そろそろ気合を入れ始めるべき時期です！
こんにちは！武田塾八尾校講師のK（京都大学工学部）です！
とうとう２月に入り、二次試験本番ももう目の前まで迫ってきましたね。
しかし、受験が迫ってきているのは受験生の皆さんだけではありません！
現高２生の皆さんにとっても、もう他人事というわけにはいかない時期に入っています。
そろそろ本格的に自分たちも受験生になるんだ…！
という自覚を持ち始めて欲しい所ですが、
そうはいってもこの時期はなかなか気合の入り切らない人が多いですよね。
というわけで今回の記事では、そんな高２生の皆さんに向けて、受験勉強のためのモチベーションの上げ方を５つ紹介していきたいと思います！
どれも「今すぐできる」簡単なものばかりですので、まずはちょっとした意識改革から始めていきましょう！
①短時間の勉強を舐めてはダメ！
まずは１つ目、「短時間の勉強を舐めてはいけない！」です。
高２生の皆さんは多くの人がまだ部活動に勤しんでおり、まとまった時間が取れないという人がほとんどではないでしょうか。
確かに引退に向けて特に忙しくなるであろう今の時期には、勉強の時間なんて取れない！と受験勉強に気持ちを向けることは難しいかもしれません。
しかし、受験勉強をする上で必ずしもまとまった時間が必要というわけではありません！
むしろ、皆さんの時期においては、特に「短時間」の勉強をどれだけ積み重ねられるかが３年時に本格的に受験勉強を始めるタイミングに大きく響いてきます。
例えば通学中であったり、家に帰って寝る前の約１時間ほど、英単語帳を読むなり数学などの問題解説動画を見る、というのを今から習慣化して、１年間続けていけたらどうなるでしょうか。
単純計算で３６５時間分の時間を余分に捻出できることになります。
これは毎日１２時間の勉強を１ヶ月間ずっと続けるのと同じぐらいの勉強時間に相当します。
今はまだ実感が持てないと思いますが、「コツコツ積み重ねる習慣」と、それだけの「余剰勉強時間」というのはとてつもないアドバンテージになりますし、他の受験生に大きな差をつけることができることは間違いありません。
逆に言えば、もし自分がそれをやらない選択肢を取るならば、それをやっている生徒に比べてそれだけ大きな差をつけられているということになります。
何度も言ってきていますが、受験勉強なんてほぼ確実に間に合いませんし、何もかも完璧な状態で試験に臨むことなんてまずありません。
すなわち、今この瞬間からできる小さな積み重ねは、実はすさまじい価値を秘めた行動になりうるのです。
貴重な時間を無駄にすることのないよう、今一度自分が何をするべきか、しっかりと考えてくださいね！
②受験のリアルを早く感じよう！
そして２つ目は、「受験のリアルを早く感じる！」です。
高２生の皆さんは、現段階では受験がどれほどのもので、具体的に１年後どんな問題を解けるようにならなければならないのかをしっかり分かっている人は少ないと思います。
まずは早い段階から、例えば今年の共通テスト本番の問題にざっと目を通して見て、時間を計って取り組んでみるべきです。
何も全科目やれとはいいません。
理社はまだまだ習ってない範囲もたくさんあると思いますが、例えば英語であったり、数学１Aなどは理論上は十分手をつけられるはずです。
おそらく全く歯が立たないと思いますが、１年後にこんな問題を解かなければいけないということと、今の自分がそこからどれだけ離れた位置にいるのかを自覚することで、危機感とともに受験勉強のモチベーションも芽生えることでしょう。
「解けなくてもいい」んです。
とにかく自分の現状を認識することで、「やらなければいけない」という意識と緊張感を持つようにしてくださいね！
③環境を変えよう！
そして３つ目が「環境を変える！」です。
人間は所属している集団や組織の雰囲気に染まってしまいやすいものですが、皆さんの周りはどうですか？
受験勉強なんてまだまだ先でいいだろ！と言っているような集団に属していては自分も流されて後回しにしてしまいますし、逆にすでに受験勉強を始めているような集団に属していれば、自分も危機感を持って勉強に取り組もうと思えるはずです。
本気で合格しようとする意志があるならば、まずは同じ意思をもつ仲間を見つけることが大事です。
仮に自分がサボってしまっても、日本中のライバルはすでに勉強を重ねていることでしょう。
そんな人たちに負けないためにも、１分１秒を大切に受験勉強と向き合い、かつそれが当たり前であるような人達に囲まれることを目指していきましょうね！
④目的と目標の違いを考えよう！
４つ目は「目的と目標の違いを考える！」です。
とはいっても、なかなかすぐにはピンときませんよね（笑）
簡単に言うと、「目的」が「将来自分がどうなりたいか」で、「目標」がいわゆる「志望校」になります。
すなわち、将来への「目的」のために、どの大学を目指すかという「目標」を定めるわけですね。
現段階で明確に将来こうなりたい！と決まっている人はそれほど多くないと思いますが、漠然としたものでもいいんです。
例えばいい会社に就職したい！であったり、こういう製品を作っている業界に興味がある！みたいなものでも構いません。
自分が「何をしたいのか、何になりたいのか」を決定づけるのは「学部・学科」になりますし、その「実現可能性をどれだけ高められるか、どれだけいい待遇の会社に入れるか」は「大学名」に依るところが大きいと思います。
その２つを含めた上で「志望校」です。
もし仮にどれだけ考えても将来なりたい姿が何も浮かばない…という人は、「自分の未来の可能性を広げる」ための目標設定をしてほしいと思います。
日本の社会の現状としては、やはり難関大に行くほど就職も強く、将来の選択肢が広いというのは否めません。
何もやりたいことがないからどうでもいいや…ではなく！
むしろ何もないからこそ高みを目指すことによって、もしやりたいことができたときにそれに手を伸ばしやすいような最善の環境を目指して欲しいと思います！
現在の自分の学力もある程度は考慮した上で、しっかりと「目的」に基づいた「目標」を定めることが出来れば、受験勉強に取り組むモチベーションも湧いてくると思いますよ！
⑤目標を宣言しよう！
そして最後の５つ目は、「目標を宣言する！」です。
もしどこの大学を目指すかを絞ることができたら、思い切って誰かにその目標を宣言してみましょう。
例えば両親であったり、仲のいい友人だけなどで大丈夫です、大々的に公表する必要はありません。
正直高い目標であればあるほど、それを宣言してしまうと後に引けなくなるし、それが失敗すると恥ずかしいしで、なかなか口にするのはキツい部分もあると思います。
「だからこそ」宣言するんです。
「後に引けなくなる」というのは目標達成をする上で非常に重要なポイントで、自分の心の中だけで目標を立てていては、いざうまくいきそうにないときに簡単に逃げの選択を取ってしまうことが考えられますよね。
しかし、あなたの目標を知っている誰かがいるとなれば、早い段階で断念してしまうのは失敗するよりも恥ずかしい、と踏ん張ることが出来るはずです。
自分で自分を追い込むことによって、そのプレッシャーに打ち勝つために更なる努力ができることでしょう。
「達成できなかったらどうしよう…」ではなく、「必ず達成するんだ！」という強い意志を持って、そこに足りないものを埋めるために全力を尽くしていってくださいね！
まとめ
さて、今回は高２生の皆さんに向けて、「受験勉強へのモチベーションの上げ方」について紹介していきましたがいかがだったでしょうか。
今回の内容をまとめると、
①短時間の勉強を舐めずに、コツコツ積み重ねる習慣をつけよう！
②実際の受験問題を見て、目指すべきレベルと自分の現状を認識しよう！
③「勉強するのが当たり前」な環境に身を置こう！
④将来どうなりたいかを考えた上で、どの大学、どの学科を目指すのかを決めよう！
⑤その決めた志望校を誰かに宣言してみよう！
の５点です！
少しでもこの記事を読んで「勉強しないと！」と思ってもらえることを祈っています。
今すぐ始めたとしても決して早いということはありませんが、それでも多くの受験生たちよりは１歩リードできるはずです。
自分を追い込みつつも、出来ることから着実に、頑張っていきましょう！
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