併願校 もう決めた?
こんにちは!武田塾八尾校講師のI(神戸大工学部)です!
国公立志望の皆さんは、併願する私立大学は決まったでしょうか。
まだ決まっていない!という方はそろそろ決めていった方がいいのではないかと思います。
といっても、私立大学は学部・学科がたくさんあって、入試方式もたくさんあるのでどうすればいいか分かりにくいですよね。
そこで今回は、僕自身の経験を基にして、併願大学の決め方の例を具体的に紹介したいと思います。
※掲載しているボーダーラインなどは、河合塾によるものであり、2021年10月時点のものです。
併願校なしで挑もうとしている人
中にはそもそも併願校なしで、国公立一本!という人もいるかと思います。
確かに、第一志望の大学に絶対行きたい場合や、金銭的な面で私立大学が厳しい場合など、理由は様々あると思いますが、私立大学に入学する気はないにしても、せめて1校は併願校を受験しておくことをおすすめします。
まず、「入試本番の雰囲気に慣れることができる」というメリットがあります。
いきなり最初の受験が第一志望の大学だと、緊張してしまったり、実力が発揮できずに終わってしまうかもしれません。
予行演習の意味でも、併願校を受けておいた方がいいです。
もう一つの理由は、「浪人時の指標になる」ということです。
あまり考えたくはないことかもしれませんが、第一志望を貫いて、現役の段階で志望校に届かなかった場合、もう1年再チャレンジすることになると思います。
しかし、併願校を一つも受験していないと、浪人してしまったときに自分が現段階でどの大学までなら合格できたという指標がなく、自分の実力がちゃんとわからないという状況になってしまいます。
合格できた大学があると、自信にもつながるので、個人的には併願校は受けておいた方がいいと思います。
勉強したい学部・学科がある大学を探す
まずこれは大前提ですが、自分が大学で学びたい内容が学べる学部・学科がある私立大学を探しましょう。
「どこに何があるか分からないよ!」という人は河合塾Kei-Netの入試難易予想ランキング表だと学部系統別に大学が調べられていいと思います。
併願校は受かるところなら何でもいいのではないかと思う人もいるかもしれませんが、もし第一志望に落ちてしまったら、入学することになるので、しっかりと考えて決めましょう。
偏差値を調べる
先ほど紹介したKei-Netなどの入試情報サイトで、自分のレベルにあった大学を探しましょう。
よく言われる目安として、模試でA判定(合格率80%~)が出ている大学は「安全校」、B・C判定(合格率40~80%)は「実力相応校」、D・E判定(20%以下~40%)は「チャレンジ校」というものがあります。
併願校を選ぶ際は、実力相応校を多め(3校~)に受け、安全校、チャレンジ校を同じくらい(1、2校)受けると良いと思います。
出題傾向を調べる
出題傾向はとても大事です。
例えば、同志社大学の英語は、国公立大学の英語の出題傾向に近く、第一志望の国公立大学の英語の対策をしているだけで私立対策にもなります。
逆に、併願する私立大学の傾向と第一志望の大学の傾向が違うと、併願校を受けるために対策をしなければならず、時間を取られてしまいます。
例えば、関西学院大学の英語は、文法・語彙問題単独の大問があり、国公立大学の英語にはあまりない出題形式なので、対策が必要となってしまいます。
第一志望の大学の出題傾向にあった大学、もしくは自分が解けそうな出題形式の大学を選ぶようにしましょう。
入試方式を調べる
私立大学にはさまざまな入試方式があります。
基本的に3科目で受ける場合が多いですが、2科目で受けられる場合もあります。
また、受けた科目の中で高得点の2科目を採用するといった方式もあります。
そして、特に国公立志望の人に受けてもらいたいのは、「共通テスト利用型」です。
共通テスト利用型は、共通テストの得点のみを使って合否判定を出すもので、わざわざ入試を受けに行く必要がなく、国公立志望の人にとってすごく受けやすい入試方式です。
また、7科目すべてを使う方式もあれば、3科目から受けられるものや、高得点の科目を利用できるものなど様々です。
しかし、一般的に私立大学の共通テスト利用は高い点数を必要とします。
近畿大学国際学部でボーダー得点率(合否可能性が50%に分かれるライン)が71%~77%
関西大学経済学部で76%~83%
同志社大学理工学部で、86%~91%となっています。
なので、上述の「安全校」を共通テスト利用で合格をとるといった使い方がメインとなるでしょうか。
大まかな傾向として、共通テスト利用は利用科目数が増えるほどボーダーラインが下がるので、国公立志望で共通テストを7科目受けている人は出来るだけ多い科目数で出願した方が良いかもしれません。
また、共通テストの点数のみでは厳しいけど、使えそうな科目があるな、という人は「共通テスト併用型」というものもあります。
これは、共通テストの得点とその大学の入試の得点を合わせて合否判定する方式で、自分の得意科目を使いやすい方式です。
その日に一般入試も受験することで、一日で2つの合否判定を出すこともでき、受験しやすくなっています。
日程の調整
併願校が決まったら、具体的に入試日程を決めていきましょう。
先ほどの入試方式を見ながら決めていきますが、注意すべき点があります。
1つは、「日程を詰めすぎない」ということです。
模試を一日受けるだけでもかなりの労力を使いますよね?
それが入試本番ならなおさらです。
個人的には、入試は連続したとしても3日までが良いのではないかと思います。
それ以上続いてしまうと、精神的にも、体力的にも疲れてしまいます。
もう1つは、「国公立大学の受験に影響を及ぼさないか?」ということです。
これは主に関東の私立大学に多いことなのですが、入試日程が遅め、つまり国公立大学の入試日に近い場合があります。
例えば、早稲田大学社会科学部の入試日は2/22であり、国公立大入試が行われる2/25のわずか3日前となっています。
そうなると、入試直前に国公立対策をしたいのに、時間を併願校の対策、受験に奪われてしまいます。
特に問題がなければよいのですが、一度確認しておきましょう。
まとめ
国公立志望の人向けに、併願校の決め方を紹介しましたが、どうだったでしょうか。
自分に合った併願校、入試方式を見つけて、戦略を立ててください。
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