤読むスピードが遅い
・1文1文を読むのに時間がかかる
・問題がすべて解き終わらない
これはほぼ全員が当てはまっているのではないでしょうか？
読むのが遅いなら『たくさん読めばいい』と安易に考えてしまう受験生も多いですが、それは危険です。
スピードアップまでの手順は以下の通りです。
①英単語・英熟語を完璧に
②英文法・英文解釈を完璧に
③本文の用紙を掴めるように
④問題を1問ずつ丁寧に解けるように
そして最後が
⑤たくさん読んでスピードアップ！
このように、段階を踏むことが大切です。
ちなみに⑤は初見の文章をたくさん読むという意味ではありません。
精読した文章を10回、20回と音読するということです。
この際、音声も活用するとなお効果的です。
ちなみに下記の武田塾行橋校の合格者は、長文の音読を50回以上行い、共通テストで92%得点して九州大学に合格しました！
合格体験記も是非チェックしてみてください！
まとめ
長文が読めない人の原因を細かく分析すると以下の5つに集約されます。
①語彙力に問題がある
②英文法・英文解釈に問題がある
③英文のテーマが分からない
④文章は読めるが問題が解けていない
⑤読むスピードに問題がある
以上のチェックポイントを参考にセルフチェックを行い、今すぐ対策を行っていきましょう。
特に語彙に問題がある場合は、長文演習をストップしてでも集中的にインプットに集中するべきです。
『ゆっくりなら正確に読める』『ゆっくりなら正確に解ける』を最初の目標に、徐々に力をつけてください。
頑張っていきましょう！
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