理科の勉強を始める時期
こんにちは!武田塾八尾校講師のI(神戸大工学部)です!
今年度の受験シーズンもそろそろ終わりを迎え、新年度が始まろうとしていますが、理系の新高3生は勉強できていますか?
ぜひ関連記事を読んで欲しいのですが、高校2年生は英数を固めることに重点を置いて、高3から理科を始めるという進め方が良いと思います。
まだ英数をあまり勉強できていないよ!という方は今日からでも英数の勉強を始めましょう!
ある程度英数の勉強が終わっているという人は春休み頃から理科の勉強に手を付けだすことをおすすめします。
そこで今回は、理科の中でも、化学について、勉強法とおすすめの参考書を一から話していこうと思います。
まずは理論化学を固めよう!
化学を理解するうえで大事なのが理論化学です。
化学は大きく理論・無機・有機の3つに分けられますが、理論分野は化学全体の基礎になる話が多いので、一番最初にやっておかないと、後の無機、有機で苦労すると思います。
例えば、イオン化エネルギーを理解して覚えていないと、無機分野でイオンの反応を理解できず、丸暗記しないといけません。
理論分野から勉強を始めることをおすすめします。
理解も丸暗記も必要
化学で、全てを丸暗記するというのは得策ではありません。
ちゃんと理解していないと応用問題や初めて見る問題に対応することが難しくなります。
かと言って、全てを理解しようとするのも現実的ではありません。
無機・有機において言えることなのですが、この範囲を深く理解しようとすると、高校範囲ではなくなってしまい、とても難しい理論を理解しないといけなくなります。
教科書に書いてあること以上は深堀りせずに、割り切って丸暗記することも重要です。
特に、無機分野は暗記することが多く、大変かもしれませんが、逆に、暗記さえしてしまえばそれなりに点数が取れるようになる分野でもあるので、暗記も頑張りましょう。
資料集を使おう!
学校で化学の授業を受けている人は、おそらく資料集を全員持っていると思います。
しかし、ほぼ使わずに眠っているという人も多いのではないでしょうか。
先ほど無機化学は暗記すべきことが多いと言いましたが、例えば沈殿や溶液の色を覚えないといけません。
しかし、参考書で文字だけ見て色を覚えていくのは大変です。
そこで、資料集の出番です。
資料集にはさまざまな写真が載っており、実際に見ることでより覚えやすくなると思います。
また、実験に関する問題が苦手という人も、資料集を確認してみましょう。
実験器具、やり方、注意点などが事細かに書いてあるので、資料集を使うことで実験の問題も解けるようになると思います。
おすすめの参考書
ここからは、これから化学の勉強を始める人に向けて、おすすめの参考書を紹介します。
宇宙一わかりやすい高校化学
これは、化学が苦手、または独学で一から勉強するという人におすすめの講義系参考書です。
図やイラストで分かりやすく解説しており、化学が苦手な人でも読みやすく、簡単に理解できると思います。
別冊で問題集もついており、これだけである程度の力は付けられますが、あくまで初歩的な参考書だということに注意してください。
鎌田の理論化学の講義・福間の無機化学の講義・鎌田の有機化学の講義
化学の参考書では定番の3冊です。僕自身もこの3冊を使っていました。
各分野を詳しく解説しており、入試問題から引用した例題が散りばめられているので習得した知識の使い方も身に付きます。
しかし、化学が苦手な人がここからスタートするのは少し厳しいかもしれません。
そういった人は先ほどの「宇宙一わかりやすい高校化学」を使いましょう。
セミナー化学基礎+化学、リードα化学基礎+化学
2つの違う問題集ですが、学校でよく配られているという点でまとめて紹介したいと思います。
問題集は、このような学校で配られている問題集でも十分だと思います。
逆に、これらの問題集が解けない人が、いきなり後に紹介する「化学重要問題集」等に挑んでも挫折すると思います。
現段階で問題なく解けている人は、他の問題集に進んで構わないと思います。
鎌田の化学問題演習
先ほどのDoシリーズ3冊の問題集です。
講義系と問題集が同じシリーズだと、様々なメリットがあるので、講義系がDoシリーズなら迷わず選んでよいと思います。
難易度としては少し高めで、Doシリーズの講義系3冊を固めてからでないと手が出ないと思います。
次に紹介する「化学重要問題集」と見比べて好きな方を選べばよいと思います。
化学重要問題集
言わずと知れた有名問題集です。
問題が難易度別にA、Bに分かれており、B問題はかなり難しいです。
僕も使っていましたが、僕は志望校のレベル的に、A問題だけで足りると思ったので、A問題しか解きませんでした。
自分の志望校の過去問を見て、判断しましょう。
化学の新研究・化学の新演習
この2冊は、東大・京大・医学部等のトップ校を受験する人のための参考書です。
化学の新研究はこれ以上ないほど詳しく説明されており、教科書に載っていない、大学範囲のことまで書かれています。
化学の新演習は化学の新研究とセットで使うことを想定されているので、とてもレベルが高い問題集です。
この2冊を使おうと考えている人は、本当に自分のレベルに必要なのか考えて、決めましょう。
まとめ
今回は化学の勉強法とおすすめの参考書について話しましたがどうだったでしょうか。
今回紹介した勉強法を参考にして、化学の勉強を進めていってもらえたらと思います。
また、参考書は自分の学力や志望校を考慮して、よく考えて決めましょう。
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