この1年間の過ごし方を可視化してみよう!
こんにちは!武田塾八尾校の講師K(京都大学工学部)です!
最近は気温も高くじめじめとした暑さでなかなか過ごしづらいですね…。
緊急事態宣言も延長され、なかなか前を向きづらい世の中ではありますが、自分ではコントロールできないことに対して悩んでいても仕方ありません。
自分に今できることは何かを考えて、一つずつ確実にやり切るようにしていきましょう!
さて、今回のテーマは、タイトルにもある通り、「合格へのロードマップを作る!」です。
もう6月に入るということで、部活を引退してここから本腰を入れて勉強に取り組んでいくぞ!という現役生の方も多いのではないでしょうか。
今までよりもはるかに多くの時間を勉強にあてられるようになるであろうこの時期だからこそ、今一度、自分が大学に合格するためには「何をどういうペースで進めるべきか」を明確にしてほしいと思います。
この記事では、「合格へのロードマップ」を考えていく上での重要なポイントや作り方の一例なども紹介していきますので、こちらも参考にしつつ、自分なりの、自分だけのロードマップを作ってみてください!
それでは、やっていきましょう!
①まずは志望校をしっかりと決めよう!
合格へのロードマップを作るうえで重要なポイントの1つ目、「目標設定」です。
この時期になればほとんどの人が志望校や学部などを考えられているとは思いますが、中には明確な理由もないまま何となくで決めてしまったり、いくつかの候補の中から絞り切れていない…という人もいるのではないでしょうか。
そんな人はまず、ここに絶対行きたいんだ!と思えるような大学を見つけてほしいと思います。
「自分が将来どうなりたいのか」、「その大学で何がしたいのか」、「そこに入ればそれらは実現できるのか」…などなど、具体的にその大学に合格することが自身に及ぼす影響を考えるなどして、自分の将来にワクワクすること、そして、そこを目指す闘志を燃え上がらせることが非常に重要です。
これから1年間その大学を目指して勉強していく上で、その大学を目指す決意や意味付けが中途半端なままでは期待できる学習効果にも限界があります。
①明確な意思と覚悟をもって目標に向き合うこと!
②少しチャレンジングな設定をして自分の成長を促すこと!
これが、目標設定をする上での鉄則です。
まずはこれから全力で頑張りぬくための精神的な土台を作り上げましょう!
②志望校の情報を集めて、目標点数とその内訳を設定しよう!
さて、ここからは「目標設定」の第2段階目です。目標点数とその内訳を考えてみましょう。
皆さんが大学の情報を集めるうえで大事にしてほしいのは、
・合格最低点 ・配点 ・出題傾向 の3点です。
これらの3つの情報があれば、どの教科を最低でもどのくらいのレベルまで仕上げなければならないのかの目途が立ちます。
これらの情報は大学の過去問等にも載っていますが、個人的にはパスナビというサイトがおススメです!(→https://passnavi.evidus.com/)
ある程度合格のために必要な点数が分かったら、今度は自分が本番でこれだけ取る!という目標を設定していきましょう。
例えば、平均的な合格最低点が580/1000ならば、目標合計点数は630~650点ぐらいが妥当だと思います。
(あくまで目標なので少し高めにしつつ、頑張れば実現可能なレベルのものにしておきましょう!)
さて、合計点の目標が決められたら、今度は試験の種類ごと、さらには教科ごとに細分化していきます。
(今回は国公立志望の方に合わせて書いていきます。私立1本という人も基本は同じなのでやってみましょう!)
さて、640点をどのような内訳で取っていきましょうか。
一般的に二次試験は共通テストよりも難しいですが、人によって記述が得意、マークが得意などいろいろあると思いますので、この辺は本当に自分次第です。
例えば自分は、京都大学工学部が第一志望だったので、センター試験(のちの共通テスト)で180/200点、二次試験で、460/800点くらいの感じでなんとなくの目標を立てていました。
さてここまでできたらあとは教科ごとの目標得点を決めるだけです!
自分の得意不得意、伸びしろなどを何となくでいいからイメージしてみて、どのような得点配分が現実的かを考えてみましょう。
ここで少し出題傾向なども考える必要がありますね。例えば、あまりに数学が難しくここで点を取るのは厳しそうなら他で稼ぐ必要がありますし、逆に難易度がそれほど高くないなら確実に得点しなければなりません。
さて、繰り返しになりますが僕が実際にやっていた目標設定はこんな感じです。
共通テスト目標得点
点数/教科 | 国語 | 数学 | 英語 | 化学 | 物理 | 日本史 | 合計 |
目標得点 | 170 | 180 | 180 | 90 | 85 | 93 | 795 |
満点 | 200 | 200 | 200 | 100 | 100 | 100 | 900 |
換算目標得点 | 42.5 | 0 | 45 | 0 | 0 | 93 | 180.5 |
換算配点 | 50 | 0 | 50 | 0 | 0 | 100 | 200 |
二次試験目標得点
点数/教科 | 国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 合計 |
目標得点 | 50 | 120(150) | 85(113) | 120(150) | 375(463) |
満点(換算) | 100 | 200(250) | 150(200) | 200(250) | 650(800) |
とまぁこんな感じで目標を立てていました!
皆さんも同じように各教科の目標点数を設定することはできましたか?
これで目標設定はおしまいです。案外疲れましたかね(笑)
でももうちょっとだけ続きます。1度作ってしまえばおしまいなのでもう少し頑張りましょう!
③目標と現状とのギャップを把握しよう!
合格へのロードマップを作るうえで重要なポイントの2つ目「目標と現状との差を認識する」です。
目標設定の段階で志望校への決意と目標得点が定まりましたね。
ここからはそれを実現するために「実行」していく段階です。
その前段階として、現在の自分は定めた目標に対してどのくらいのレベルにいるのかを理解する必要があります。
実際に一度過去問を解いてみるなどしてもよいですし、過去に受けた直近の模試の結果を参考にするのも良いでしょう。
とにかく、最終目標である目標得点とのギャップをまずは各教科ごとに書き出してみましょう!
ここでもできるだけ具体的に、つまり数字や事実を交えて認識していくことが非常に重要です。
例えば、直前のマーク模試の英語の点数が140点だとしたら、目標との点差は40点ということになります。
ではこの40点という差をどう埋めていきましょうか。
単語なのか文法なのか、はたまた長文なのか、この辺りは次の段階で考えていくことにします。
まずは各教科で同じように現状と目標との差をまとめていきましょう!
ここまでできたら、あとはそのギャップをどのように埋めていくのか、つまり、「学習の戦略設定」の段階に入っていきます!
それではやっていきましょう!
と、言いたいところですが、この記事もかなり長くなってきているので今回はここまでとさせていただきます。
もしちゃんとロードマップを作ってみよう!と思ってくださる方がいましたら、次回の記事では学習戦略の立て方についてもお話していきますので、是非ご覧になってください!
(次回の記事→https://www.takeda.tv/yao/blog/post-193383/
「ここからが本番!合格へのロードマップの作り方!part2」)
まとめ
今回は、「合格へのロードマップの作り方」ということで、目標設定の大切さや現状認識の必要さについてお話していきましたがいかがだったでしょうか。
なかなかにめんどくさくて途中でやめてしまった方もいるかもしれませんね(笑)
しかし、今現在の課題と目標とを見える形に書き出してみて、常に自分を鼓舞できるような状態に置くこと、目標との差が明確に縮まっていっていることを実感することはこれから先勉強を続けていく上で非常に重要なことだと思います。
受験勉強にも限らずですが、何か目標を設定して、そのために何が必要かを考え、実際にそれを達成できるように計画を立てていく、というのは将来あって損する能力ではありません。
このロードマップ作りももうちょっとだけ続きますが、ぜひ最後までやり切ってもらえればと思います!
それでは、次回の記事もお楽しみに!
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