こんにちは。武田塾横須賀中央校の文系数学講師の関本宇春です。
今回は、意外と知られていない私立文系の選択科目数学についてお伝えします!!
そもそも私立大学の選択教科とは何か。選択教科は何があるのか。
私立文系は国公立大学とは異なり、選択科目というのが存在します。
私立文系は、一般的には国語(慶応義塾大学は小論文)、英語は全受験生が受けなければなりません。
しかし、もう1教科は選択科目といって、以下の4教科の中から選べます。
文系数学(数ⅠAⅡB) 日本史B 世界史B 政治経済
そして、その4教科は出願時までに決めればいいので、国公立文系の方は、日本史または世界史、文系数学、政治経済の3つから選べますし、私立文系の方もこの4教科の中から得意な1教科に絞って勉強します。
選択科目で数学が有利な理由
タイトルにもある通り、この4教科の中で一番お得、最近の若い世代の言葉を用いればコスパが良い教科は数学です。その理由について書きたいと思います。それを書くにあたり、選択科目の得点調整と選択科目の調整についてお話したいと思います。
選択科目の得点調整について
先ほどの選択科目についての話を読んで、こう考えた人はいないでしょうか。
仮に2000年の世界史の平均点が40点で、日本史の平均点が60点で
この時、世界史選択のAさんと、日本史選択のBさんが共に50点を取ったとしましょう。
するとどうでしょう。
そのまま点数を合否に直結してしまうと、世界史を選んだAさんはこう思うでしょう。
「なぜ、平均点を下回っているBさんと同じ評価をされるのか、私は平均点よりも高いんだぞ」
と。
そうです。選択科目を作るとこうした不平等が生まれてしまいます。
そこで得点調整というのを導入します。
各大学によってやり方はバラバラだと思いますが、基本的には平均点からどの位置にいるかという偏差点を導入します。
偏差値を点数化するようなものです。
このように、各科目の平均点に関わらず、つまり、教科選択が合否に関わら得ないようにするために取り入れられたのが得点調整です。
各選択科目の特性について
次は各選択科目の特性についてお話したいと思います。
選択科目のうち数学を除いた3教科は社会科目です。
社会は覚えるのがメインの教科です。覚えた分だけ点数に直結するため、平均点が高くなりがちです。
平均点を下げるとすれば、教科書にも載っていないようなマニアックな知識を問題にしたり、皆が考えないような視点で問題を作ったりせざるを得ません。
しかし、そうしたやり方は平均点を下げることが出来たとしても、できる人とできない人の差をつけることが出来ないため、入試問題として成立しません。そのため、平均点は高めに出ます。
一方、数学に関してはどうでしょうか。
数学は苦手な人が多く、できる人とできない人が二分されます。
そのため、平均点はできる人とできない人との間に来るため、選抜しやすくなり、入試問題と成立しやすいのです。また、数ⅠAⅡBは難問や奇問を作らなくとも、平均点がちょうどよい(60点)ところに来るので、
基本的に基礎問題が多くなります。
選択科目の数学は得点調整の観点からもリターンの大きさからもお勧めします!
以上をまとめると
①数学と社会は後者の平均点が高い
そのため
②得点調整で数学と社会で同じ点数を取ったとしても、得点調整で数学のほうが点数が高く出て、合格に結び付きやすい
この2点から私は数学をお勧めします!!
もちろん、数学よりも社会教科のほうが圧倒的にできるのであれば、社会選択のほうがお得でしょう。しかし、どちらも同じくらいできるのであれば、数学選択のほうが良いです。是非、数学を選択して合格を勝ち取ってください!!
ちなみに、数学の勉強法が分からないよ、という人もいらっしゃるかもしれません。そんな方は下の関連ブログにある「【文系数学の味方】数学嫌い克服におススメの参考書はこれだ!」という記事がありますから、ぜひ読んでみて下さい。
また、独学では数学の勉強が難しいという人も、まずは武田塾横須賀中央校の無料受験相談にいってみてはいかがでしょうか。
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