【超初心者向け】絶対に失敗しないシャドーイングの勉強法
武田塾行橋校です!
英語を勉強中のみなさん、
『シャドーイング』はしてますか?
シャドーイングとは
『聞いた音声を1・2語遅れで
あとから追いかけて読む』
という英語の勉強法のことです。
このシャドーイングを
どれだけやり込めるかによって
英語力の伸びしろは決定すると言っても
過言ではないでしょう。
しかし、このシャドーイング、
なかなか成長が実感できない上に
結構体力持っていかれるから
継続するのが難しい・・・。
ということで今回は、超初心者向け!
について解説していこうと思います!
シャドーイングを始める前に
今回は大学入試の英語を想定して
勉強法を解説していきます。
本題に入る前に、いくつか確認しておきます。
シャドーイングって効果あるの?
はい、めちゃくちゃ効果あります。
・リスニング
・スピーキング
が鍛えられるのはもちろんのこと、
・リーディング
・ライティング
・語彙力
・文法力
など総合的な英語力が一気に跳ね上がります!
今すぐ始めないともったいない!
英単語・英文法などは先にやっておくべき?
基本的に英単語・英文法・英文解釈は
先に終わらせておくべきです。
目安としては
下記のレベルの参考書を終わらせてから
シャドーイングの勉強を始めましょう。
▼英単語・英熟語
・システム英単語(1~1200)
もしくはターゲット1900(1~800)
・速読英熟語(熟語部分のみ)
▼英文法・英文解釈
・大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編
・英文法ポラリス1
・肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編
シャドーイングの教材は何を使う?
シャドーイングの教材は、
下記の条件を満たしていれば、何でもOKです。
・文章が難しすぎない
・構文(SVOCM)の説明が詳しく載っている
・音声が付いている
おすすめの参考書としては
・英語長文solution1
・The Rules1
・英語長文ハイパートレーニング1
などです。
レイアウトや解説を見て
自分の好きなものを選びましょう。
絶対に失敗しないシャドーイングの勉強法
ではいよいよ、
シャドーイングの勉強法について
解説していきます。
今回は全部で8種類の勉強法を紹介します。
シャドーイングの勉強において大事なのは
1つのやり方に固執するのではなく、
いろいろやってみることです。
それぞれの勉強法において
目的が異なるので、
それを意識して進めていきましょう。
⓪問題を解く
上で示した参考書は一応問題集ですので、
大学受験として英語を勉強しているのであれば、
とりあえず問題は最初に解きましょう。
・制限時間内に何点取れたか?
・時間無制限で何点取れたか?
この2つを把握してください。
基本的には英単語・英文法・英文解釈の
完成度が十分に高ければ、
時間無制限で8割は得点できるはずです。
ですが、この段階で
ボロボロでも心配はいりません。
これから読めるようになりますから。
ちなみにこの『⓪問題を解く』は
「早くシャドーイングをやらせろ!」
という方は飛ばしてもらって大丈夫です。
(そういう意味も込めての⓪です)
↓次からが本番!!
①精読・英文解釈をする
構文解説や日本語訳を見ながら、
『精読・英文解釈』をしていきましょう。
到達目標は以下の2点です。
・すべての文法事項を説明できる
・全文の直訳ができる。
つまり、
勉強した長文は”全てを理解”してください。
・構文は説明できますか?
・指示語の内容は説明できますか?
・thatの識別はできますか?
・修飾・被修飾の関係は説明できますか?
・並列関係は説明できますか? etc...
上記の説明が完璧にできない人は
英文法・英文解釈の勉強からやり直しです。
力をつけて、また戻ってきてください。
③音声を流し、英文を目で追う
声に出さなくていいので
『音声を流し、英文を目で追う』
という練習をしましょう。
本当に目で追うだけでいいです。
意味も取らなくていいです。
しかし最初のうちは
速すぎて追いつけない
ということが多発するかと思います。
そこで助けとなるのが低倍速再生です。
あまり遅すぎると聴きとれなくなりますが、
0.6倍速くらいまでなら十分に活用できます。
まずはそのくらいのスピードから
ゆっくりと耳を慣らしていきましょう。
0.8倍速の音声に付いていけたらひとまずOK。
次の勉強法へと進みましょう。
④音声と同時に文章を音読する
いわゆるオーバーラッピングです。
英文を見ながら
音声と同時に文章を音読しましょう。
今回もまだ意味を取る必要はありません。
ポイントは
聞こえた音声のリズム・発音を
完璧にモノマネをすることです。
日本語人的な発音は忘れて、
聞こえた通りに声に出してみてください。
meet youは「ミートユー」ではなく「ミーチュー」
call himは「コールヒム」ではなく「コーリム」
get itは「ゲットイット」ではなく「ゲリッ」
などのような音変化には特に注意しましょう。
音声に合わせるのが難しければ、
速度を0.6倍速まで落として
ゆっくり正確に行うようにしてください。
0.8倍速の音声に付いていけたらひとまずOK。
次の勉強法へと進みましょう。
最終的には1倍速の音声で
”意味を取りながら”
できるようになることが目標です!
⑤英文を見ながらシャドーイングする
いよいよシャドーイングがスタートです。
まずは英文を見ながらでいいので、
音声よりも1~2語遅れて音読してみましょう。
ポイントはオーバーラッピングの時と同様、
『文章を読む』のではなく
『聞いた音を声に出す』ということです。
同じ人か?と思われるくらい
完璧にモノマネできたら
あなたの英語力は爆上がりします。
音声に付いて行くのが難しければ、
速度を0.6倍速まで落として
ゆっくり正確に行うようにしてください。
0.8倍速の音声に付いていけたらひとまずOK。
次の勉強法へと進みましょう。
最終的には1倍速の音声で
”意味を取りながら”
できるようになることが目標です!
⑥文章を見ずにシャドーイングする
これが本来のシャドーイングです。
今回からは英文を見ずに、
音声よりも1~2語遅れて発音してみましょう。
文章を見ずに行うので
『文字を読む』という事ができない分、
『聞いた音を声に出す』という意識が
強制的に持ちやすくなるのがメリットです。
音声に付いて行くのが難しければ、
速度を0.6倍速まで落として
ゆっくり正確に行うようにしてください。
文章を見ずに行うシャドーイングは
メチャクチャ難易度が高いので、
0.8倍速の音声に付いて行けたら棒棒鶏
くらいの気持ちでOKです。
仮に難しくて全くできなくても
『聞いた音を声に出す』
という意識づけができたらそれだけで
目的は達成と言っていいでしょう!
他の勉強法をやりながら
たまにやってみる程度でOKです!
⑦音声を使わずに音読する
ごく普通の音読です。
ポイントはズバリ、
意味を取りながら、ゆっくりと
正しいリズム・発音で読む。
ここに来て初めて
意味を取りながら音読することが
必須となります。
必要に応じて①~⑥の勉強法に戻り、
正しいリズム・発音などの完成度を
高めながら行いましょう。
この勉強法の最終到達目標は以下の通りです。
・意味を取りながら
・正しいリズム・発音で
・120WPM以上のスピードで音読する
WPMとは、”words per minute”の略で
1分間に読める単語数のことを指します。
120WPMの速さとは、
『360wordsの長文を3分で読める』
というくらいの速さです。
以下の計算式で求めることができます。
WPM=(単語数) ÷ (秒数) × 60
客観的な数値を用いて
音読の速さをで把握しておくことは
とても重要です。
定期的に計測するようにしましょう。
⑧音声を使わずに黙読する
ごく普通の黙読です。これが最後です。
「え!これ最後にやるの!?」
と感じた方もいるかもしれません。
はい、これが最後の勉強法ですし、
なんならこの勉強法は人によっては
やる必要はありません。
黙読のメリットは
意味を取ることだけに集中できる
ということです。
よって、この勉強法をやるべき人というのは、
『音読だと”声を出すこと”に集中してしまって
よく意味を取ることを忘れてしまう』
という人です。
英文を読んでいたら単語だけ追っていて
全く意味を理解していなかった
なんて経験は
皆さんも一度はあるのではないでしょうか?
それが多発する人は、一度音読を辞めて、
黙読で構文を意識しながら読めるようになるまで
練習してみてください。
ただし、本来この
『意味を取りながら読む』
というのは”音読で”培うべき力です。
初心者ほどそうだと思ってください。
ですので、
・自習室で勉強していて声が出せない
・のどが疲れて声が出せない
などの制限がなければ
声に出して音読するようにしましょう。
シャドーイングの勉強を継続するためのコツ
これまで散々、
勉強法について語ってきましたが、
正直なところ勉強法よりも
継続することのほうが10倍大切です。
ということで、
継続するためのコツもいくつか紹介します。
1日5分から始める
やる気に満ち溢れている人は
いきなりシャドーイングの勉強を
30分~1時間とかやっちゃいがちですが、
それって継続できるんですか?
新しいことを始めるときは
1日5分でもいいので、
まずは1週間続けることが
なによりも大事です。
今まで全くしてこなかったんですから
1日5分×7日間をやりきっただけでも
とんでもない快挙です。
最初のハードルは低く、低く始めましょう。
1段落だけやってみる
これは先ほどと同様、
ハードルを低くって意味でもあるんですが、
それ以上に重要な理由があります。
文章が長いと
なかなか成長が感じられん
ということです。
短い文章を何度も何度も繰り返して
早く上達を感じることで
モチベーションアップにつながります。
武田塾に通う
大変申し訳ないですが、これが一番です。
なぜか?
武田塾では毎週
シャドーイングのチェックを
しているからです!
やばいですよね。
武田塾って普通の塾と違って
授業はしないんですが、その代わり
①毎週えぐい量の宿題が出て
②宿題の問題が解けるか毎週テストして
③本当に理解しているか口頭確認をして
(ここでシャドーイングもチェック)
④すべて合格なら次の単元に進める
っていう
絶対に成績が上がる
理想的なシステム
になっているんです!
そんなん理想論やろ・・・
と思ったあなた!
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