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信頼できる?共通テストリサーチを有効利用しよう!

共通テスト後の戦略

こんにちは!武田塾八尾校講師のI(神戸大工学部)です!

 

共通テストまで残り僅かとなりましたが、順調に勉強は進んでいるでしょうか?

 

国公立大志望の人は、共通テストが終わったら、自己採点してその点数を基に受験校を決定することになります。

 

そこで重要になって来るのが、共通テストリサーチです。

 

今回は、共通テストリサーチをどの様に活用するのか、どれくらい信用できるのかについてお話していこうと思います。

 

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共通テストリサーチとは

共通テストリサーチとは、各予備校が全国の共通テスト受験者の点数を集計し、データに基づいて大学の合格可能性を判定するシステムです。

 

河合塾、駿台、東進が行っています。

 

受験校を決めるうえで重要な指標となるので、必ずリサーチは出しましょう。

 

どこのリサーチに出せばいいのか

では、河合塾、駿台、東進と3種ある中でどこのリサーチに出せばいいのかとなると思いますが、答えは、「全部出す」です。

 

出来る限り全ての予備校のリサーチを出すことをおすすめします。

 

返却された3種類のリサーチを見比べることでより正確な判断を出すことができる上に、リサーチはネット上で申し込むことができるのでお金がかかりません。

 

手間を惜しまずに、リサーチは出来るだけ多く出しましょう。

 

各予備校の違い

3種類のリサーチには、それぞれ違った特徴があります。

 

自分でデータを見極めて、活用していきましょう。

 

河合塾

河合塾のリサーチは、なんといっても母数が一番多いことが特徴です。

 

母数が多いということは、信頼性も高いということです。

 

毎年、共通テスト(センター試験)受験者の約8割が利用しています。

 

また、第3回全統記述模試を受験していると、ドッキング判定もしてくれます。

 

とにかく河合塾のリサーチは必ず出すようにしましょう。

 

また、1月19日より、バンザイシステムもネット上で利用することができます。

 

バンザイシステムとは、河合塾が集計したデータと、自分の共通テストの点数に基づいて、様々な大学の判定を調べることができるシステムです。

 

リサーチの時に書いていなかった大学の判定を調べることができるのでとても便利です。

 

駿台

駿台(ベネッセ・駿台データネット)も、河合塾とほぼ変わらない母数なので、信頼性の高い判定が出ます。

 

ただ、少し判定が河合塾より厳しめかもしれません。

 

第2回ベネッセ・駿台記述模試を受けていると、ドッキング判定をしてくれます。

 

また、バンザイシステムのようにネット上で様々な大学の判定をチェックできる判定チェッカーというものがあります。

 

東進

東進のリサーチは、他の2つに比べると若干母数が少ないです。

 

判定は共通テストの点数から2次試験の点数も予想し、判定を出します。

 

なので、少し甘めに出ることもあります

 

また、共通テストの点数から、私大一般入試の判定も出すことができます。

 

しかしこれは、あくまで共通テストの点数からの予想なので、信用しすぎずに参考程度にとどめておきましょう。

 

もちろん、他2つと同じように、ネットから様々な大学の合否判定を調べることもできます。

 

加えて、W合格者進学先一覧も見ることができます。

 

もし両方合格した場合にどちらに進学するか迷うという大学がある人は、これを見て参考にするのも良いかもしれません。

 

判定の信頼性

リサーチの種類によって多少の差異はありますが、判定基準は

A…合格可能性80%以上

B…60%以上

C…40%以上

D…20%以上

E…20%未満

として、志望校の合格可能性が判定されます。

 

信頼性についてですが、模試の判定よりは確実に正確です。

 

時期が時期なので志望校が確定している人がほとんどな上に、利用者数が模試の受験者よりも大幅に多いからです。

 

なので、模試がD、E判定でまだ大丈夫だと思っていた人も、リサーチでD、E判定なら、危機感を持たなければいけません

 

しかし、たとえ判定が悪かったり、志望者順位が定員より下でも、まだあきらめる必要はありません

 

例えば、神戸大学工学部情報知能工学科は配点が、共通テスト250点、2次試験550点となっており、共通テストの配点が全体の約30%しかありません。

 

なので去年、河合塾のリサーチではB判定とA判定の基準が換算点で7点差しかありませんでした。

 

7点というのは、2次試験の小問1問ほどの差しかありません。

 

つまり、2次試験の配点が大きい大学・学部・学科では判定を気にしすぎる必要はなく、2次試験で十分挽回可能だということです。

 

私立大学の共通テスト利用の判定は、信頼性が高く、A判定が出ていたらまず合格していると思ってもらって大丈夫だと思います。

 

しかし、共通テスト利用入試は定員がはっきりしておらず、何人が合格できるのか分かりません。

 

実際私は、関西大学の共通テスト利用はD判定でしたが、合格していました。

 

共通テスト利用の出願は共通テスト前に終わっているので、判定が良ければ安心して勉強することができます。

 

見るべきところ

判定はもちろん大事ですが、他にも見るべきところがあります。

 

まず、志望者の中での順位です。

 

特に第一志望の大学において、自分がどれくらいの位置にいるのかを把握しておくことは大事です。

 

定員より下の順位ならば頑張らなければいけないことはもちろんなのですが、定員内に入っている人も安心してはいけません。

 

なぜなら、リサーチやバンザイシステムなどを見て受験校をワンランク下げる人もいるので、リサーチ時の志望者数よりも受験者数が増えることがあるからです。

 

上のレベルの人が来ることも想定して、最後まで気を抜かずに勉強しましょう。

 

また、自分の判定と1つ上、1つ下の判定との点数差も見ておくべきです。

 

同じC判定でも、D寄りのCなのか、B寄りのCなのかで話が変わります。

 

2次試験でどれくらいの点数を取らなければいけないのかも含めて、確認しておきましょう。

 

まとめ

今回は、共通テストリサーチをどの様に活用するのか、どれくらい信用できるのかについてお話ししましたが、いかがだったでしょうか。

 

リサーチの判定が良くても悪くても、気を抜かずに最後まで全力で走り切ることが大事です。

 

リサーチを有効に活用して、自分にとってベストな戦略を立てましょう。

 

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