教科書レベルの勉強が終わったら、次にどの問題集をやればいいのか迷いますよね。
今回は『基礎が終わった後におすすめの数学の参考書5冊』をそれぞれ比較します。
数ある数学の参考書・問題集の中から、高校生に人気の参考書を選びました!
このブログを読めば、次にやるべき参考書がハッキリとわかりますよ!
※理系の参考書に関する記事はコチラ↓↓
数学の参考書①『1対1対応の演習 数学』
『1対1』は万人向けの参考書ではない!?
『1対1対応の演習 数学』は、実は万人向けの参考書ではありません。
でも憧れて手をつけてしまう参考書ですね笑。
『1対1』の難易度
まず難易度としては、例題はそれほど難しくありません。
特に、数学Ⅰ・Aは手が出しやすいはずです。
『1対1』の特徴
『1対1対応の演習 数学』の特徴として、解説が難しいところまで踏み込んでいる点が挙げられます。
上のレベルの問題にも太刀打できる解法が魅力的な数学の参考書です。
『1対1』の注意点
『1対1』のあとすぐに志望校の過去問に入らないほうがいいです。
『1対1』はあくまで土台作りの参考書です。
さらに難しい参考書に進む予定の人だけが使用してください。
『1対1』をおすすめする生徒
そのため『1対1』をやる対象は旧帝大や医学部、早慶の理系志望の生徒です。
難関大学志望の人が知っておくといい解き方を教えてくれる教材ですね。
『1対1』後に取り組むおすすめの教材
なお、『1対1』の後にやる上のレベルの参考書としては
『新数学スタンダード演習』
『理系数学 入試の核心 難関大編』
『やさしい理系数学』
『ハイレベル理系数学』
がオススメです。
関関同立レベルであれば『1対1』は不要
ただし、くどいようですが『1対1』で参考書学習を終わらせるつもりであるならば、わざわざこの参考書に掲載されている解き方を覚える必要はありません。
正直、関関同立や一般的な地方国立大学を目指す人にはおすすめしません。
わかりやすい解説を求めている人にとっては『1対1』は危険です。
数学の参考書②『数学 標準問題精講』
『基礎問』とは難易度がけた違い
『基礎問題精講』シリーズの1つ上という位置づけですが、正直『基礎問』とは難易度に大きな差があります。
特に、ⅡB・Ⅲの難易度が高いので注意してください。
ちなみに昔は参考書の選択が無かったので、武田塾のルートにも採用されていました。
『標問』の難易度
「標準」とは付いてはいますが、かなり高いレベルまでカバーしている参考書です。
また、問題量はそれほど多くはありません。
ちなみに実は『上級問題精講』という上のレベルもあります笑(ものすごく難しいので注意)
『標問』の特徴
標準問題精講の特徴としては、レベルが高いにもかかわらず分野別に対策ができることです。
本当によく出る入試の問題というよりは、典型的な入試問題の解法をそろえられる1冊です。
『1対1』と同じく、『標準問題精講』も仕上げの本というよりも、次のステップへ進めるために使用してください。
ちなみに、次の参考書としておすすめは『プラチカ』シリーズです。
『標問』の注意点
注意点としては、Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲごとに難易度が違うことです。
特にⅢはかなり難しいです。
なお、Ⅱ・Bは少し難しく、Ⅰ・Aはかなり簡単です。
ⅡBとⅢに関しては、早慶の理系学部と旧帝大など、上の大学を目指す人に向いています。
一方、関関同立や地方国公立大学を志望している生徒にとっては『標準問題精講』はオーバーワークとなるので注意してください。
数学の参考書③国公立標準問題集 CanPass 数学
赤本より丁寧な過去問題集
イメージは、赤本より丁寧な解説の過去問題集です。
入試本番では合格のために満点をとる必要はありません。
しかも、過去問を解くと実は解く必要のない問題も出てきます。
『CanPass』は、入試によく出る問題で、かつ、重要度を網羅した参考書です。
丁度いい量で、内容もまとまっていて使いやすいのも良い点の1つです。
国公立大学志望者にはかなりおすすめ
基本的に、国公立志望の人が取り組む赤本は1大学に対して1冊です。
複数の問題がある信州大学のケースもありますが、いろんな大学の赤本を受けもしないのに買うことは無いですよね。
もちろん電話帳と呼ばれる、国公立大学の問題を多数収録した『全国大学入試問題正解 数学』もありますが、購入するのはハードルが高いと思います。
理系科目は実戦形式の問題演習が合否を決める側面があるため、よく出る問題の実践演習は欠かせません。
そのため、過去問以外で問題演習を考えるのであれば、『CanPass』は量・質・価格ともにおすすめの参考書です。
数学の参考書④『実践 数学重要問題集』
『青チャート』を終わらせた生徒におすすめ
この参考書は『青チャート』が終わってから取り組むことを前提としています。
そのため『青チャート』を終わらせた生徒におすすめです。
『重問』の特徴
網羅度が高く、難易度も高すぎず、広くレベル別に学習できる参考書です。
演習量を確保できるのでやり切れば自信がつきます。
武田塾生におすすめ!?
理系科目は演習量が合否に関係します。
そのため、武田塾に相談にくるような
受験学年まで数学をあまりやっておらず、演習量が足りていない生徒にオススメです。
上記のような生徒にとって、難易度が高くなく、網羅度が高く出やすい問題ができるのは『重問』の非常に良い点です。
数学の参考書⑤『文系の数学 重要事項 完全習得編』
『重要事項』はコスパの鬼
基礎がまとまっていて扱いやすいです。
基礎だけではなく、標準レベルの問題を掲載されているコスパがいい参考書と言えますね。
これまで紹介してきた参考書の中では難易度はワンランク低めで、取り組みやすいです。
基礎と標準の懸け橋になる参考書
ここまで紹介してきた『1対1』や『標準問題精講』『CanPass』の前に取り組むと、その後がかなり楽になります。
時間に余裕がある人は、まずはこの参考書を挟んでから上記の参考書に進んでほしいですね。
なお、学校でまじめに数学を勉強してきた人は、基礎レベルの参考書で武田塾が推奨している『基礎問題精講』をカットして、『重要事項』から取り組むこともできます。
関関同立まで対応!?
そこまで上のレベルまでやる余裕が無かったり、数学が苦手な人であれば『重要事項』をおすすめします。
そこまで苦戦せずに、ある程度まで数学の力を伸ばすことができます。
この1冊で関関同立やGMARCHレベルの数学が優しい大学であれば、戦えるだけの力はつきます。
数学の参考書比較!基礎の次にやる問題集は?レベル・用途別に解説!まとめ
数学の参考書の選び方
数学の問題集のタイトルに良くある「基礎」や「標準」、「ハイレベル」は正直出版社ごとにレベルの定義がバラバラです。
また、『プラチカ』シリーズのように、同じシリーズでも難易度がばらけていることすらあります。
そのため、どの数学の参考書を選ぼうか悩む方も多いと思います。
参考書を決める基準
①取り組む順番
②演習量を稼ぎたいのか、1問をじっくり考えたいのか
上記の2つを参考にしてみてください。
おわりに
今回は5冊紹介してきました。
皆さんがそれぞれの特徴をつかんで、自分に必要な1冊を選ぶことができれば幸いです。
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