こんにちは。武田塾横須賀中央校です。
今回は一足早く、新指導要領に追加された 「歴史総合」という教科についてお話していきます。
いままでの社会は?
今までの社会教科は
日本史B(A)、世界史B(A)、地理B(A)、倫理、政治・経済、現代社会の10教科ありました。
国公立志望の人は、文系の人は2科目、理系の人は1科目をこの中から選び、センター試験(共通テスト)の時に受験します。
また、文系の人は国公立や私立に限らず、社会科目を一科目を受験しなければなりません。
また、東京大学の文系は、二次試験で社会科目を二科目(日本史B、世界史B、地理B)を受けなければなりません。
したがって、社会を受験する場合、
日本史B、世界史B、地理B、倫理・政治経済、現代社会のいずれか一つを勉強し、それ以外の2つは勉強しない
ことが多いのです。
また、理系の人は
日本史、世界史、地理を学ばずに倫理、政治・経済だけを学ぶ人
も出てきてしまいます。
その教科の専門性は高いものの、広く浅く社会を勉強しているわけではないので、
他の社会教科との関連性を学ぶことが出来ない
ということが挙げられます。
これから(2022年以降)の社会は?
これから、社会は理系・文系関わらず、地理総合、歴史総合、公共の3教科がすべて必修になります。
したがって、
2022年以降の高校生は、理系の人でも地理、歴史、公共をすべて学びます。
入試では何教科受けるのか、いずれの教科のどれが必修になるかは現段階では不明瞭ですが、
高等教育でこれらの三教科が必修になる可能性は高そうです。
歴史総合という教科の展望
では、具体的に歴史総合とはどのような教科になるのでしょうか。
従来の日本史では、原始時代から現代(令和時代)まですべて習いますし、
従来の世界史でも人類誕生から現代まですべて習います。
いずれも学校では、およそ2年間かけて学習しますが、全て授業をし終わる前に、入試に突入する学校もあるかもしれません。
したがって、ただこれらの教科を2倍すると、高等教育で4年間授業して終わるか、終わらないかといった状況になります。
高校は基本3年間あるので、その期間を超えてしまいます。
その場合に、日本史、世界史を削らなければなりませんが、昔のことと最近のことのどちらを削るべきでしょうか。
おそらく、最近のことを残し、昔のことを削る。
そのような状態で結合したほうが良いでしょう。
なぜなら、昔のことは書物や遺跡から推測をせざるを得ず、正確に分かっていることは少ないです。
また、近年の変化は目まぐるしく、太古のことから学ぶことは少なくなっています。
そのような状況下では、
近年の日本、世界で起きていることを広く学んだ方が良いでしょう。
まとめると以下のようになります。
①近代、現代(明治時代、産業革命以降)の内容で歴史総合が構成される。
②グローバルな視点が求められる
③暗記一辺倒の試験にはしない。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今度の指導要領の変化で、社会の学習が大きく変化します。
今までの暗記中心の学習から広く浅く考える問題に変わっていきます。
とはいえ
暗記を怠っていいわけではありません。
最低限覚えることを覚え、そこから考える習慣を付けられるようにしましょう。
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