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【共通テスト講評】2024年共通テストはどうだった?【後編】

2024年共通テストを実際に受験した講評と

高校2年生が取り組んでいく勉強を紹介します!

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皆さん共通テストお疲れ様でした!

武田塾四日市校も今回は現地で共通テストを受験し、

各科目の分析を行ないましたので紹介をします!

来年度では新課程入試となるため傾向が変わりますが

やはりセンター試験と比べて共通テストは難しくなったと感じる点が多かったです。

現在高校2年生の方に向けて

来年度の入試に向けた対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

 

 

【共通テスト講評】2024年共通テストはどうだった?【後編】

【総評の前に】はじめに…

2024年は新課程になる前の最後の共通テストという事で

武田塾四日市校校舎長も現地で共通テストを受験してまいりました!

2024年の会場は鈴鹿医療大学 千代崎キャンパス!

実は3年前も同会場で受験をしており、懐かしさを感じました。

私が受験をした科目は以下の科目になります。

 

【2024年共通テスト受験科目】

・国語

・英語R+L

・数学ⅠAⅡB

・物理

・化学

・現代社会

 

 

理系科目に関しては理科基礎は受験しておらず、

基礎なしの理科、物理と化学を受験しました。

 

 

【2024年共通テスト講評】数学ⅠA

初めに数学ⅠAについて。

2022年度共通テストの平均点37点台の時の難易度になるのでは?

と予想していた方も多かったですが、

その予想は良い意味で裏切られ、

前年とほぼ変わらずの難易度で出題されました。

 

大問1では初めに無理数の整数部分と小数部分の問題、

その後、三角測量の問題が出題されました。

三角測量の問題では丁寧に誘導があるため、そこまで深く考える必要はありませんでしたが、

電柱の長さの式を三角比を用いて自分で立式していく必要があり、

その立式に苦戦して時間を使ってしまった人が多数いたようです。

 

大問2では動点PとQにおける該当部分の三角形の面積の問題であり、

t秒に着目して、0≦t≦3,3≦t≦6でtを用いて立式できたかで解答スピードが変わったと思います。

その後については、例年通りデータの分析が出題されましたが、

今回の分析については特に複雑なものも少なく、

読み取れるものを選択する問題に置いても、

ひとつひとつ丁寧に分析を行っていくことで正解にたどりついたかと思います。

 

以下、私が選択した選択問題についての総評となります。

 

大問3では例年通り確率の問題が出題されました。

この確率の問題でも、問題文がそこまで長すぎることは無く、

また誘導が丁寧であるため、

考えなければならない部分は

3回目試行、4回目試行、5回目試行、などそれぞれ、

前回試行に用いた場合の数を用いて、

該当する総数を算出するため、

言い換えると

前回試行の回数で誤りがあれば芋づる式で間違えてしまうという部分です。

しかし、全てをカウントしていると時間が無くなってしまうため、

ケアレスミスがないように計算をしていくことが重要な大問だったかと思います。

 

最後に大問5については

方べきの定理、メネラウスの定理を用いた問題が出題されました。

前半部分に関してはメネラウスの定理を用いて、それぞれの辺の比を算出していきますが、

最後の問題になると、方べきの定理を用いて、

指定した円の外部、周上、内部に指定した点が存在するかを考える問題が出題されました。

この問題に関しては点Dで考えた考え方を引用して考察できたかがポイントになります。

 

総評としては難問奇問はほとんどなく、

誘導も比較的丁寧な年だったかと思います。

・誘導にきちんと乗って解答が出来るか

・計算ミスはないか

・立式をきちんと出来るか

この3点が重要になった試験でした。

 

現高2生に向けたアドバイスとしては

『早めに基礎を固めてしまいどんどん演習を行うべし!』

という事です。

やはりセンター試験から共通テストに変わり、

”思考力”を問う問題が増えました。

日々四日市校のほか記事でも紹介しているように

アウトプットの勉強が非常に重要になる試験になります。

また、共通テストでは記述式の試験とは異なり、

他人の考えの流れに沿って解答できるかという力が必要です。

そのため、早めに共通テストに向けた対策を行なっていくことが大切かと思います。

しかし、基礎を疎かにして対策を行なっても仕方がないため、

まずは早めに数学の基礎を固めるようにしましょう!

 

 

【2024年共通テスト講評】数学ⅡB

次に数学ⅡBについては

全体を通して1つの選択肢に対して考えなければならない問題が増えた印象がありました。

ただ、分量が多すぎる等はなく、2022年度試験よりは解きやすかったかと思います。

 

大問1では、対数関数の問題に始まり、余剰の定理の問題が出題されました。

特に余剰の定理の問題については

各種条件を解答の流れに最適なものを選択するという問題が多く、

解答の前後の文章をきちんと読み進めながら解いていかなければならないため、

やや時間がかかってしまった方も多いのではないでしょうか?

 

大問2に関しては微積の問題が出題されましたが、

数学ⅠAⅡBの問題の中で最も難易度が高いと感じた問題だったかと思います。

というのも

S(x)がf(x)を積分した式で構成されており、

なおかつf(x)の式の中に変数mが混ざっているため、

各種変数に置いて、どのようになっているのかの条件を正確に把握しつつ

問題を解き進める必要がありました。

また、後半の方では、解答の流れに沿って

関数のグラフの概形がどのようになっているのか

変数pやqがどのあたりに存在しているのか

など、ひとつひとつ丁寧にグラフを用いて考える必要があり、

実際に私も本番で解答するときは最も時間がかかった大問でした。

 

大問4の数列については

大問2とは打って変わり、基本的な特性方程式を用いて

anとnの数列の一般項を算出し、

cnに関しては誘導に乗りながら各種条件を押さえて考えていく問題でした。

多くの方はこの数列の問題については解きやすいと感じたのではないでしょうか?

 

最後に大問5のベクトルについては

こちらも数列同様に難問奇問はなく、

ひとつひとつ丁寧に考えていくことで解答がスムーズに算出できたかと思います。

空間ベクトルが出題されたため、見た目でマイナスなイメージを持った方もいたかもしれませんが、

空間ベクトルでも、成分表示がされているものでしたので、

基本的に掛け合わせてたしていけば、解答が算出できます。

最後のPQの最短距離においてもOQベクトルを導出し、

PGベクトルの大きさを求め、sとtの最小値を求めれば解答できましたので、

最後まで到達した人も多かったのではないでしょうか?

最後の計算のみ計算量が多いため、計算ミスをせずに解けるかが問われる問題でした。

 

総評として数学ⅡBに関しても

そこまで難解な問題は出題されませんでしたが、

解答の流れに合わせた条件や結論を選択する問題が出題され、

若干毛色が異なる印象を受けました。

 

現高2生に向けたアドバイスとしては

こちらも同様に誘導に乗って解答していくことが重要になるかと思いますので、

数学ⅠAと同様に

『早めに基礎を固めてしまいどんどん演習を行うべし!』

となります。

今回の第2問のような問題はやはり共通テストに特有の問題で

普通の演習を行っていては少し解きづらいとは思いますので、

基礎を早めに固めて共通テスト対策を重点的に行なっていくことがオススメです。

 

 

【2024年共通テスト講評】物理

2024年の物理においても

2023年の理科に関してて科目間の得点調整が行われたため、

物理はやや難しくなるのではないか?という予想がされていました。

結果として難化することはありませんでしたが、

全体的に公式を用いて式を考えていく問題というよりも

1問1問考察に時間を割いて、

各種条件や式を考えていくという問題が多かったです。

 

第1問では例年通り小問集合が出題されました。

第2問ではペットボトルロケットの問題が出題され、あまり見慣れない問題の出題となり、

思考力が問われる問題だったかと思います。

第3問に関しては弦の固有振動に関する問題が出題され、分野的には波動の分野ですが、一部電磁気も関連した問題となっており、

融合問題として出題されました。

第4問に関しては単純に電磁気の問題でしたが、実験問題に関しての考察問題となっており、

こちらも単純に計算して答えを導出するというよりも

全体的に実験から考察をして問題を解く形式となっていました。

 

一昨年のように会話形式で解答していく問題はなくなり、

全体としてマークする数も少なかったため、時間にもゆとりがややある試験となりました。

 

現高2生に向けたアドバイスとしては

『物理の公式・状況への理解を深める』という事です。

2023年試験においても全体的に実験問題に関する考察を行ない解いていく問題が多かったため、

単純に問題を計算して値を導出していくという問題が少ないため、

共通テスト形式の問題を解くためには

それぞれパターンで問題を解くのではなく、

きちんと公式への理解、物理現象における理解があるかどうか、が問われる内容になっています。

物理も新課程入試となりますが、

全体としての構成はあまり変わらないのではないかと予想されるため、

パターンで問題を解いてしまっているという方は

今一度戻って勉強しなおし、

ひとつひとつの理解を深めていきましょう。

 

 

【2024年共通テスト講評】化学

化学においては前年とほぼ難易度は変わらずという印象です。

 

第1問と第2問ではそれぞれ理論化学からの出題となり、

第3問では無機化学、第4問では有機化学、

第5問では質量分析法に関する考察問題という出題となりました。

 

全体を通して難問はなかったかと思いますが、

大問5の考察問題に関しては問題文を丁寧に読み込んだうえで

解答を選択しなければならず

状況の読み取りに時間がかかりすぎてしまい、

時間が足りなかったという方もいたのではないでしょうか?

 

例年通り、大問5は考察問題が出題されたため、

大問1~大問4をいかにスムーズに解いていけるかが重要であり、

スムーズに解いていくためには細かな化学の知識をつけておかなければなりません。

第3問の無機に関してもハロゲン族のAt(アスタチン)が出題され、

既習のハロゲンの特徴から考察して解く問題が出題されるなど

こちらも物理と同様に単純に問題が解けるという状態では

簡単には解けない問題が多かった印象です。

 

現高2生に向けたアドバイスとしては

こちらも物理と同様に

『細かな化学の知識をつけていく』ことが大切です。

学校の定期テストなどでは、

理論化学では計算が出来るか、無機化学では色や気体の発生方法を覚えているか、有機化学では構造決定など

とにかく問題を処理する力が問われると思いますが、

共通テストの化学は少し異なります。

もちろん科学的な計算問題が出題されますが、

そうではなく、既習の知識を活用して解く問題が多いです。

そのため、問題集を解くというよりはそれぞれの単元において知識を深めていくことが重要になります。

 

 

最後に…

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志望校に合格するためには…

ここまで

2024年共通テスト講評について紹介しました!

 

受験勉強を必死に取り組んでいる方でも

なかなか上手く成績は伸びていきません。

そして勉強は

“人によって勉強のスタートラインが異なる”ため、

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