名古屋市立大学の化学の入試傾向と対策について紹介します！
名古屋市立大学は愛知県にある人気の国公立大学となっており、
公立大学では珍しく、”医学部”のある公立大学となっています。
立地も極端に悪いわけではないため、
東海圏の高校生が数多く志望している大学となっています。
今回はそんな名古屋市立大学の化学の入試傾向と対策を紹介します！
名古屋市立大学の化学の対策
名古屋市立大学の化学の入試傾向は？
名古屋市立大学の化学の入試傾向は医学部のみの受験となり、
大問4構成で試験時間は物理と合わせて150分となります。
基本的に大問2つが理論化学、大問1つが無機化学、大問1つが有機化学という構成になっています。
問題のレベルは地方国公立標準レベルであり、
難問奇問はあまり出題されていません。
しかし、
計算問題において一部煩雑な計算が要求される問題があるため、
計算問題についてはスムーズに解けるように仕上げておくことが重要になります。
時間的には単純計算で75分となるため、
こちらも余裕は全くありません。
しかし、物理よりはそこまで難しい問題は出題されていないため、
化学を出来る限り早めに解答し、
物理に時間をまわすことがオススメになります。
名古屋市立大学の化学の対策勉強法①：化学の用語を徹底的に理解し、基礎を固める！
名古屋市立大学の化学で合格点を取るためには
『化学の用語の理解』を深めることが大切になります。
名古屋市立大学の場合、物理と合算で解かなければならないため、
時間的余裕がありません。
そのため、問題文を素早く読み取り状況の早急な理解、
及び早急な解答方針の作成をすることが重要になります。
そこで化学の用語についての理解が不足していると
問題文を読んだ際に上手く状況がつかめなかったり、
状況をつかむまでに時間をかけてしまったりという状況が起こり得ます。
そのため、まずは化学の用語の理解から丁寧に学習を行ないましょう。
オススメの参考書は『鎌田の理論化学』『福間の無機化学』『鎌田の有機化学』になります。
こちらの参考書ではそれぞれの単元において重要な化学の用語を分かりやすく説明されているだけでなく、
端的にまとめられているため、比較的短い時間で周回が可能となっています。
また、この参考書では本誌のほかに別冊がついており、
その別冊が赤シートを用いて重要部分を暗記できるようになっているため、非常に使いやすくなっています。
注意点としては
1周目や学習の1歩目として取り組む場合、付随の問題は解かないようにしてください。
こちらの参考書の問題はかなりレベルが高い問題が含まれているため、
まずは語句の暗記に注力して取り組み、一通り暗記し終えたら解くようにしましょう。
具体的な取り組み方としては
『化学の用語を人に説明できるくらい理解をする』ことを意識しながら取り組んでください。
単純に丸暗記ではなく、それが何を表していて
どういうものなのかをなるべく自分の言葉で説明できるようになることが望ましいです。
意識して取り組んでいきましょう。
名古屋市立大学の化学の対策勉強法②：問題演習を行ない、知識を定着させる
上記の語句の理解が十分に出来たら、次は問題演習へ進みましょう。
オススメの問題集は『リードlightノート化学/化学基礎』になります。
こちらの問題集では問題がレベルごとに分かれており、
基本例題、基本問題、発展問題など自分の目的に合わせて解くことが出来ます。
基本的な取り組み方としては
『すべての問題で解き方を説明できるようにする』ことが目標となり、
曖昧で解けてしまっている問題もきちんと復習を行ない、
化学が苦手な友人などに自分がその問題で授業が出来るくらいの理解を目指して取り組みましょう。
重要な取り組みとしては
・ミスした問題にはミスの原因を踏まえたチェックをつける
・解説を読んだだけで満足せずにきちんと解き直しを行なう
この2点が重要になります。
数学の勉強法でも説明をしていますが、
基本的に理系科目の場合、ミスした問題に×をつけるだけでは少し不足しています。
理系の問題はミスの仕方が多岐にわたるため、
自分のミスの原因を追究し、その原因に合わせてチェックをつけることで復習の効率性を上げることが出来ます。
例えば
化学の問題におけるミスの種類として
・語句の理解が不十分
・公式が覚えられていない
・立式は出来たが計算ミスをしてしまう
・そもそも問題の詳しい状況がつかめていない
などです。
上記のようなミスに対する改善策としては
・語句の理解が不十分→前述の語句をおぼえた参考書に戻り、もう一度復習を行ない
・公式が覚えられていない→公式を丸暗記ではなく、なぜ成り立つのかの理解を伴わせながら覚える
・立式は出来たが計算ミスをしてしまう→途中式をより丁寧に書くようにする
・そもそも問題の詳しい状況がつかめていない→問題の詳しい解き方を開設を読み込んで理解する
というものが挙げられます。
このようにミスの原因が分かれば
その問題を解けるようにするためにどうすれば良いかの方法が1つに定まるため
効率の良い復習を行なうことが出来ます。
ミスの原因をはっきりさせながら進めるようにしましょう。
また、解き直しを必ず行うようにしましょう。
よく勉強をしている方で解き直しをせずに解説を読んだだけで理解をして次へ進めるという方がいます。
基本的にこの勉強法はNGになります。
解説は分かりやすく書かれているため、読んで理解したつもりになっていることが多く、
いざ自力で解いてみるとなると、途中で手が止まってしまうという事があります。
これでは適切に復習が出来たとは言えないため、
必ず自分の力で問題を解くようにして自力で正解できるかを確認するようにしましょう。
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名古屋市立大学の化学の対策勉強法③：入試実践レベルの演習を実施
上記までの勉強がどちらも完璧になった方は最後の総仕上げとして
実践レベルの問題演習を行なっていきましょう。
オススメの問題集は『化学 重要問題集』になります。
こちらの問題集も前述の問題集同様にレベルがA問題とB問題に分かれており、
A問題が入試基礎レベル、B問檀が入試標準レベルの問題となります。
基本的に名古屋市立大学の場合、A問題を完璧にすれば
充分点数を取ることが出来るようになりますが、医学部の場合、点数を出来る限り取らなければなりません。
そのため、B問題も完璧にすることをオススメします。
時間がどうしてもない！という方はA問題を完璧にしたら、過去問演習を行ない、
苦手な部分や頻出分野に絞って部分的にB問題に取り組むなどの使い方もあります。
具体的な取り組み方としては上記のリードlightノートと同様に
全ての問題にチェックを細かくつけて、
完全に自力で解けるように仕上げていきましょう。
まずはA問題を完璧にし、その後B問題を完璧にするという手順で行うことがオススメです。
名古屋市立大学に合格するための具体的な勉強法とは…
今回は名古屋市立の化学の入試傾向と対策についてお話ししました。
1人1人によって、細かいポイントは異なるため
紹介した勉強法については真の意味での正しい勉強法ではありません！
名古屋市立大学に合格するための勉強は
”正しい勉強方法”で行なっていくことが大切になります！
そのため
正しい勉強法が分かっていない方は
どれだけ良い授業や塾に通ったとしても
”分かった”という状態にはなりますが、
”自分で解ける”という状態にはなりません！
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