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【高1・高2】新課程の共通テストは何が変わる?変更点まとめ!

共通テストが変わる!

こんにちは!武田塾八尾校 講師のI(神戸大工学部)です!

 

高校1・2年生の皆さんは新学期が始まり少し疲れてきた頃でしょうか。

特に2年生の人は部活で中心になる時期なので、忙しい人も多いかもしれません。

 

しかし、大学入試の戦いはもう始まっています!

大学入試は出来るだけ早くから勉強を始めた方が良い結果に繋がります

 

ところで高校2年生の皆さんは、自分たちの代から新課程になっていることを知っていますか?

それに伴って共通テストも2025年から少し変わります。

 

そこで今回は、新課程の高校2年生以下の人たちに向けて、共通テストの変更点をお伝えしようと思います。

 

※情報は2023年4月現在です

 

新学習指導要領

そもそも入試がなぜ高校2年生から変わるかと言うと、今の2年生は一つ上の学年とは違う学習指導要領に基づいて教育を受けているからです。

 

学習指導要領とは全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です。およそ10年に1度、改訂しています。

どの授業をどれだけの時間行うかまで細かく決まっています。

 

授業の名前が変わっただけで内容はあまり変わっていないものも多いですが、構成が変わったものもあります。

目立った変更点を紹介します。

 

数学

まず、数学では「数学C」が復活しました。

もともと数学Bにあった「ベクトル」、数学Ⅲにあった「式と曲線」「複素数平面」数学Cに移動しています。

 

次に、現行の数学Bにもある、「確率分布と統計的な推測」が必須になりました。

現行課程では必須ではない上に、ほとんどの大学入試において出題範囲ではないため、学習していない人も数多くいます。

加えて、内容に仮説検定や標本調査が追加されています。

 

細かいところを見ると、数学A「場合の数と確率」に期待値の内容が追加されています。

 

全体的に昨今のデータサイエンス、情報学の流れに沿った改編となっており、統計学の色合いが濃くなっています。

 

社会

内容はあまり変わっていないですが、構成が大きく変わりました。

世界史A・日本史Aは歴史総合に、世界史B・日本史Bはそれぞれ世界史探求日本史探求に、地理A・地理Bも同様に地理総合地理探求になっています。

 

また、現代社会が「公共」という科目に置き換わりました。

 

この変更は共通テストの科目選択に影響を与えており、後に解説します。

 

情報

何といっても今回の改編で一番大きな点はここではないでしょうか。

内容が大きく変わり、プログラミングの基礎を学んだりします。

 

共通テストの出題科目にもなり、新たに勉強しなくてはならない科目になりました。

 

共通テスト

では、学習指導要領の改変に伴って、共通テストはどのように変わるのでしょうか。

 

社会

社会科目は6科目から最大2科目を選択して解答することになりますが、選択不可の組み合わせがあるので注意が必要です。

スクリーンショット (4)

※『令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告』より

 

国語

今までは近代以降の文章2問(100)、古文1問(50)、漢文1問(50)の大問4問(200)でしたが、構成が変わり近代以降の文章が3問(110)になり、大問が一つ増えています。

また、それに伴い解答時間が80分から90分に増加しています。

 

数学

「数学Ⅱ,数学B」が新たに「数学Ⅱ,数学B,数学C」になります。

数学B・数学Cの範囲はそれぞれ2項目の合計4項目の中から3項目を選んで回答する形になっています。

 

大問が前より一つ増えているため、解答時間も60分から70分に増加しています。

 

情報

新たに「情報Ⅰ」という科目が増えます。

解答時間は60分で、幅広い内容が出題されます。

 

大学受験に必要な科目

共通テストの変更を受けて、各大学が2025年度入試よりどのような科目を要求するかという情報もだんだん明らかになってきています。

 

現在国立大では5教科7科目を要求するパターンが主流ですが、これに加えて情報を必須と化す大学が多いようです。

つまり6教科8科目となり、負担が増えることになります。

 

数学Cは2011年までの旧課程のように数Ⅲとセットになっているわけではなく、数学Bに追加されているといった内容なので、文系でも数学Cが必要になると思われます。

 

また、個別試験の数学の出題範囲ですが、文系数学は従来と同じく数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)を課す大学が多いです。

理系数学は文系数学に加えて数学Ⅲ・C(平面上の曲線と複素数平面)が課されますが、数学Cの内容は数学B・Ⅲから移動したものがほとんどであるため、あまり負担は増えていません。

 

私立大学の共通テスト利用方式は従来とほぼ変わらず、情報を必須とするケースはほぼみられません

ただし私立大学の個別試験でも数学はCまで課されると思われるので、対策が必要です。

 

まとめ

今回は新課程の共通テストでの変更点、注意点を書きましたがいかがだったでしょうか。

 

主要な教科はあまり変更はないですが、やはり「情報」が追加されることが大きいでしょうか。

大学入試センターが公開している試作問題を見てみましたが、情報系の大学生が1年次に勉強するような内容まで含まれており、驚きました。

 

とにかく、今の高校1・2年生に言いたいのは「一日でも早く受験勉強を始めよう!」です。

参考書は新課程用と旧課程用が混じって販売されているので、間違えないように注意してください。

 

★参考動画★

 

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