こんにちは。武田塾横須賀中央校です。
今回は、今年で私立大学(以下私大と記す)の定員厳格化が終了しますが、この私大定員厳格化に伴って起こった
「補欠合格」
についてお話したいと思います。
私大の定員厳格化とは何?
私立大学の定員厳格化について説明します。
定員厳格化の事の発端は文部科学省のある発表でした。
今、日本では東京一極集中が起こっており、地方が廃れている。
その原因は、三大都市(関東、名古屋、関西)の私立大学が定員を大幅にオーバーして入学させているからだ。
だから、定員に対する入学者率を減らそう。
そのために、定員に対する入学者率が高い大学には補助金を減らします。
補助金は、私立大学の財源の10%を占めているため、渋々と私立大学はこれに従い、
結果、受験者が
「模試でA判定だったのに、落ちた」
といった事例が起き、教育者にも
「私立大学は年々難化している」
と言われるようになったのです。
私立大学定員厳格化の本当の恐ろしさは「補欠合格」だ!
私立大学の定員厳格化に伴ってよく言われるのは、先ほど述べたような、
「私立大学に入学するのが、難しくなった」ことや
「模試A判定でも、落ちた」ことや
「合格最低点が上がった」ことがよく言われます。
しかし、本当に恐ろしいのは、
「補欠合格」というシステムが遍くようになったこと
なのです。
補欠合格とは、
「うちの大学に(正規)合格しているが、入学辞退した人が出た場合、合格とします」
というものです。つまり、
合格でなければ、不合格でもない曖昧な位置です。
もし、受験したすべての大学に不合格(補欠合格)で、そのうち一つだけ補欠合格であったとすれば、
その補欠合格の大学の最終的な合否が分かるまで、ずっと待たなければなりません。
下手すると三月下旬まで待たされる
ことだってあるのです。
その場合、1か月後に大学生となるのか、浪人生となるのかの狭間で待たなければなりません。
大抵の人は浪人する確率が高いことを考えて、予備校探しを始めます。
また、滑り止めの大学は合格しているが、志望校の大学が補欠合格だった場合も同様に、
滑り止めの大学に行くのか、志望校に行くのか、その狭間で、ずっと待たなければなりません。
この待っている時間が結構しんどいのです。その上、滑り止めの大学の入学申込書の提出期限を過ぎてから、補欠合格が合格になったら、お金を倍払わなければなりません。
中には、補欠合格は不合格になる可能性が高いからといって浪人生として武田塾の無料受験相談に来て、
入塾を決めた後に補欠合格が合格となり、入塾を取り消したという例もあるくらいです。
最後に
私大定員厳格化に伴って、私大の難易度上昇がよく叫ばれますが、
それよりも、「補欠合格が遍いたこと」の方が受験生を困らせているのではないでしょうか。
こうした事態を避けるためにも
しっかりと受験する大学の対策をしっかりとして、
また
滑り止めの大学選びもしっかりとしてから、
受験に臨むようにしましょう!
武田塾横須賀中央校では毎日、無料受験相談を行っています。
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