こんにちは!
大和駅から徒歩30秒!
武田塾大和校です!
今回は題目にある通り、
今回は「現代文」の勉強法について!
皆さんは現代文、得意ですか??
受験相談でも、
「現代文得意?」
という質問をすると、
「できなくはないですが、
得意ではないです…」
という返答をよくもらいます。
まあゆーても
現代の日本語なので、
英語や古文のような
「読めない!」という現象は起こりづらいですが、
点が安定しない!!
波がある!!!!
という人が結構多いですよね。
英語ならば英単語や熟語、文法を覚えよう!
社会なら知識を覚えよう!
と方針が立ちやすいのですが、
現代文って…
何やればいいんだろう…??
という人も多いと思います。
今回はそんな人向けの記事となっております!
センター国語で
満点経験のある校舎長が張り切って書くので、
是非参考にしてくださいね(*‘ω‘ *)
現代文には2つの力が必要。
大学受験の現代文の問題を
正しく説くために必要な力は、
端的に言えば2つあります。
これらは両立をすることが必要になります。
一つは「読む力」
もう一つは「解く力」
です!
どちらか一つでは成り立ちません。
今回は読む力について、
紹介していきたいと思います!
読む力について
文字通り
「文章を読む力」です!
所謂読解力ですね(*‘ω‘ *)
文章を読んでいくうえで必要である要素を紹介していきます!
①語彙力・漢字力
これはほぼほぼ暗記です!('ω')
漢字を正しく読むこと、
言葉の意味を知ることです!
言わずもがな、
大事ですよね。
言葉の意味を知らなければ、
文章を読み解くことはできません。
そうはいっても日本人だよ!
と思う人もいると思いますが、
大学受験で主に出題される評論文は、
学術的な内容であることが殆どなので、
難しい言葉も多く出てきます。
ただでさえ、
ちょっととっつきにくい内容なのに、
言葉の意味も曖昧だと、
内容も入ってきませんよね。
評論文によく出てくる言葉だけでも
押さえておくと、
格段に文章を読むのが楽になりますね!
漢字の対策には、
河合塾から出ている「漢字マスター」
がおすすめです。
語彙力を鍛えるのには、
こちらも河合塾の「ことばはちからダ!現代文キーワード」
やZ会の「現代文キーワード読解」
がおすすめです!
②助詞力
女子力じゃないですよ!笑
これは
「が」「も」「の」「を」などの、
言葉に意味を付属させる語です。
こいつは、
一文の意味を理解するために
必要不可欠である
と同時に、
一文の意味が理解できなかった時に
読み解くためのヒントになってくれます。
と言われても、
ちょっとピンとこないかもですね。
助詞には、
格助詞、接続助詞、副助詞…など種類があります。
もちろんどれも大事なんですが、
種類がめちゃくちゃ多くて
全部書くと埋まってしまうので、
例をいくつか抜粋して説明していきます。
例えば格助詞!
体言(名詞など)のうしろについて、
その体言が文中の他の言葉に対して、
どのような関係かを示すのかを表します。
例)
太郎くん「が」学校まで歩いた
…太郎くんが主語であることを表しています。
主語と述語の切り分けと結び付けは、
文章を読むうえで重要です。
特に評論文は二項対立が殆ど。
対比されているものと、
その特徴などの内容を結びつけ整理するためにも、
格助詞を正しく扱うことは必要不可欠です。
また、
接続助詞なら、
動詞などの用言や、
助動詞の後ろについて、
前後の文節を接続する役割があります。
例①
私はお腹がすいた「ので」ラーメンを食べた
…順接の働きで、
「ので」の後ろには、当然の結果が続く形になります。
例②
頑張って勉強した「のに」テストの結果が悪かった
…逆接の働きで、
「のに」の後ろには、予想外の結果が続く形になります。
このように、
一文の中で前後の文節のつながりを
表しているのが接続助詞です。
例②について考えてみましょう。
この一文の前に
「先週テストがあった。」
という一文があったとします。
その後ろに、
①頑張って勉強した
のに
②????????
②の部分の内容がわからなくても、
「のに」が逆接だということに注目すると、
必然的に②にはテストは悪かったという内容が
入るんだな、という予測ができます。
一文の前半部分と後半部分の
どちらかが理解できなかったとしても、
順接なのか逆接なのかがわかるだけで
片方からもう片方を推測することができます!
③接続詞力
「しかし」
「よって」
「したがって」
等、
一文と一文を接続するための言葉です。
評論文の文章は、
語彙力をしっかり勉強した上でも
知らない言葉や表現が出てくることも
十分にあり得ます。
そうなると、
一文の意味がいまいち読み解けない…
ということも起こることがあります。
そんな時に
頼りになるのが接続詞!
例えば、
「しかし」に続く一文の意味が
いまいちわからなくても、
「しかし」…逆接(前の一文と逆のことを述べる)
ということを理解をしていれば、
その次の一文を読み解くための
十分なヒントになります。
さっきの接続助詞とちょっと似てますね!
④背景知識・テーマ力
これはあればなおよいです。
あらかじめ、
評論文の内容のテーマについて
ある程度理解をしておくと、
文章の内容が入ってきやすくなります。
特につまずく人が多いテーマとして、
哲学があげられます。
非常に抽象的な内容なので、
身近に理解がしづらく、
また背景知識がないと
なかなか正しく読むことができません。
例えば、
「功利主義」
とポンと言われても、
???
となる人が多いと思うのですが、
簡単に言えば、
社会全体に利益が行き渡ることを望むことであり、
そのためには一部を犠牲にしてもOK!
みたいな意味です。
まあ実際はそんな簡単な話じゃないんですが、
それくらいのレベル感で理解をしておくだけでも、
文章全体の内容把握にはそんなに困りません。
使用参考書としては
先ほど紹介した、
こちらも河合塾の「ことばはちからダ!現代文キーワード」
やZ会の「現代文キーワード読解」
がこちらでもおすすめです!
⑤文構造理解力
ここまでの、
①~③の内容では、
一文ごとに対する内容がでしたが、
ここからは、
一文一文が集まった塊である
文章についての言及になります。
一文を正しく読む(ミクロな視点)
ができるようになったら、
次は段落ごとで構造を理解しつつ、
文章全体の意味の把握(マクロな視点)を
行っていくことが重要になります。
評論文は、
筆者が自分の意見を
様々な手法を使い
他人に分かるよう、理論的に説明をして
納得をさせることが目的の文章。
ですので、
文章の構造や順番にも、
筆者の意図と目的があります。
それを正しく理解した上で、
文全体で筆者が述べたかったことを
理解することが重要になります。
先ほども言った通り、
評論文は二項対立になっていることが殆どです。
まずは段落ごとで、
何についての言及なのかをしっかりと把握し、
纏められるようになりましょう。
・文章のどこに
・どの内容が
・どのように書かれていて
それを通して
筆者が何を伝えたいのかを
簡単にまとめる能力が必要になります。
これのことを
要約と言います。
こちらの力は、
「現代文読解力の開発講座」
での対策がおすすめです!
少し難易度が高いですが、
文章構造をどうとるか、
文章全体の要旨の取り方を
明確に説明してくれているので、
「読む力」を付けるうえでもってこいの参考書です。
おまけ:評論文はパズルだ!!!
文章って、
「流れ」が大事なんじゃないの?
と思う人が多いと思います。
間違いではありません。
勿論大切ではあるのですが…
現代文の問題を解くうえでは、
「流れ」よりも「図解」が大事です。
諭説文は、
文学的に美しく書こうという意図はなく、
自分の主張したいことを
どう論理的に「組み立てるか」
考えられて書かれている
文章です。
基本的には、
一文→形式段落→意味段落→文章
という風に、
一つ一つのピース(一文)を組み合わせて、
大きなピース(段落)ができ、
それを組み合わせることで、
一つの絵(文章)ができるのです。
どれか一つや二つだけを意識するのではなく、
細かいピースと全体の構造の理解の両立を
できるようにすることが大切です。
流れだけ掴んで読んでしまうと、
字面をなぞるだけで終わってしまったり、
後から見返しても、
どの辺に何が書いてあったかが分からずに
一つの設問に時間をかけてしまうこともあります。
最初に文章を読むタイミングでは、
マッピングを意識しましょう。
解く力について
今回は基本的に選択肢問題に
どう対応するかについて書いていきます(*‘ω‘ *)
誤った選択肢にはパターンがある
特に多い問題は、
「次の選択肢から正しいものを選びなさい」
という問題が多いと思います。
この時、
消去法で解くことが特に多いと思いますが、
この消去する誤った選択肢には
基本的にパターンがあります。
①言い過ぎ表現
→「絶対」「必ず」などがついてる場合は要注意。
書いてはあったが、
「そこまでは言ってない…」という内容になっている場合
②文章に書いていない内容
→「そんなこと言ってたか…?」と少しでも思ったら注意。
根拠を探して、そんな内容がなければそれは誤りです!
③書いているけど今の問題には関係ない内容
→「傍線部①の内容について、正しいものを選べ。」
というような問題で、
傍線部①には全く関係ない部分の
内容を引っ張ってきている場合。
もしその内容が文章の中にあったとしても、
きちんと設問で問われている内容と
一致しているかを確認しましょう。
④主語と述語が一致していない
→AはBである。CはDである。
という内容の文章で、
選択肢がAはDであるとなってしまっているとき。
主語と述語が入れ替わってしまっていますよね。
二項対立が多い評論文では特に、
この問われ方が時々あります。
よくあるところだと、このあたりのパターンが多いです。
難易度が上がると、これに収まらないこともありますが、
ほぼほぼここからの派生になっていることが殆どです。
現代文の正しい演習法
日頃の現代文の演習を行う際、
①問題を解く→②丸付け→③解説を見る
という流れで行うことが多いと思いますが、
③の時には、
・合っている選択肢 →その根拠がどこにあるか ・間違っている選択肢 →なぜ間違っているのか どのパターンの間違いなのか |
上記を必ず確認しましょう!
出来れば、
選択肢の間違っているところに赤線を引くなどして
可視化をしたり、
自分が間違えたパターンなどを
日記みたいにまとめたりしてみるとよいと思います。
まとめ
今回は現代文の勉強法ということで、
「読む力」「解く力」それぞれについて言及しました!
文章を正しく読むためには、
①一文を正しく読む
②文章全体で何を言っているかを掴む
この二つの両立が必要です。
また設問で正しく解くためには
選択肢の間違いパターンを分析して、
自分なりに纏めたり可視化をしてみましょう!
現代文は「安定しずらい」と思っている人が多いですが、
正しく読み正しく解くことができれば、
安定して高得点を取れるようになります。
私は高校生の頃国公立志望だったので、
センターの過去問を10年分くらい解きましたが、
現代文で8割を下回ることは1回もありませんでした。
正しい読み方解き方を学び、
現代文を得点源にしちゃいましょう(*‘ω‘ *)
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