こんにちは!武田塾横須賀中央校です!
秋も深まり……というかもう冬ですね。
模試もだんだん数が少なくなってきて、残りは共通テストプレぐらいのものでしょうか
そんな今日は考えたくないけど、考えなきゃいけないこともある大学受験の闇「撤退戦」について考えていきたいと思います。
そもそも受験における「撤退戦」って何ぞやのお話
「撤退」の意味はコチラ
撤退(てったい retirement and/or withdrawal)とは、戦略においてある部隊が敵地における作戦地域から部隊を後方へ移動すること。戦術論における後退行動とは異なる概念である。
ということで、敗退して後退するのではなく、戦略的に考えての「移動」が撤退です。
受験戦争における「撤退戦」は例を挙げるならば「世界史がヤバいから2教科で受けられる大学に志望校を変更しよう」とか「2次で国語を使う国公立はヤバいから国語を使わない大学にしよう」とかそういう感じのヤツです。
考えたくないけど、考えないといけないタイミングは来る
正直受験生の皆さんは考えたくないでしょうし、我々講師の側も出来るだけ考えないでほしいと思っています(負けるつもりで勉強しないで下さい、というのは常々言っていることです)
ただ、受験勉強を頑張っていても、どこかのタイミングでは考えなければならない場面が来る可能性は誰にでもあります。
思ったよりも過去問との相性が悪い、伸びがイマイチ……ちょっと受験に対する向き合い方が変わった、などなど、理由はあると思いますが、志望校の変更を余儀なくされたり、教科数を減らしたりする場面は無きにしもあらずです。
ここでどのように考えた方が良いのかについて、これから詳しくお話していきます。
鉄則①「選択肢」は出来るだけ多く残せ!
よくある「撤退戦」のパターンとしてあるのは、志望校のランクを下げるのではなく教科数を減らすパターンです。
志望校のランクは保ったまま、ニガテな教科を切り捨てて合格を掴みに行くのは良くあります、ただ、ここでの鉄則として「選択肢」を出来るだけ多く残すことが挙げられます。
以前、国語の古文・漢文の対策が間に合わない、ということで現代文一本での受験に変更しようとしている生徒さんがいて、現代文一本にすると、大幅に志望校のランクを落とさなければならない、ということがあったので、止めたことがあります。
こういった場合は「選択肢」を残すことが出来ないので「撤退戦」としてはあまりよくありません。
撤退して慢心してしまう、という残念な例もあります。
まだ占領している地域があるのに、全面撤退すると敗色が濃厚になるのと一緒です。
「正しい撤退戦」の考え方
国公立大学受験をやめるではなく、3教科でも受けられる国公立大学に切り替える
医学部受験をやめるではなく、教科を減らしても受けられる医学部に志望校を切り替える
選択肢を出来るだけ多く残して、撤退を「敗走」にしないことが大事です。
鉄則②「タイミング」を見誤るな!
「撤退戦」というのは敗色は濃厚なものの、まだ「負けていない」段階で行います。
そのため、ここでは「タイミング」の見極めが非常に重要になってきます。
撤退に移る前に、もう少し出来ないか、どこかに起死回生の芽が無いかをよく考えることが肝要です。
それから、ズルズルと引きずってしまうのもあまりいいとは言えません。時間も大事なリソースですから、無駄に割かなくてもいいように上手くスケジュールを組み立てるようにしてください。
タイミングを逸しても困りますし、早すぎるとまだ何か出来ることがあるのに……という状況になる可能性もあるので、その辺をキチンと判断つけていきましょう。
鉄則③「後退」「敗走」ではない、前向きに捉えろ!
「撤退戦」と言うと、どうしても皆さんマイナスに考えてしまいがちですが「撤退」は「後退」でも「敗走」でもありません!
古くは「転進」とも言われたのがコレですから(大本営発表)
もっと前向きにとらえてください。
大学合格に向けて、もっとも確実な手段を選んだだけです。
当たり前の事ですから、何も恥じることはありません。
胸を張って「撤退戦」を最後まで戦い抜きましょう!
鉄則④「撤退戦」に入ったからと言って油断は禁物!
よくあるのが、教科数を減らし時間的にも精神的にも余裕が出来て、油断してしまうパターンです。
正直に言いましょう、これは「撤退戦」では最悪のパターンです。
何が何でも「勝つ」という思いで撤退戦をはじめたはずが、気が抜けて「敗走」というのは例年見られます。
気が付いたら敗走してた、後退してた、とならないように、最後まで全身全霊をかけて全力で受験戦争を戦い抜く「覚悟」を決めてください。
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