「共通テストが時間内に終わらない…」。
共通テストまであと約2か月ですが、いまだに悩んでいる受験生も多いと思います。
共通テスト形式の模試を受けた生徒から
「間に合わなかったんで、リーディングの第5・6問を適当にやりました！」
という声を多く聞きます。
受験の結果で人生が変わるので、何とかしたいですよね。
武田塾では、速読力を高めるために音読を推奨しています。
今回は共通テストが時間内に終わらない人のために、音読の重要性をお伝えします！
武田宿では音読は3段階でやることを推奨していて、3段階目までちゃんとやることが大事っていうことを共有していきたいと思います。
音読の注意点
音読をすべき生徒
武田塾では英語の指導を受けている生徒全員にかならず音読をやってもらっています。
音読の目的
①読むスピードのアップ
②リスニング力を鍛える
の2つが目的です。
音読の注意点
①教材選び
音読で使用する教材は、英文中に出てくる単語・熟語・文構造を完璧に理解したものを使用してください。
また音声がついている教材を使いましょう。
・学校の教科書
・これまで自分が勉強してきた英語長文の参考書や問題集
でも大丈夫です。
②無意味に音読しない
ただ声を出すだけの音読からは卒業しましょう。
音声の速さで音読しながら、英語を前から意味が理解できるように意識してみてください。
③回数にこだわらない
「とにかく声に出せば成績が上がる」
「音読とにかく回数を重ねればいい！」
音読に対して、このような間違った認識をしている生徒が多いです。
くどいようですが、音読は英語を英語のまま、英文の頭から意味を理解していく練習です。
人によっては数回で完璧になる人もいれば、何十回と音読しなければいけない人もいます。
音読の回数が書いてある参考書や問題集もありますが、それはあくまで目安です。
これからお伝えする音読の3段階ができるようになるまで続けてください。
音読で準備するもの
まず用意するものは、音声がついている英語長文です。
この際、長文中の単語・熟語・文構造を全て理解していることが前提です。
武田塾の場合は、音声付き英語長文のオススメ参考書としては『速読英熟語』（別売りのCD）を推奨しています。
他にもオススメの教材として『レベル別英語長文問題ソリューション』『英語長文レベル別問題集』があります。
音読の第1段階：CDと同じ速度で読む
CDを聴きながら、そのスピードで本文を音読しましょう。
音声の速読に、単語単位で目と口がしっかり追い付くことが重要です。
音声についていって音読し切ってください。
CDの速さに慣れることをがこの段階で1番の目的です。
CDで読まれている速度を基準に、自分もその速さで読めるようにしてください。
長文を早く読むことが音読の最終的な目的になります。
音読の第2段階：CDと同じ速度で意味を理解する
CDに合わせて音読をしながら、意味を理解することを意識してください。
入試本番のでの目標は、早く正確に英文の意味を取ることです。
この第2段階ではそこまでを求めます。
この段階をやり切ることで長文読解の読み飛ばしを防ぐことができます。
最初にある程度読めている人は、この段階から始めても大丈夫です。
CDの速さで前から意味を取ることができるよう意識してください。
この第2段階ができているかどうかのチェックとしては1段落や1文を読んだ後に、内容を覚えているかどうかを確認してください。
第2段階の時点で、参考書を最低1周はしてほしいですね。
そして、2週目以降に第3段階に入ってほしいです。
音読の第3段階：CDもしくは参考書だけで第1・2段階をする
第3段階はやることが2つに分かれます。
第2段階までは、参考書とCDを使用して音頭の練習をしていましたね？
これを、第3段階からは参考書だけ！CDだけ！に分けます！
音読の第3段階①参考書だけで第1・2段階をする
読むスピードを上げる最終段階です。
参考書だけ使ってCDの速度並みに目だけを使って読めるようにしましょう。
そしてその速さで意味も理解できる状態にまでなっているかどうかも確認してください。
CDとストップウォッチで計測した読む速さが同じぐらいなら大丈夫です！
音読の第3段階②CDだけで第1・2段階をする
テキストを使わず音読し、音声のみで日本語訳ができるようにしましょう。
ここまでやると、長文を早く読めるようになるだけではなく、リスニングでも点数が上がりますよ。
せっかく音を聞こえるようになったのであれば、内容まで理解してリスニングの点数も伸ばしたいですよね。
【速読】共通テストの英語長文を読みこなすための音読法【まとめ】
音読の3段階は
①CDと同じ速度で読む
②CDと同じ速度で読みながら意味を前から理解していく
③CDもしくは参考書だけで①と②をする！
です。
音読にかける時間は1日15分～30分程度です。
各段階の目標毎にやり切ってください。
この3段階式音読をただやるのではなく、正確にしっかりやり込めたかでかなり合否を左右するため、絶対にやってほしいです。
「そんなやんなくてもちゃんと長文解きまくればできるっしょ」。
と思った生徒こそ、是非やってみてください。
残念ながら読めていない生徒が結構多いです。
また、ついていけなかったり、ついていこうとして読み飛ばしたりなども起こしがちです。
音読は、本当に読み飛ばしが雑になっていないか常に確認できる良い機会になります。
やって成果が出ると、離れられなくなる生徒が続出する音読。
是非その状態になるまで頑張ってみてくださいね。
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