今回は既卒・浪人生が合格するための
勉強スケジュールについてご紹介します！
既卒・浪人生は成績を上げていくことが難しいと
一般的には言われていますが、
きちんと勉強計画を立てて
その計画をいかに忠実に再現できるかが
重要になります。
その合否を分ける”勉強計画”について、
どのように計画を立てれば良いか
勉強ペースはどれくらいが標準なのか
など、計画を自分で練ることは
かなり難しいと思います。
そこで！今回は武田塾四日市校が
既卒・浪人生が合格するための勉強スケジュールの
立て方についてご紹介します！
【既卒・浪人生向け】1年間の勉強スケジュールの立て方
分析：学力の現状把握
まずはあなたの学力が
どれくらいなのかを把握していく必要があります。
英語ならば文法問題は完璧なのか？
英単語はどれくらい覚えることはできたか？
などを把握して、
今後の勉強に活かしていく必要があります。
現役生とは異なり、既卒・浪人生は
学校の授業で一通りの範囲は
学習をしています。
そのため、
それらの授業の理解度によって
どこから学習を行うかが
人によって異なります。
既に理解している範囲をもう一度学習するのは
非効率な勉強になりますし、
逆に、基礎を理解できていないのに
応用問題に取り組むのも非効率な勉強です。
そのため、
”自分がどこまで理解できていて、
どこから理解できていないか”を明確にする
必要があります。
この分析が丁寧に行えていればいるほど
良いスタートダッシュをすることが出来て
合格へと大きく近づきます。
時期別の勉強計画：春は基礎固めの時期
個人によって必要なことは変わりますが、
まずは基礎を固めることが最優先になります。
春の時期で特に重要なのが
3月になります。
その理由は
”大手予備校含めて多くの塾・予備校では
授業が4月の中旬から開始となるから”
3月から勉強を始めれば
周りの予備校生たちよりも
約1か月もの時間的な”有利”を作ることが出来ます。
そのため、3月から勉強を開始すれば
細かなスケジュールを作らなくても
基礎固めから順番に勉強を行なっていく
いわゆる、”ローラー作戦”のような
勉強を行なうことも出来ます。
そのため、3月からきちんと勉強を開始して
基礎固めを行ないましょう。
可能であれば、
入試で使う科目の基礎を全て固めたいですが、
最優先科目としては
英語・数学の2科目を中心に
基礎を固めると良いです。
この2科目は基礎を固めるまでに
非常に時間がかかるため
絶対に春で基礎を固めておきたいです。
時期別の勉強計画：夏は志望校のワンランク下のレベルの内容を完成させる
夏と言えば、一般的には
”受験の天王山”と呼ばれていますが、
それはあくまで現役生の話で、
既卒・浪人生は季節関係なく
”毎日が天王山”だと思ってください。
春に基礎固めを終えたら、
それ以降は基本的に問題演習となるため、
可能ならば、英語・数学に加え、
受験で使用する科目は
夏が終わるまでに、志望校のワンランク下のレベルを
完成させたいところです。
時間的に厳しい場合は無理してペースを
早めるために乱雑に勉強を行なわず、
文系ならば、英語・社会、理系ならば、数学・英語
の2科目の志望校のワンランクのレベル突破を
狙いましょう。
志望校のワンランク下のレベルの具体例としては
名古屋大学を志望するのであれば
地方国公立大学レベル(名市大、名工大、三重大)などの
問題が解けるようになれたら理想です。
また、南山大学ですと、
日大レベル(名城大学、中京大学、愛知大学)などの
問題が解けるようになることが理想です。
時期別の勉強計画：秋は志望校レベルの問題を完成させる
秋が終わるまでには
自分の志望校レベルの問題を
解けるようになることが理想です。
これも基本的には、
2次試験・一般試験で使う科目を
仕上げたいところです。
もし、時間に余裕がある方や
ある程度仕上がった方は
共通テストのみで用いる科目の
基礎を固められると非常に良いです。
この時期までに
どれくらい仕上げられているかによって
合否が決まると言っても過言ではありません。
そして、出来れば
ある程度過去問にも触れている状態がベストです。
よく受験生で
赤本を入試本番ギリギリまで
使わない方がいますが
これは大きな間違いです。
勿論、赤本をどのように使うかの
使用目的を自分なりにはっきり決めているならば
別になりますが、基本的には、
各段階が終わり次第
志望校の過去問は解いた方が良いです。
自分が本当にそのレベルに到達したのかの確認が
出来ますし、逆に足りない部分は何か
を分析することもできます。
冬では、試験対策を本格的に行えるくらいの
計画を意識することが大切です。
時期別の勉強計画：冬は志望校対策と共通テストの対策を行う
冬は共通テストの対策を行ったり、
実際の過去問で合格点を取る時期になります。
志望校対策は過去問を行い、
過去問演習で発覚した課題を
参考書の復習や分野別対策(英作文など)
でピンポイントに絞って学習を行っていくことになります。
冬では、入試まで残りわずかという時期になり、
そういった時期に
”新しい参考書に取り組む”
”もう一度基礎から勉強する”
などは絶対に行なわないようにしましょう。
参考書の追加については
志望校の合格点もある程度取れていて
それでも時間があるという場合はOKです。
春夏秋の勉強の集大成がここで現れます。
ここで、合格するために
自分が目標としていた点数に大幅に届いていない場合は
勉強時間はとっていたが、
内容をきちんと理解できていなかった、
という事になります。
この時期から基礎の学習から行なっていき、
合格することはかなり厳しいため
この時期に、合格点が取れるようになる
そのために春夏秋の勉強をどうするか
ということを意識して
日々の学習を進めると良いです。
今回のまとめ
このように浪人生はきちんと時期的な目標を持ち
どれだけ達成できるかが大切になります。
単純に勉強をしていくだけでも
ある程度成績は伸びますが、
時期別に目標を設けることで
入試日に間に合わなかった等を防ぎ、
より合格に近づくことが出来ます。
私も実は浪人を経験したことありますが、
実際に浪人してみて良かったと思っています。
浪人生は成績が上がりにくいと言われておりますが、
正しい勉強方法で適切な量の勉強をすれば、
成績は上がりますし、
私の周りの浪人生も成績は上がっていました。
そのため、
成績を上げていくためには
”正しい勉強方法”を
まずは身に付ける必要があります。
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