武田塾ではいつも、【1冊の参考書を完璧にしよう!】
と皆さんにお話ししています。
でも、今回ご紹介するのは「つまみ食いしてOKな参考書」。
基本的には今まで通り「完璧」を目指しつつ、
どうしても時間がない時や特定の分野や単元を強化したい場合に
使ってみてください!
つまみ食いOK!オススメ参考書
①話題別英単語リンガメタリカ(Z会)
これを唯一の単語帳として使用している人は少ないかもしれません。
文字通りテーマ別になっている参考書なので、
「自分の受験する大学・学部に合ったテーマ」の部分だけやりましょう。
たとえば、経済学部を受験したい人の場合。
「経済」とか「グローバル化」とか、
経済学部の入試で出てきそうな単語を集中的に覚えられます。
医療系など、ちょっと情報が古い分野も混在していますが、
時代に左右されない部分の単語はまとめて覚えられると非常に有利です。
②英単語最前線2500(研究社)
最近出題されやすいトピックスの背景知識を補完することができます。
特に第7章は、頻出テーマに関連する単語がギュッと詰まっているのでおすすめ。
③英会話問題のトレーニング(Z会)
これは3章をやることをお勧めします。
1章・2章は短い会話形式の問題で、最近の入試ではあまり出ません。
なので飛ばしてOK。
3章で出題されている会話形式の長文は
私立大学で出ることが多くなっているので、
私立志望の人は特にここでやっておきましょう。
④岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本(KADOKAWA)
これは武田塾では1冊丸ごとやることをお勧めする場合もありますが、
和歌の部分だけつまみ食いするのも有効です。
たとえば、MARCHや国公立2次の古文を読んでいるときに
和歌でつまづいたら、この本の後半にある和歌の攻略法をやってみてください。
「和歌はこう読み解けばいいのか!」ということが納得できます。
⑤得点奪取現代文 記述・論述対策(河合塾)
この本でつまみ食いするべき部分は「例題」です。
例題の解説が非常に詳しく、
正答だけでなく誤答の例も載っているので参考になります。
一橋大学を受験する人は、後ろの方に掲載されている
「近代文語文」の問題だけやるのも良いでしょう。
⑥速読英単語 上級編(Z会)
難関大学を目指す人であれば完璧にしてほしい1冊ですが、
「そこまでは必要ない」とか「そんな余裕はない」という人に
読んでほしいのが「推測法」の部分です。
初めて見る単語をどのように推測したらよいのか、
ということを教えてくれます。
⑦解体英熟語(Z会)
これもできれば完璧にしてほしい1冊です。
しかし、後半に掲載されている前置詞の解説が詳しいので、
他の熟語帳を使っている人にとっても非常に役立ちます。
熟語を丸暗記しようとしてもどうしても覚えられない…という人は、
この参考書で前置詞の成り立ちやイメージを掴んだうえで覚え直す方が
スムーズかもしれません。
⑧共通テストはこれだけ!日本史B(文英堂)・⑨決める!共通テスト日本史(学研)
「決める!」の方は、特に文化史の部分をお勧めします。
日本史の共通テスト攻略において、
文化史をどの程度まで深掘りするかは重要な問題。
共通テストでは写真を使った問題が出題されることが多いため、
写真・図版問題に慣れておくことが必要です。
⑩福間の無機化学の講義(旺文社)・⑪鎌田の有機化学の講義(旺文社)
つまみ食いしてほしいのは別冊「入試で使える最重要Point総整理」です。
覚えるべき重要事項をコンパクトにまとめてくれているので、
時間がない人は本体ではなくこちらを活用してみましょう。
効率的に成績を上げるためには…
ここまで、
【全部やらなくても効果アリ!オススメ参考書11選】
について述べてきました。
1冊を丸ごと完璧にできるならそれに越したことはありませんが、
他にもっと重要な科目があったり時間がなかったり、
すべての参考書を同じ比重でできるとは限りません。
そうした場合は、参考書の「必要な部分だけ」を
上手につまみ食いしながら効率よく学習していきましょう。
勉強をする際、陥りがちなミスとして以下のようなものがあります。
・受験は難しいものだから、難しい参考書を使って勉強する
・今紹介された参考書をとりあえず使ってみる
・志望校が名古屋大学だから、とりあえず名古屋大学レベルの参考書を使う
これらは基本的にNGです!
自分のレベルに合った参考書を使って
勉強を始めることが大切です!
ゴールが決まっていて、もう時間も少ない中で
「基礎からやり直す時間はない!とりあえず演習が最優先!」
と思ってしまう気持ちはよくわかります。
しかし、自分のレベルに合わない参考書を使っても
なかなか成績は伸びていきません。
そして勉強は
“人によってスタートラインが異なる”ため、
どこから取り組むか、どこに注意して取り組むかは
人によって異なります。
そのため
最短で名古屋大学に合格するためには
自分のレベルに合った参考書を
“正しい勉強法で取り組んでいくこと”が
大切になります。
そして、
正しい勉強法が分かっていない方は
“正しい勉強法”を身に付ける必要があります。
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