こんにちは。
JR山口駅から徒歩7分、
武田塾山口校の田中です。
武田塾山口校に通う生徒で、高2の夏で英語が壊滅している状態から入塾し、生徒が高3の春の模試で8割弱を取った生徒がおります。
今回はその生徒が高2からどんな勉強をしてきたのかを本人へのインタビューも交えて、ご紹介させていただきます！
武田塾山口校の合格実績を一部ご紹介！
高3春の模試で英語8割弱！
生徒は野田学園の進学コースに通う高校3年生のIくん。
高2の夏ではどんな状態だったのかを思い出しながら、インタビューに答えてもらいました！
Q1:入塾当時の状況は？
・家では全く勉強してない。英語の勉強は学校の休み時間に単語を確認する程度で、他には何もしていなかった。
・進研模試でも3割行けばいい方。4割は超えたことなかった。
・数学と理科は授業を聞くのは好きだったが、別に勉強はしていなかった。
Q2:塾に通おうと思った理由は？
・「受験は高2の夏で決まる」といろんなところで聞いたので、塾調べなども少しずつしていた。
・Youtubeで『武田塾チャンネル』を見ていたことと、友達と色んな塾の話をしている中で武田塾の名前が出たので、自分で調べてみて良いと思った。
Q3:入塾して大変だったことは？
・基礎を覚える大変さを痛感した。
・英単語の暗記に2時間かかった。今は30分~1時間あればその日の単語は終わるようになった。英文法も最初は訳が分からなかったが、大岩の英文法の参考書の説明文を穴が開くほど読みまくった。
Q4:できるようになったと感じることは？(英語で)
・英語長文を読んで、前よりも早く内容がわかるようになった。長文を読んでいて単語でつまづくことはない。
・英語の苦手意識は本当に無くなった。おかげで勉強にも取り組みやすくなった。
最初は単語の暗記から徹底的に
ここからは彼が実際にどんな勉強をしてきたのか、しているのかをご紹介していきます。今、英語がちんぷんかんぷんな人は、必読の内容です！
暗記法から指導して1日100個の英単語暗記！
武田塾は自学自習の勉強法の指導と、その自学自習の計画と完成度の管理をする塾です。
初めて会った時、英語が大の苦手と言っていたので、さっそくどのくら英単語を覚えているか確認したところ。。。
単語帳の最初の100個でテストしてみて6点！！(100点満点)
さっそくみっちり単語の暗記法から指導を行い、1日100個覚える武田塾の単語暗記法を身に付けてもらいました。1日100個で、1週間で400個の英単語を暗記するのが武田塾の標準ペースです。英単語を覚えていない状態で何を勉強しようとしても英語はできるようになりません。最優先で英単語の暗記を行ってもらいました。
武田塾では毎週、自学自習の完成度を確認するために勉強してきた範囲のテストを行います。
暗記法を指導して1週間後の初めての単語テストは97点！覚えた範囲の400個からランダムで100問のテストを行い、彼は95点以上の完成度を叩き出しました。
そして英単語の暗記をどんどん進めて、単語帳の1~1200語を約1ヶ月弱で1周しました。1200語は入試の基礎レベルくらいの長文なら賄えるくらいの単語量です。
覚えた単語量も素晴らしいのですが、一番重要なことはその間毎週の単語テストの得点率が常に高かったことです。体調不良や何か事情が無い限り、テストは90%を下回りません。勉強した内容の定着率が非常に高いという事です。
今では1~1200の範囲でランダムで単語テストを出しても9割以上を安定して取り続けています。体調不良やモチベーションが下がってしまったりして勉強できない週があったとしても、単語テストで8割を下回ることはほぼありません。
英単語はそのくらいの完成度になっています。
※最近の単語テスト
本音を言えば、満点を継続して取ってほしいですね！
英文法は人に説明できるレベルまで！
英単語だけ覚えてもさすがに入試問題を正確に解くことはできません。英文法も重要です。
もちろん文法もからっきしの状態でした。5文型は覚えていないし、形容詞と副詞の違いもわかっていない状態です。この状態で長文問題を解いても、解説を読んで理解することはできません。
文法の勉強は文法問題を解けるようにすることが目的ではありません。英文の成り立つルールを覚えることが目的です。ルールを知って英文を読むことで正しく文章を読むことができます。英作文も同様ですね。
まずは基礎知識の暗記
まずは解説の非常に手厚い参考書を一冊完璧にすることを目標にスタートしました。インタビューでも出てきた、『大岩の英文法』という参考書です。
言い過ぎではなく、この参考書に書いてある知識はすべて覚えてほしい1冊です。問題をただ解くのではなく、なぜその問題の答えが3番になるのかが文法上のルールで人に説明できるまでのやり込みをしてもらいました。
覚えた基礎知識を設問で使えるように
大岩の英文法が1冊完璧になってきたら、次は難易度を上げた文法の問題集です。
単純に設問数も増えるので、文法問題慣れも目的ではありますが、あくまでこの参考書も文法の基礎知識の定着が目的です。
英文法ポラリス1は大岩で覚えた知識を使って、設問を解きつつ基礎知識の反復をするのにちょうど良い参考書です。解説や説明部分も簡潔に見やすく丁寧なまとめ方をしています。
文法の知識はただ覚えるだけではなく、英文や設問で覚えたルールを適用させる(＝使う)ことができなければいけません。
この参考書でも大岩と同様に『答えの根拠が人に説明できる』までやり込んでもらいました。
構文解釈で1文ずつ読めるように
文法知識が定着してからは、覚えた文法知識を用いて、英文を1文ずつ読解する練習です。
英文にSVOCMを自力で振ることができるようにし、文の構造を捉えられるようにします。その上で、英文が何を言いたいのか日本語に落とし込む練習ができる参考書です。
この参考書を完璧にし、1文ずつ読めるようになったらいよいよ長文読解のスタートです！
入試は結局のところ長文読解が勝負どころです。ここまでは知識の暗記にはじまり、英語の土台作りでした。ここからがいよいよ英語の本番といったところです。
彼は2年生の3学期中にはこの参考書までを完璧にし、3年生になる前には長文読解に集中できるようになりました。
長文読解は解答の根拠が見つけられるように
長文読解はただ問題を解いて答え合わせをするだけではなく、読み方や解き方も練習して身に付けていく必要があります。
読解問題もただ正解ならOK、ではなく、なぜその答えになるのか根拠になる部分を自分で人に説明できるまでの完成度で勉強をしてもらいました。
ここまで知識を詰め込んできたので、長文を前に知らない知識はほぼありません。しかし長い文章を読んで本文の内容を捉えること、設問に対して解答を導き出すことは経験値を詰めていない状態です。この参考書ではその経験値を積みながら、詳しい解説と読解のルール(答えの導出法)を学ぶことができます。
また、本文をすべて構文解釈する練習や本文と音声データを用いたシャドーイングも行い、速読力やリスニング力、精読力の強化も同時に行います。
いよいよ受験学年！
主要科目の基礎に集中！
今回は英語にフォーカスしたお話でしたが、同様に数学も2年次から基礎の定着を進めています。
高2から英語や数学の基礎に重点的に勉強を割いてきたことで、高3に入り理科にもさらに時間を割けるようになってきました。(生徒は理系)
もちろん受験勉強のペースに余裕があるわけではありませんが、分からない部分や苦手な単元に十分に時間を割きつつ、理科の基礎範囲の完成度に時間を割くことができています。
最近は受験学年になり、周りも一気に受験勉強モードになったことで、ふと不安が募りモチベーションを崩してしまうこともありましたが担当講師に励まされたことでまた復活したようです。
まだまだ伸びていく！
今回ご紹介した8割弱の模試は進研模試の結果です。比較的平易な模試ではありますが、2年次の進研模試の結果に比べれば劇的な成長です。特に大きな変化は、模試の点数よりも『英語の勉強がまったく苦ではなくなった』ことです。
成長はしているものの、同じ時期の全統模試ではまだ点数は上がっておりません。全統模試は進研模試よりも実際の入試に近い難易度感です。
とはいえ、失点の主な理由として「覚えた単語の名詞形など品詞違いに気付けなかった」「問題を解く時間が足りなかった」「復習をしてみたら解ける距離には感じれる」という自己分析ができています。点数が上がらないことに必要に焦りを感じたりモチベーションを下げることなく、自分がどうすれば今後点数が伸びていくのかをイメージできながら勉強に取り組めています。
自己分析ができるのは、ひとつひとつの基礎知識を完璧にしながら長文読解に進んできたことと、自分で考えながら勉強する癖がついている証拠です。
今後は、速読力や内容の読みにくい英文を捉える英文和訳力なども磨いていく必要があります。まだまだ入試本番に向けて発展途上ではありますが、成長の可能性を感じずにはいられませんね。
今回の生徒のように、人は何かひとつのきっかけで大きく変わることができます。
今回の変化のきっかけは、勉強をやろうとは思っているけど何をどう勉強したらいいかが分からずにいたところに、勉強法を知って実践できたことです。「正しくやればできる」を実感したことで彼は毎日が大変でも単語の暗記から高い完成度の勉強を継続してきました。
皆さんも、今のままではやばいかも、と漠然と感じていたら変化のきっかけを探してみてください！
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