そろそろ対策すべき?
こんにちは!武田塾八尾校講師のI(神戸大学 工学部 情報知能工学科)です!
今年度の受験から新課程となって、共通テストに新しく「情報Ⅰ」が追加されており、ほとんどの国立大学で必須、公立大学でも必須の大学や、理科・地歴公民との選択となっている大学があります。
大抵の高校では一年生で習う科目なので、内容を忘れている人も多いと思います。
いつから対策を始めれば良いのか、そもそも何をすればよいのか分からないという人もたくさんいるでしょう。
そこで今回は、「情報Ⅰ」について、どんな内容が出題されるのか、どのような対策をしていけばよいのか解説していきたいと思います!
まずは試作問題
まずは一度大学入試センターが公表している試作問題を見てみましょう。
いきなり解く必要はないですが、問題の種類やどういった問題がどれくらい出題されているのかといった雰囲気を掴んでおくことが大事です。
おそらく大多数の人は難しいと感じると思います。
学校の情報のテストでは一夜漬けで乗り切れていたかもしれませんが、共通テストの情報では文章を読ませて、考えさせるような問題がメインとなっています。
暗記だけで高得点が望めるような科目ではないことを理解しておきましょう。
出題内容について
実際に自分も試作問題を解いてみましたが、感想としてはまず文章量が多いと感じました。
解く前はもっと専門知識を要求されるような問題かと思っていましたが、そんなことはなく、国語力・思考力がある受験生ならばあまり情報の勉強をしていなくても7割程度は取れるのではないかと思いました。
例えば第1問と問2でパリティビットに関する問題が出題されています。
パリティビット自体は教科書に少し触れられていますが、多くの受験生は面食らうでしょう。
しかし、よく問題を読むと、解答するのに必要な情報は全て与えられています。
16進数から2進数の変換方法は知っておく必要がありますが、それ以外の事前知識はなくても解けるようになっています。
皆さんが一番心配に思っているのはおそらくプログラミングの問題だと思います。
試作問題でも100点満点中25点の配点があり、重要な分野となっています。
学校で習ったときは、見本のコードを写して動かした程度だったのではないでしょうか。
試作問題では第3問がプログラミングの問題となっていますが、ここでも先ほどと同じように、解答するのに必要な事前知識はほぼありません。
しかし、実際にこの問題を事前の勉強なしで解くのは困難だと思います。
なぜなら、この問題を解くにはプログラミング、根本的に言うならアルゴリズムの理解と慣れが必要だからです。
アルゴリズムとは、簡単に言うと問題を解く方法、過程のことです。
プログラミングとはコンピュータに命令する文を書くことですが、人にやって欲しいことを伝えるのと、コンピュータに伝えるのとでは伝え方が大きく異なります。
要するに、コンピュータが得意な方法で問題を解くことを考えなければなりません。
共通テストではアルゴリズムの枠組みは与えられているので、問題でやりたがっていることを理解できれば後はピースをはめる作業になります。
第4問では数学Ⅰのデータと分析のような内容が出題されています。
回帰直線等の知識は求められますが、基本的には文章をよく読めば解ける問題になっていると思います。
対策・おすすめ参考書
出題内容についてまとめると
・文章量が多い
・知識はあまり必要としない
・慣れは必要
・情報処理能力、国語力が問われる
といった感じでしょうか。
何といっても文章量が多いので、スムーズに必要な情報を抜き取って答えていくことが必要になります。
問題の題材は勿論情報Ⅰの内容から出されているので、教科書に一通り目を通すだけでもかなりの対策になります。
情報の対策を何から始めようか迷っている人はまず教科書を読むことから始めましょう。
教科書では分かりにくい人や、教科書による違いに不安がある人は、参考書を買って読み進めるのも良いと思います。
「藤原進之介の ゼロから始める情報I 」は教科書の内容を分かりやすくコンパクトにまとめてくれているので、とりあえず読む参考書としてオススメです。
先ほど説明した様にプログラミングの部分は理解と慣れが必要ですが、この参考書は簡単に自分で動かせるサンプルコードが載っており、理解の助けになります。
実際に問題を解いて定着させていきたいという人は「共通テスト新課程攻略問題集 情報Ⅰ」がおすすめです。
この問題集は試行問題に加えて、情報を入試で出題している私立大学の過去問を使用しています。
実際の入試問題で練習できるので、試行調査にない幅広い対策が出来ますが、共通テストに即した問題ではないことに注意が必要です。
まとめ
共通テスト「情報Ⅰ」の概要・対策・おすすめ参考書を紹介しましたがいかがだったでしょうか。
まずは試行問題を自分で見て、難易度や内容を何となく知っておくことが大事です。
次に基本知識をインプットして、後はひたすらいろんな問題に触れることが大事です。
総じて文系にとっての理科基礎、理系にとっての社会よりは時間を書けなくてもよい科目ではないかと思います。
過度に不安に思うこともないので、まずは主要科目の基礎固めを優先して行っていきましょう!
★参考動画★
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