「過去問が合否を分ける!」
ってよく言われてますけど、過去問の勉強方法や目的、復習方法まで教えてくれる先生って意外といないんですよね。
私も今でこそ過去問のやり方を生徒さんに教えていますけど、自分が受験生のときは誰も教えてくれず苦労しました。
過去問が合否を分けるのは本当です。
じゃあ、とにかく過去問をやればいいかというとそうではありません。
目的ややり方、復習方法を知っているかどうかで、その効果は何倍も違ってきます。
せっかく過去問をやるのであれば、成績がきちんと上がるやり方で勉強したいですよね。
今回は、実際に武田塾の生徒にやってもらっている過去問の勉強方法をお伝えします。
この勉強方法で過去問に取り組んだ生徒たちのほとんどが志望校に合格しているため、内容には自信があります!
今回のブログを最後まで読むことで、周りのライバルたちよりも効率的に勉強することができ、志望校合格に大きく近づきますよ!
過去問を勉強する目的
何のために過去問を解くのか理由をはっきり言える生徒さんって、実は少ないです。
「学校や塾の先生に言われたから」。
「ネットでやった方がいいって書いてるし」。
もちろん、過去問を勉強すれば成績は上がりますが、その目的を知ることでより効率が上がりますよ。
過去問を勉強する目的は2つあります。
①勉強したことが身についているか確認するため
これまでやってきたことが、第一志望校の問題でどのくらい通用するのか確かめるために過去問を解きます。
第一志望校の過去問を解いてみて、6割~7割正解することができたのか。
それとも、4割~5割の正解率なのか。
それとも全く歯が立たなかったのか。
過去問でどれくらい正解できたかによって、この後の勉強のやり方が変わります。
英語の問題で考えてみましょう。
・単語は、いま取り組んでいる単語帳と同じレベルか、そうじゃないのか
・文法問題は、終わらせた問題集と同じレベルか、もっと難しい問題も出てくるのか
・意味のわからない文があるのか、ないのか
・時間内に長文を読み終えることができるのか、できないのか
10月~12月に過去問を解く理由は、合格点をとることではありません。
点数が低くても気にしないでください。
②志望校に特化した対策をするため
「制限時間内に問題を解き切れなかった」。
「やったことのない問題がでた」。
過去問で勉強していくと、上のような課題が見つかります。
その課題を分析して、この後の勉強の計画を立てましょう(やり方はこのあと教えますね)。
「勉強の計画を立てる」と言うと、新しい参考書や問題集にすぐに手を出そうとする生徒さんがいます。
気持ちはよくわかります(笑)。
が、その前に質問させてください。
「これまでやってきた参考書や問題集は完璧になるまで何度も繰り返したでしょうか」
まさか「1回やっただけ」なんていう人はいないですよね。
ドキッ!とした人は、まずは問題集のどこから問題を出されても、正解の理由まで答えられるようになってください。
過去問に取り組んでいると、これまでの勉強のやり方が甘かった…と落ち込むことがあるかもしれません。
確かにやり方は甘かったかもしれませんが、やってきたことは無駄にはなっていませんよ。
これまで鍛えてきた勉強の体力と、正しい勉強法をすれば、充分に巻き返すことができます。
過去問のやり方
ステップ①本番の時間制限で解く
怖いかもしれませんが、まずは本番の時間で問題を解いてみましょう。
いきなり解くのではなく、まずは大問毎に何分使うか、という戦略を練りましょう。
例えば、大問6個を80分で解かなければいけない試験の場合だと、
1⃣発音・アクセント問題...5分
2⃣文法問題...10分
3⃣長文問題...15分
4⃣長文問題...15分
5⃣長文問題...15分
6⃣長文問題...20分
というように、大問毎の出題形式を考えたうえで時間を配分してみてください。
ステップ②時間無制限で解く
制限時間内に問題が解けた、もしくは時間切れになった後は、時間無制限で解きなおしをしましょう。
時間をかけて解いてみると、
・焦って見落としていた部分
・時間さえかければ解けた問題
・冷静に考えれば解けた問題
などがわかってきます。
過去問の復習方法
ステップ①解けなかった問題を分類する
解けなかった問題は、5つに分類できます。
時間が足りなくて解けない問題
時間さえあれば解けた問題や、時間が無くて解けきれなかった科目のことです。
解決策としては本番の制限時間よりも5分~10分早く終わらせるつもりで勉強してください。
解くスピードを上げるには、普段の勉強から時間制限を設定して、その時間内で解くことを意識してください。
解いたことのある問題
単語や文法問題などの知識問題で多いです。
これまで取り組んできた参考書や問題集の復習をしてください。
復習といっても、最初から最後まで全部をやり直していはいけません。
このブログを読んでくれている時期にもよるとおもいますが、全部やり直せる時間はほとんどないはずです。
過去問に出てきて解けなかった範囲に限定しましょう。
やったことがあるけど別の角度から聞かれる問題
社会や理科が特にあてはまります。
知っていることでも、問われ方が変わってしまうと解けなくなるケースがあります。
この場合は、もう一度知識を整理しなおす必要があります。
対策としては
・参考書に過去問での聞かれ方を書き込む
・ノートに知っていることをまとめ直す
・資料集の細かいところまでを読み込む
これまでに覚えてきた知識の掘り下げをしてください。
専門的に対策をしなければ解けない問題
・自由英作文
・和文英訳
・文法の正誤問題
・社会の論述問題
これらの問題は、しっかりと専用の対策をしなければ正解することが難しいです。
対策を始めてしまえば、そこまで時間がかかるものではありません。
そのため、他の勉強と同時並行でやりつつ、優先順位の高い、時間がかかるものや配点が大きいものから手をつけていきましょう。
難しくて解けない問題
すでに合格点が取れている人だけが行う対策です。
得意科目をさらに得意にした場合や、難しい問題の正答率で合否が決まる場合ですね。
基本的には、この問題への対策は最後に行います。
ステップ②目標点を決める
目標点なんてどう決めればいいかわからないですよね。
武田塾では
合格者平均点or合格者最低点+5~10%
をおすすめしています。
大学の中には合格者平均点も最低点も公表されていないことがあります。
その場合は、問題が簡単な大学であれば75~80%、問題が難しい大学であれば65~70%を目標点にしてください。
ステップ③目標点に届くように勉強することを決める
ステップ②で間違えた問題を1~5に分類しましたよね。
それをもとに、やるべきことを決めて、優先順位をつけましょう。
入試本番までの時間と、過去問演習の点数から、何から勉強するかを決めていきます。
まずは、この1週間~2週間の計画をたててみましょう。
優先順位は以下の通りです。
1.解いたことのある問題
2.やったことがあるけど別の角度から聞かれる問題
3.専門的に対策をしなければ解けない問題
4.難しくて解けない問題
時間が足りなくて解けない問題は、日ごろから時間を意識して勉強するようになれば自然と時間内に解けるようになってきます。
過去問を勉強する目的・やり方・復習方法のまとめ
「具体的なやり方をもっとよく教えてほしい」。
「一緒に計画を立ててほしい」。
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