【新課程入試】新課程で大きく変わる社会科に対応していくために！

こんにちは。

JR山口駅から徒歩7分、

武田塾山口校です！

今日は皆さんの日々の勉強に関わる大切な話をしたいと思います。もう実際に、この話を耳にしたり実感したりしている方も多いかもしれません。

それは、今年度から新課程へと移行し、学習内容が変わる教科がいくつかある、ということです。

特に、数学、理科、そして社会の内容が大きく変わっています。そしてこの変化は、そのまま受験に反映されてゆくのです。

今回は、社会の変化について、そしてさらにその対策について説明をしたいと思います。受験にも様々な影響を与えているこの変化について理解し、万全の状態で勉強を進めていきましょう！

地理イメージ

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旧課程と新課程について
1. 旧課程の社会について
2. 新課程の社会について
  1. 地理歴史
  2. 公民
共通テストへの影響
1. どうやって勉強していくべきか
新課程の目的
まとめ

旧課程と新課程について

まずは、旧課程の社会と、新課程の社会について説明したいと思います。

旧課程の社会について

そもそもこれまでの社会とはどういった科目だったのでしょうか。

まず、社会は大きく２つに分けられます。

それは地理歴史と公民。

この2つの名称に関しては、科目選択や授業の時間割などで意識し、理解している方がほとんどなのではないでしょう。

地理歴史の中で、世界史A/Bから１科目（＝2つから1つ選ぶ）、そして、日本史A/Bと地理A/Bから1科目（＝4つから1つ選ぶ）

そして公民の中で、現代社会、倫理、政治・経済から１科目（＝3つから1つ選ぶ）となっています。

新課程の社会について

それでは、これからの社会はどういった科目になるのでしょうか。

まず大きく分けて2つ、地理歴史と公民。これは変わらず社会という科目において重要な柱となっています。

そして、ここからが重要です。

地理歴史

地理総合と歴史総合が必修、そして、地理探求、日本史探求、世界史探求から１科目（＝３つから１つ選ぶ）

となるのです。

地理総合とは、現行課程の地理Aに相当する科目となっています。

歴史総合は、日本史と世界史の近現代をまとめた科目となっています。なぜこのような形式を考えたのでしょうか。それは、日本史と世界史、として線引きするのではなく、より広い視野で並行して歴史について学ぶために、新たにこのような形式をとったのではないかと考えられます。

公民

公民は、現行課程の現代社会が公共になり、必修科目となります。

そして、倫理、政治・経済の２つは、大きな変化はなく、現行課程と変わらず２つから1つ選ぶ形となっています。

共通テストへの影響

ここで重要になってくるのが共通テストへの影響です。

なかなか複雑な形式になっています。受ける際には、志望する大学・学部を受験する際に必要な科目かどうか、また、今まで習ったところとちゃんと対応しているか、しっかり確認をするようにしましょう。

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旧課程では、地理A/B、日本史A/B、世界史A/B、現代社会、倫理、政治・経済、倫政（倫理と政治・経済）から最大2科目（10個から最大2つ選ぶ）、となっています。

新課程では、「地理総合と地理探求」「歴史総合と日本史探求」「歴史総合と世界史探求」「公共と倫理」「公共と政治・経済」「地理総合と歴史総合と公共（この3つから2分野）」から最大2科目（6個から最大2つ選ぶ）となっています。

この変化によって、日本史探求、世界史探求を選択した場合、どちらを選択したかにかかわらず、歴史総合で日本史と世界史の近現代について学んでおかなければならなくなりました。もちろん、歴史総合の問題数は探求よりかは少ないですが、だからといっておざなりにできるものではありません。このことが最大の変化であり、負担ともいえるでしょう。

また、これまでは現代社会だけで受験をすることも大学によっては可能でしたが、それが出来なくなってしまったことも重要な変化と言えます。

まとめると、

日本史、世界史→負担増

地理→変わらず

公民：現代社会のみを使う人→負担増

公民：倫理・政治経済のみを使う人→負担減

といったようになることが予想されます。