こんにちは。
武田塾横須賀中央校です。
前回、新課程共通テストの変更を紹介しましたが、新課程数学は数学Ⅲ・Cが加わります。
(前回記事:https://www.takeda.tv/yokosukachuou/blog/post-275323/)
浪人生は、是正措置として旧課程選択もできますが、旧課程選択は不利なのか、有利なのか。
今回の記事を読み、新課程数学を深堀りし、新課程/旧課程どちらの選択が自分に合っているのか確認してみてください。
新課程での大きな変更点を確認しよう!
まず結論から言うと旧課程のままでも現役生と大きな差がつくことはないと考えていますが、余裕のある受験生は新課程で勉強することをおススメします。
この理由に関しては後程話します。
まず新課程と旧課程で大きく変わることは①“確率分布と統計的な推測”が追加され、
また②“整数の性質”が以前の“確率分布と統計的”と同じ扱いになり、③“複素数平面”が共通テストに追加されました。
“整数の性質“に関しては共通テストには出題されませんが二次試験では出ることが予想され、整数の性質で学ぶ考え方は様々な単元で応用するため引き続き勉強を続けるけるべきだと考えます。
”複素数平面“に関しては数Ⅲを勉強していた人や理系の受験生は継続して勉強をし続けるべきですが、この単元はかなり人によって得意不得意があるので文系の受験生は一度触れてみて、自身の志望校の受験要項を一度確認しほかの単元とのバランスで考えるのがおススメです。
”確率分布と統計的な推測“に関しては対応が割れるのでこの後細かく話します。
過去の数学出題傾向
結論に入る前に過去三年間(2024,2023,2022)で“確率分布と統計的な計測”がどのくらい出題をされていたか調べてみました。
調査校:国公立、関東の日東駒専以上の私立、神奈川県内の大学
出題のあった学校(出題のあった年)
青山学院大学 経済学部(2022)
慶應義塾大学 総合政策学部(2023,2022)
環境情報学部(2022)
横浜市立大学 データサイエンス学部(2024,2023,2022)
調べた限りでは出題している学校はほとんどなかったです。
また今年度に関してもすでに入試要項内で“確率分布と統計的な推測”を出題しないとすでに明記している大学もあるため各自志望校の入試要項を一度確認してください。
また出題範囲に含まれている場合であっても上記で挙げた大学以外は今年度からたくさん出題されるということは考えにくいです。
理由としては、単元の特性上難しい問題が作りにくいという点と単元としてはデータの分析と似ているため、データの分析と同じような扱いを受けることが予想されるためです。
旧課程選択、新課程選択どちらがいいのか?
さて本題に入ります。
二次試験が大事という受験生に関してはこのまま旧課程のまま勉強を続けていっても大きく差がつくことはないと予想します。
入試要項を確認し“確率分布と統計的な推測“が試験範囲に含まれていた場合のみ追加で勉強する必要がありそうです。
共通テストに関しては、基本的には新課程で受験するのをおススメします。
理由としては旧課程と新課程では範囲が異なるため問題が異なり難易度に差が出ることが予想されます。
よってより受験者数の多い新課程のほうがより平等に評価され、こちらのほうが受験生にとっては大きなメリットがあるように感じます。
特に理系の人に関しては新課程においても各単元の変更点を学習するだけで”確率分布と統計的な推測“を捨てることができるため、新課程をおススメします。
文系の人に関しては余裕があれば新課程をおススメしますが、余裕のない場合は旧課程を選んでいても圧倒的不利な状況にはならないと予想します。
結論としては、志望校の二次試験で“確率分布と統計”が出るのか入試要項で確認をし、共通テストに関しては余裕のある受験生は新課程を選ぶべきであると私は考えます。
一方で旧課程のまま勉強を続けることが圧倒的に不利になることはない。
というのが私の結論です。
ここまで読んで頂きありがとうございました。みなさんの入試対策に少しでも役立てれば幸いです。
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