国語を制する理系は強い!
こんにちは!武田塾八尾校講師のK(京都大学工学部)です!
今回のテーマはタイトルにもある通り「国語」についてです。
理系にとっての「国語」ってなかなか曲者ですよね…。
そもそも「苦手」という意識を持ってしまっている人であったり、それ以上に理系科目の勉強が重すぎて十分な対策の時間を確保できないという人は非常に多いことでしょう。
そんな事情は全く考慮されない共通テストの配点200点、さらに言えば読解問題は1問8点。
この教科だけで数学あるいは理科2つ分の配点で、1問が理系科目の小問2~3問分の重みを持っています。
なんとなくで選んで正解することもあれば、どれだけ考え抜いても間違えてしまうこともあり、結局本番の文章との相性が勉強量を凌駕する可能性もある理不尽な科目です。
が、そんなことはみんな同じ条件ですのでいちいち文句も言ってられません。
しかし、理系のみなさんにとっては国語が二次試験にないことも多く、共通テストの配点が高い大学も多いので国語の出来はもはや死活問題ですよね…。
というわけで今回の記事では、理系の皆さん向けの「共通テスト国語対策」について、武田塾オススメの参考書を紹介していきます!
現在の他教科の勉強の進み具合によって国語に費やせる時間も全く違うと思いますので、そのあたりも考慮した記事になっています。
ぜひ自分の現在の状況と照らし合わせて、必要そうなものに取り組んでいってくださいね!
それではいきましょう!
①国語にもしっかり時間を割いて高得点を狙いたい人
まずは国語対策をガッツリやって、しっかり高得点を狙っていきたい人に向けた参考書紹介です。
こちらは武田塾のYouTubeチャンネルであげている「参考書ルート」を、現代文・古文・漢文について、なるべく全てやり切ってもらいたいと思います。(以下参照)
こちらの記事でも各単元ごとの参考書をまとめていきますね。
(画像サイズが異なる点については仕様ですのでご了承ください。)
現代文
①『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』
②『現代文 文章の流れがわかる 読解トレーニング』
③『柳善好之の現代文プラチナルール』
④『柳善好之の現代文ポラリス1』
まずは現代文は上記の4冊からルート通りに進めていきましょう!
これらの4冊の学習が済んだら、次に取り組んで欲しい参考書が
『きめる! 共通テスト現代文』
になります。
現代文対策として、評論が載っている参考書は多いのですが、小説の対策もしっかりとできる参考書は意外と少ないです。
この『きめる!共通テスト現代文』の第7講 第7問に小説の項目があり、詳しい解き方を学ぶことができます。
これらを一通り終えることができたら、センター試験の過去問や共通テストの予想問題集などに移り、どんどん演習量を積んでいきましょう。
漢字や語彙に関しては、必須というものでなく、自分が足りないから必要だなと感じたときに手をつけることをオススメします!
古文
①『読んで見て覚える重要古文単語315』
②『古典文法 スピード・インプット』
③『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル』
④『富井の古文読解をはじめからていねいに』
⑤『古文上達 基礎編 読解と演習45』
古文も現代文同様です!
まずは上記の5冊からルート通りに進めていきましょう!
これらの参考書を一通りやりきることができたら、共通テスト対策の問題集やセンター試験の過去問に取り組んでもらって問題ありません!
中でも共通テスト対策の参考書としておすすめなのが、
『大学入学共通テスト 国語[古文・漢文]の点数が面白いほどとれる本』
『きめる!共通テスト古文・漢文』
上記の2冊になります!
漢文
①『漢文早覚え速答法』
②『ステップアップノート10』
漢文に関しては、上記2冊の参考書を取り組めば、共通テスト用の問題集に取り組んでいっても大丈夫です!
もしその前に練習としてワンクッション挟みたいという人は、
『マーク式 基礎問題集 漢文』
をオススメします!
各参考書の詳しい内容については、実際に書店で中身を見てみたり、ネットで調べるなりして本当に自分に必要であるかは判断してくださいね!
②最低限の労力でそれなりの得点を狙いたい人
はい、上では何冊もの参考書を挙げさせていただきましたが、もう9月ですし、理系受験生にとっては上の参考書を全部やるのは無理だよ!って人がほとんどだと思います。
というわけで、上記の参考書の中からさらにピックアップして、時間がない中でもこれだけは取り組んでおくべき!というものを紹介していきますね!
現代文
現代文の最短コースは、
①『きめる! 共通テスト現代文』
②共通テスト予想問題集
③センター試験の過去問 の3ステップになります。
上で述べた『きめる! 共通テスト現代文』の前段階の4冊は思い切って飛ばしてしまって、いきなりこの参考書から始めてしまっても、多少苦しいかもしれませんが大丈夫です。
この参考書に挑む前に、どうしても最低限の基礎を押さえておきたいという人は、
『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』
『柳善好之の現代文プラチナルール』
の2冊にさらっと1度目を通して見ることをオススメします!
古文
古文に関しては、
『読んで見て覚える重要古文単語315』
まずはこちらの古文単語を絶対に覚えることから始めましょう。
単語がもうある程度仕上がっているという人は、次は文法の参考書に取り組む必要があります。
文法の参考書はかなり種類があるのですが、中でも比較的薄くて易しめな
『古典文法 スピード・インプット』
『やさしくわかりやすい古典文法』
のどちらかあたりから始めるのが手ごろだと思います。
そして仕上げとして、
『富井の古文読解をはじめからていねいに』
で基本的な古文の読み方を学ぶことができたら、あとはガンガン共通テスト予想問題集や過去問などで演習を積んでいきましょう!。
漢文
漢文については上とほとんど変わりませんが、
『漢文早覚え速答法』
『ステップアップノート10』
この2冊だけはしっかりと仕上げておくようにしましょう!
こちらも一通り終えることができたら、あとは演習あるのみです。
ここまででなんとなくわかったと思いますが、国語の勉強は明らかに現代文≧漢文>>古文の順にコスパがいいんですよね。
古文は高得点を安定させようと思うとかなりしっかり学習せねばならず、なかなか理系にとってはしんどい分野です。
逆に漢文は、重要な句形と基本的な読み方さえ押さえてしまえば、比較的得点に結びつきやすいですし、現代文はそもそも日本語なので、勉強というものを最悪しなくても問題自体は解くことは出来ます。
どうしても時間がない!という人は、一旦古文はおいておいて、まずは漢文・現代文をしっかり固めていくことをオススメします。
そこで少し余裕が出てきたら、古文単語など最低ラインから始めて、「全く点数が取れない」という状況から脱却することを目指して下さい!
まとめ
今回は理系向けに、共通テストの国語対策のための参考書を紹介していきましたがいかがだったでしょうか。
最後に『古文のコスパが悪い』とは書きましたが、裏を返せば、ここをしっかり得点できるとライバルに差をつけやすい分野でもあります。
漢文は確実に全員にしっかり勉強してもらいたいですが、現代文はそれほど勉強しなくてもそれなりに出来る!という人は古文メインの対策にするなど、戦略の部分はぜひ自分の実力を加味して考えていってくださいね。
では最後にもう一度各分野の一番取り組んで欲しい参考書を挙げておきます!
現代文:『きめる! 共通テスト現代文』
古文:『読んで見て覚える重要古文単語315』
漢文:『漢文早覚え速答法』
余裕がない人も、「まずはここから」です!
頑張っていきましょう!
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