ケアレスミスをなくしたい!
こんにちは!武田塾八尾校講師のS(大阪大学理学部)です!
今回は、誰もが経験してきたであろうケアレスミスについて話します。
おそらくこの記事を見に来て下さった皆さんはケアレスミスの多さに悩んでいる方が多いでしょう。
しかし、入試においてケアレスミスは重罪です。実力的には手が届くような大学にも入れなくなってしまいます。
ケアレスミスを減らすにはどうすればいいか、僕の経験も交えて書いていきます!
ケアレスミスから逃げない!
ケアレスミスをなくすためにまず最初にするべきことは、ケアレスミスしたことに対してきちんと向き合うことです。
例えば模試の自己採点をしたり、結果が返ってきたときに、「またケアレスミスしたわ~(笑)」とへらへらして特に対策を取らないでいる人を見たことはありませんか?
そういった人は、残念ですがそのままでは次も似たようなミスを犯してしまいます。
解けない問題で10点落とすことと、解けたはずの問題で10点落とすことはわけが違いますよね。
ケアレスミスも結局はミスなので、免罪符にして「やっちゃった!」で終わらせず、きちんとミスとして向き合う意識を持つところから始めましょう。
黒歴史ノートを作ろう!
ケアレスミス向き合うためにはどうすればいいのか?次にすることは、「黒歴史ノート」をつくることです。
黒歴史ノートとは、模試や普段の勉強中にしてしまったミスを記入することで、過去にしたミスを忘れないようにするものです。
ケアレスミスとは無意識のうちにしてしまうものなので、その場で「次からは気をつけよう!」といくら強く念じても、本質的には何もしていないことと同じで、また同じようなことを繰り返してしまいます。
例えば、後から黒歴史ノートを見返した時に、問題文に読み落としがあった!(誤っているものを選べなど)というミスが多ければ、重要な条件には線を引く!などの対策を取れたりします。
黒歴史ノートにミスを記録して後から見返すことで、自分のミスの傾向が見えてきて、その対策を取りやすくなったり、試験中にも自分がミスしやすい瞬間に敏感になれます!
計算ミスの具体的な対策は?
次に、ケアレスミスの中でも特に多い計算ミスについて話します。
ミスを記録したところで、計算ミスはどうやってなくすのでしょうか?その具体的な対策について話します。
解法テンプレートを作ろう!
1つ目に、いわゆる「よくある問題」の解き方のテンプレートを作ることが挙げられます。
たとえば僕の場合、「一次不定方程式ax+by=1(a,bは互いに素な整数)の整数解(x,y)を、ユークリッドの互除法を用いて一組見つけよ。」というよくある問題で、数字ばかりの式をいじる際にこんがらがってしまい、計算が遅れたりミスが多発したりしていました。
一次不定方程式の解を見つける問題は、特に共通テストでかなり頻出(二次試験でも単独で問われなくとも、解答の過程で導く必要があることもある)だったので、僕はこの計算をなるべく早く正確に解くためのプロセスを自分で開発して、どんなa,bが与えられても1分以内にミスなく導けるようにしました。
(具体的には、商と余り、その係数を一回ずつ書くだけで足りるような、筆算に似た方法でデザインしました。)
しかし、この例に書いた方法を紹介しても、やりやすいと思う人は少ないかもしれないです。なぜなら、これは僕自身が考えに考え抜いて得た、いわば自分専用の方法だからです。
それでも、ここで重要なのは、自分で考え抜き、試行錯誤して得た方法はほとんどの場合、自分自身に合った方法であるということです。
物事の理解の仕方や問題の解決方法には、個人それぞれにあった捉え方や方法が人の数だけ存在していると僕は考えています。なので、対策方法としてただ単に人のまねごとをするよりは自分にあった方法を模索するしかないということです。
また、自分で解法をデザインするというようなことをせずとも、よく知られている目新しくない方法(たとえば、使う公式を先に1行書いておく、など)でも、自分にあった方法である場合もあるので、そのようなものも含めて試行錯誤してみましょう。
その計算、本当に必要?
次に挙げる対策は、解答方針を先読みして無駄な計算をなくすというものです。
これは数学の勉強にも関連しますが、たとえば数学が苦手な人を見ていると、直前に7をかけた数字から7を割っている、などという光景をよく目の当たりにします。
これほど分かりやすい例だと無駄な計算であることはよく分かりますが、皆さんも似たようなことを無意識に、あるいはやってしまった直後に気付くことはないでしょうか?
こういうことが多く起こると、計算する回数が余計に多くなるので、その分ミスする回数の期待値も大きくなってしまいますし、単純に時間が無駄です。
このようなことを避けるための対策は、先ほどまでより少々上級向けですが、本当に必要であるときまで計算は横においておく、ということです。
先に簡単な方針を練っておき、解答全体を見渡す視野を持っておけば、この計算はする必要がないというようなことにも気づけることが多くなります。
または、同じことですが、基本問題の方針が一瞬で見えるほど基礎的な数学力を上げておくだけでも、より気づきやすくなります。
または、より数学への視野が広くなれば、よりシンプルな解答方針を見出すことで、見かけ上の計算力が底上げされることもあります。
算数と数学は独立なものであるという主張を目にしますし、その一部には賛成なのですが、数学力の練度はこのような理由で計算ミスの減少に寄与できるのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。次の模試からは、ケアレスミスなしで、まぎれもない現在の自分の実力だと自信を持って言える点数を皆さんが取っているのを心から願っています!
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