「看護師になるにはどうすればいいかわからない」
「看護大学や看護専門学校、短期大学のメリット・デメリットを知りたい」
看護師になりたいと思ってネットでいろいろ調べても、結局どこに進学すればいいかわからないですよね。
そこで今回は看護師になりたい方のために、進学先は大学・専門学校・短期大学のどこがおすすめかを調べました。
それぞれのメリット・デメリットを伝えた後に、後半のまとめではどんな人が向いてるかも書いたので、是非最後まで読んでくださいね。
看護師になるにはそもそもどうする
看護師になるためには、必要な教育を受けて、看護師国家試験に合格する必要があります。
必要な教育とは?
大学の4年間、もしくは専門学校や短期大学での3年間のいずれかを指します。
何を学ぶの?
看護や医療などの基本的な知識と技術はもちろんのこと、思考力や洞察力、コミュニケーション能力なども身に着けます。
特に超高齢社会に伴い、『チーム医療』が最近のテーマとなっています。
そのために知識だけではなく、思考力や洞察力、コミュニケーション能力が重視されるというわけですね。
なお、大学では他の学部生徒と一緒に、看護・医学的知識以外にも、一般教養科も勉強します。
看護師国家試験とは
看護師国家試験は国家試験で、毎年2月の中旬の日曜日に開催します。
看護師国家試験は難しいの?
国家試験と聞くと、とても難しいものを想像する方もいるかもしれませんね。
安心してください。
実は、看護国家試験の合格率は、2021年は90.4%なんです!
つまり、ちゃんと勉強していればほとんどの学生は受かります。
ちなみに大学や専門、短期大学によっては、合格率100%のところもあります。
学校選びの参考にしてください。
看護師になるには【大学編】
看護師になるためには、高校を卒業して、大学、専門学校、短大のいずれかに進学するのが定番です。
では、それぞれにメリット・デメリットはあるのでしょうか。
見ていきましょう。
大学のメリット
日本看護系大学協議会が提唱するメリットは8つあります。
1.学歴が大学卒となる。「学士(看護学)」の称号が与えられる。
2.国家試験合格率が短大、専門学校に比べて高い。
3.保健師や助産師、養護教諭一種の資格が同時に取得できる大学もある。
4.看護系の知識以外に、一般教養科目など、自分の関心のある科目を選んで受講することができるから、より広い視野で社会を考えることができる。
5.交流協定のある海外の大学で、留学や研修を経験することができる。
6.多様な専門分野を深めている教員から教わることができる。
7.授業や実習で使用する設備が充実している。
8.大学卒業後、希望すれば大学院(修士・博士課程)に進学し、より高度な知識や技術を身に付けることができる。その際、学士(看護学)があることで、学士がない場合と比べて大学院の出願資格が得られやすくなる。
※太字は筆者
8つのメリットを大きく3つに分類してみましょう。
①看護師国家試験の合格率の高さ
看護師になりたい方にとっては一番大きいメリットではないでしょうか。
以下は、旺文社 教育情報センターからの出典です。
3年生の養成所(専門学校など)と比べて3.0%、短大と比べると実に10.3%も合格率が違うんですね。
②経験できることが多い
一般教養を学べるだけではなく、海外の大学に留学したり、研修を受けることができます。
また、専門学校や短大と比べ設備が充実しています。
大学にもよりますが、保健師や助産師、看護教諭の一種免許が取れることも魅力的ですね。
③キャリアの選択の幅の広さ
大学に入ることで、大卒の資格を得ることができます。
また大学院に進学することにより、より高度な知識や技術を受けることができます。
大学のデメリット
大きく3つあるのではないでしょうか。
①学費が高額になる可能性がある
3年間の専門学校や短大と比べ1年間多いので、当然と言えば当然ですよね。
特に私立大学は高額になるため、家族とよく相談したり、場合によっては奨学金も考えましょう。
②実習先が遠いと大変
看護大学を第一志望に考えている方は、必ず「付属病院があるかどうか」だけは確認しておいてください。
臨地実習先が遠いところになってしまう可能性もあります。
看護学生はものすごく忙しいので、移動で時間がとられるのは避けたいところです。
③就職してから苦労する?
実習が充実している専門学校卒の同期と比べ、もしかすると出来ないことも出てくるかもしれません。
焦っても仕方がないので、少しずつ慣れていきましょう。
看護師になるには【専門編】
専門学校のメリット
3つあると考えます。
①入ることが比較的簡単
全国で看護大学は全国で274校、短期大学は20校にも満たない数しかありません。
ただし、専門学校は500校以上存在します。
ほとんどの地域に存在するため、自分の住んでいる地元で看護師になりたい方にとっては、まず専門学校が第一候補に挙がるのではないでしょうか。
ちなみに、看護専門学校の種類は以下の5つに大きく分類されます。
①国立の病院・大学・療養所などの付属校
②私立の医科大学の付属校
③公立学校
④私立学校
⑤日本赤十字社の設立校
②に関しては、看護実習先が清潔でキレイな病院が多いため、入試難易度が高くなります。
また、大きな病院の系列校になっているのは③④の場合が多く、卒業生のほとんどがその病院に就職しています。
もしも現時点で働きたい病院が決まっているのであれば、その付属校の専門学校に進学するのがおすすめです。
②実習の割合が多い
専門学校の実習は、大学や短期大学と比較しても多いです。
なんと、授業内容全体の約30%強が看護実習に割り当てられます。
③大学への編入も可能
「技術だけではなく、理論も学びたい」
「保健師や助産師の資格も取りたい」
そんな方は、なんと大学への編入も可能です。
ちなみに、編入先は2通りあります。
①大学
専門学校を卒業した後、4年制大学の3年次に編入することができます。
②看護専門学校の総合カリキュラム校
総合カリキュラム校とは「看護専門学校卒業生でありながら看護理論にも強い看護師を育成しよう」というニーズに対応するために造られた学校です。
この総合カリキュラム校は大学と同じように4年間学びます。
卒業すると看護師国家試験はもちろんのこと、保健師国家試験の受験資格も得ることができます。
専門学校のデメリット
①忙しい
大学より1年間短いため、当然と言えば当然かもしれません。
アルバイトをする時間がない、とよく聞きますね。
②他の資格を取るためには編入や進学が必要
大学では4年間のカリキュラムに組み込まれているところもありますが、専門学校から保健師や助産師になるためには、保健師・助産師養成所に1年通わなくてはいけません。
③大卒と比べると給料が安い
大卒者と比べ、毎月の給与が約8000円低いです。
1年間で9万6千円の差、定年の60歳まで計算すると約576万円の差が出てきます。
看護師になるには【短期大学編】
専門学校と被るところが多いです。
短期大学のメリット
①大学よりも1年早く卒業できる
専門学校と同じように、3年で卒業することができます。
②卒業すると”準学士”の称号を得る
看護短期大学は大学と同じで文部科学省の所轄になります。
そのため、卒業すると「準学士」の称号が得られます。
③4年制大学や他学部に編入できる
看護短期大学は、4年制大学や他の学部へ卒業時または在学中にでも編入することができます。
しかも、今までに取得した単位が有効になる場合も多いので、学生にとっては嬉しいですね。
原則として4年制大学の医学部看護学科や看護学部の3年次であれば、どこの大学でも編入することが可能です。
短期大学のデメリット
基本的には、専門学校のデメリットとほぼ同じです。
加えるのであれば、短期大学の数自体が減っていることでしょうか。
看護の分野は専門化が進んでいるため、それに対応するために国は短期大学ではなく4年生の大学を推奨しています。
また、短期大学は基本的に大都市圏にしかないため、近くに専門学校があるのにわざわざ遠い短期大学を目指すメリットをあまり感じられません。
4年制大学への編入も増えていることを考えると、初めから大学を目指すか、看護学校に通った方がいいかもしれません。
看護師になるには大学?専門?短期大学?メリット・デメリットを紹介のまとめ
まとめると
大学が向いている人
・大卒の資格が欲しい
・お給料重視
・研究の道(大学院)も興味がある
・海外で働いてみたい
専門学校が向いている人
・早く現場で働きたい
・働きたい病院の付属の看護学校がある
短期大学に向いている人
・早く現場で働きたい
・近くに短期大学がある
自分にあった進学先を見つけてくださいね。
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