センター利用A判定で落ちて一般で合格!? そんなことある？

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センター利用の意義❓考えてみよう‼️
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そもそもセンター試験が始まった頃は
（実は自分が第1回センター試験を受けている）

センター試験は

国公立大学入試だけのための
1次試験的なものであった。

それが今では、
私立大学入試にも対応した試験になり
だいたいの受験生が受けるものになった

『センター利用入試』というものは
「大学入試センター」にとっては
多くの受験生が受けてくれて重要性が増し
「私立大学」にとっては
試験会場に来ることが出来ない受験生が
受験で利用してくれて受験生が獲得でき
「受験生」にとっても
受験で体力的にも日程的にも助かる
といった
3者でWin-Winの関係がある

ここで、多くの受験が可能となることから
受験料を支払う立場の
「保護者」のふところは
かなり痛いものになってしまう。

最近の傾向を
予備校、塾、高校で見てみると

私立大学を受験する回数は
平均10回くらいといった感じだ。
今まで聞いた最高は１００校受験！！！

１０校受験の場合
受験料1回あたり3万5千円
（医学部はさらに高い）なので
単純に考えても
受験料だけで
3.5 x 10 = 35万円
となる。

そこでセンター試験の結果を利用する
センター利用入試は、
1出願あたり1万５千円から２万円となるので
うまく利用すれば安くすることが出来る

私立大学にとっても受験料を得ることが出来
情報料８００円を差し引き
残りが利益になるから一般受験での
問題作成、試験監督など人件費や会場費を
考えるとセンター利用はおいしいと言える

皆が考えるセンター利用入試の使い方は
理想的には
１月のセンター試験を受けて
滑り止めと考える大学に
センター利用入試を使って
合格を勝ち取り
２月の一般入試で
（日程的に余裕ができ）
本命の大学だけを受ける
といったパターンだ。

当校にいる学生講師の一人は
センター入試で89%をとり
「センター利用」で
明治大学を合格し
「一般入試」では
早稲田大学だけを
３学部ほど受験して
早稲田に合格。

これもセンター試験後に
センターリサーチで
A判定だったから
安心して明治大学の
一般入試を受けずに
本命だけを受けることが
できた

今回のある生徒の
同じ大学での
センター利用A判定で落ちて
一般で合格
という現象だが
センター利用入試の
ボーダーが上がっていることが
分かる

この理由は今年度の入試の
すべての結果が出てから
分かってくることだが

現時点で、
下位の大学での現象であると考える

昨今、入学定員の文科省の締め付けは厳しく
今回とうとう入学定員が
昨年１．１倍から
今年１．０倍まできた
これをオーバーすると
文科省から補助金がもらえない

また浪人を避けたい受験生は
安全を考え
滑り止めの滑り止めまで
センター利用で出願する

そのためセンター利用入試の
合格ボーダーラインが跳ね上がる

センターリサーチを提供している
有名予備校各社は
ここまでの受験生の流れを
予想しつつも、そこまで多くはないと
読んでいたのではないだろうか。

今後、波乱の合否結果が
まだまだでてくるかもしれない。