こんにちは!
大和駅 武田塾大和校の教務の瀬田です!
いきなり本題ですが、勉強をするときどうやって勉強しますか?
テキストや参考書を読み漁ることが多いと思いますが、もし可能ならば失敗をたくさんした方がいい!
教えてもらう前に独学で手探りで何回かやって失敗をする。
とりあえず手探りで問題解きまくって後から失敗を修正する人と
テキストを一通り読んで問題集に取り組む人
どちらの方が効率的なのかというと手探りで問題解きまくった人の方が伸びる!!!
本当に勉強の内容などを頭に定着させたい場合は「失敗」が必要
普通、私たちは新しいことを学ぶ前は、事前に学びたいと思うのが普通の考え方。
しかし、授業をたくさん受けて参考書を読みまくるなど実際は、いろんな失敗をした方が実は学習効率が高くなる!
苦労して得た知識とかの方が人間は頭に定着しやすいんです!!!
なので、サクッて教えてもらったりだとか、最初から授業を受けたりするなどすると意外と簡単に忘れてしまう。
これは実は、「生産的失敗」といって
教えてもらうよりも自分で手探りで間違えた方が知識が身につくよという考え方
これを上手に使っているのが「スイス連邦工科大学チューリッヒ校の研究」の授業です!
では、この大学が何をしたのかというと
15年分の研究を分析しました。
- 最初に教わってから独学
- 最初に独学してから後から教わる
どちらの方が効率的に学べるのかを調査したという研究です。
詳細は、小学生から大学生を対象としていて
地域は、北米・ヨーロッパ・アジアで世界中が対象となっています!
学習科目もたくさんあり、数学・物理・科学・生物・医学、テストで使えそうな勉強で行いました!
読解力・作文・人文などの社会科学系は入っていません×
いわゆる「THE・テスト!」みたいな理系の勉強を中心に行った研究ですね!
各分野の理解度と応用力をどれだけ理解しているのかをチェックした研究です!
結果として何が分かったかというと
やっぱり最初から教わらない方がいいということ!
結果として、教わる前に内容を実践すると2倍の効果
生産的失敗をすると3倍も効率的に勉強が進んでいたそうです!
だから、教わるよりも手探りで初めて少し失敗する方が圧倒的に学習効率が高い!
先生から教わる前に、自分で問題や演習をやっている方が遥かに優れた学習効果を上げていたそうです。
この効果なんですけれど
中学生以上の方が先に手を付ける効果が高かったそうです。
なぜかというと、推論ができるかどうかがポイントです。
「自分の頭で考えたりだとか、この問題ってこうやったら解けるんじゃないか、これを応用したらいいんじゃないか」
という風に自分で推理する基礎的な能力、推論能力が整ってくるのは大体中学生くらいからみたいで。
人間って。
推論・推理ができるようになってからじゃないと。この学習方法は効果が薄いかも、、、
実際にこの効率はすごかったらしくて、どれくらいすごいかっていうと
授業で教わる前に自分で問題を解いたりすると本当に優れた先生の授業を1年間受けるよりも、2倍近く効率的だったとこの研究ではわかっているそう!
すごいですよね!!
教わるよりも独学の方が人間の能力は伸びるっぽいね!
さらに実際に自分がトレーニングしたり問題を解き始めたりする段階だったりの生産的失敗
つまり
授業を受ける前にやったグループっていうのは優れた先生から1年間授業を受けるよりも3倍も学習成果が上がっていた
ということが分かっている!
良く独学で成功する天才などでよくある話が、図書館で勉強したとか本屋さんでバイトしててその本で勉強したみたいな人がいますが、
彼らが天才たりえたのはコレかも!
教えてもらえるタイミングが、今の子供・学生・私たちはすぐ教えてもらえる環境にあるよね
まず教えてもらおうと思っちゃうんだけど、どうやら私たちは手を付けてみてアレコレ考えた方が
後々3倍くらいの学習効果が返ってくる!
だから、簡単に教わっちゃうのは少し問題なのかも、、、(笑)
一回推論を経ないと人間はその知識が定着しないので、
予備校で新授業受けていても、ほとんど何も残らないということになる
ただこれを言うと「いやいやいや、私たちが資格試験や勉強しようと思ったらまずテストに合格しないといけない」
「大人になってからの使える知識よりもテストに通過するのかどうかの方が大事だから!」
「最初は先生から学んだ方がよくないか?」という方もいると思いますが、
この研究ではそれもネガティブを突き付けてくるんですよ!
なんと!生産的失敗をやって学んだグループは試験への合格率もアップしていた。
だから本当に試験は受かりたいと思うのであれば、はっきりいうと生産的失敗をしておいた方が合格率が1.2倍に上がります。
生産的失敗の効果を高める4つの方法
まずは1つ目のポイント
予備知識をフル活用する!
当たり前なんだけど難しい問題、解いたことのない問題を解くためには、なるべく多くの知識を組み合わせて使う必要がある。
この時に生産的失敗をすると自分が学んできた知識をフル活用して導入する。これによって効率的に生産的失敗ができるようになる。
「これはあれと似ているからこうやったら解けるかな、ダメか、じゃあ、あれと組み合わせたら解けるかな」
って自分が知っている知識をフル活用してまずは問題を解けるかどうかやってみる!
これで、解けなかったらやり方を変えて3回は挑戦してみる!
つづいて2つ目のポイント
「知識のギャップを認識」することを意識してみてください。
生産的失敗によって学習効果が上がる理由は、知っていることと知らないことのギャップが分かるからなんですよ!
例えば!自分が国の文化についての勉強をしようと思います。
日本の文化は知っているので韓国の文化を勉強しようと思ったら「韓国の文化について全然わからないところから始まる」
地名も言葉も違う。
それで勉強しようとすると同じ文化とかがあるんですよ。似ている発音や似ている言葉があるってなって
「ここはわかるんだけどここはわからないな」ってなって
「これはこうだったんだ」ってなって生産的失敗をすると自分が分かるところとわからないところが明確になる!
最初に生産的失敗をしてあげると、何が分かって何が分からないのかが分かるから効率的に学べるのですよ!
ところが問題を解くとか壁にぶち当たるとかしないと、何が分からないか分からないから全部頭に入れようとして頭がパンクするんです。
3つ目のポイント
一旦、考えてから学ぶ。
一旦、自分の頭で考えてからの方が人間は、覚えやすくなるのと同時に新しい概念などを受け入れやすくなります!
人間は無意識に自分と違う考えや知らないことを否定することによって可能性を逃す。
一旦、頭で考えると「なるほどね、だから〇〇なんだ」みたいな風に新しいことをすんなり受け入れられる。
4つ目のポイント
教師から学ぶのは失敗した理由
1番最後の段階で先生や講師からフィードバックをもらうのは確かに大事なんですけど、
これは解き方を学ぶのと同時に、「なぜ思いつかなかったのか」を考えるべきです!
つまり、「失敗した理由を学ぶ」のが大事
スポーツやほかの分野でも同じで、「自分が何で間違ったのか」という風に自分を知るのが大事ですよね!
是非皆さんもその辺を意識して取り組んでみましょう!
まとめ
武田塾では、
定期的な三者面談(生徒・保護者・校舎長)
毎週の特訓後面談(生徒・担当講師・校舎長)
をしっかり行うことで、
一人一人に合った学習、生徒さんとのコミュニケーションをとても大切にしています!!!
学校生活でうまくいかなかったり、勉強やその他で落ち込んでいたりする生徒さんも
ご気軽に相談することができます!
興味を持った方はぜひ、お気軽にお問い合わせください(^^)
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