はじめに
こんにちは!
武田塾山形校です!
実は私、理工学部で生物・科学分野の勉強をしながら、将来は教員になりたいと教職課程を選択していました!
その中で、教育を施す側が教育を受ける立場の理解を深めるために必要な教養である教育心理学を受けたところ、どっぷりとその面白さにはまってしまいまして...
大学生の時にbook offに行っては心理学の本を買い漁っては読み、本業の教育心理学の単位が危うくなってしまったのは苦い思い出です。。。
さて今回は、私が学んでいた教育心理学の話と絡めながら、より効率的に勉強できる。今日から実践できる!テクニック的な「心理学」をご紹介したいと思います!
なかなか勉強が手につかず、乗り気になれないといった生徒は必見です!!!
エビングハウスの忘却曲線
皆さんはこちらの曲線を一度は見たことがあると思います!
武田塾でもこちらの忘却曲線を利用し、効率のいい復習ペースが保たれているのですが、今一度説明しておくと...
エビングハウスさんの実験では新しくものを覚えてから、その記憶の保持率と期間にはどのような法則があるのか、再学習によってどのように保持率は変化するのか研究していました。
結果としては
20分後には、42%を忘れ、
1時間後には、56%を忘れ、
1日後には、74%を忘れ
1週間後には、77%を忘れ
1ヶ月後、79%を忘れてしまう...という結果になりました。
グラフのようになだらかな下降曲線を描き記憶が薄れていくことがわかります。
つまり、「人間は忘れやすい生き物である」ということです!
単語を100語覚えたとしても、その後何もしなければ一週間後には25語しか定着しないことになります。
学習したことを最大限覚えていたければ、定期的な復習をしないといけません。
解きっぱなし、やりっぱなしで何もしないことははっきり言って...
益々復習が大事だと実感しますよね。。
このエビングハウスの忘却曲線は再学習による知識忘却を防止するための指標になる訳ですが、
実はこれ以外にも復習が大事であることをほのめかす心理学効果があるのです!
レミニセンス効果
先述したエビングハウスの忘却曲線は時間の経過と共に記憶が薄れていくという実験結果でしたが、
先ほどの忘却曲線に逆らって時間の経過と共に記憶を思い出すことが出来るというレミニセンス効果というものが存在します。
「一夜漬けしたのに思い出せない」「あんなにやったのに思うように答えられなかった。」
なんて経験が一度はあると思います。
これは脳には、有益な情報か否か、情報を取捨選択する機能が備わっており、
その処理を終えるには一定の期間が必要になるため、時間をおいた方がかえって思い出しやすくなるという仕組みとなっています。
そして、このレミニセンス効果を最大限発揮するには脳がリラックス状態にある事が何よりも重要な要素となっています。
では、反対に...
「潔く寝てしまった次の日のテストほど頭が冴えていた!」という経験はないでしょうか?
これは脳による情報の取捨選択が寝ている状態、つまりリラックスした状態で行われるため、レミニセンス効果が最大限発揮され、思い出しやすくなるのです!なので、復習をするうえでも、ただ無我夢中にやればやれば良いというわけではなく、復習を終えた後は一息つき、寝るもしくは十分な休憩を取って次に進むようにしましょう。
レミニセンス効果①ワードホブランド効果
レミニセンス効果を立証するために被験者には無意味な単語の羅列を用いて研究を実施しました。
その後被験者をテストさせると、覚えてから数分から数時間で思い出しやすくなり、
その後は忘れやすくなりやすいという現象をワードホブランド効果と言います。
単語や歴史の年号など、意味を持たない物の暗記は短期間で効果はあるものの、
その後の減少率は早いということになります。
レミニセンス効果②バラードウィリアムズ効果
バラードウィリアムズ効果とは、ワードホブランド効果とは反対に
覚える対象を歌、映像、小説等何かを表現する(意味を持つ)言葉や文章になると記憶の定着が高い効果で現れました。ですので、ある程度の流れやエピソードを持つ文章を記憶した際には数日後の方が思い出しやすくなります。
結局いつ復習すれば良いの??
このレミニセンス効果を研究していたバラードさんは最終的に
「一度勉強した内容は、その後勉強しなくても2,3日の内に自然回復し、約4日後以降に記憶が失われ始める」
という実験結果を論文で提唱しました。
また、エビングハウスの忘却曲線では1か月経過してしまうと4分の3の内容を忘れてしまっていることになりますので、
参考書はだらだら時間を掛けて進めるのではなく、スピーディーに時間を掛けずに短期間で参考書を終わらせる
且つ、合間合間で適切な復習日を設ける必要があります。
レミニセンス効果では4日以降に記憶が失われ始めてしまう為、復習日は4日後に設けるのが良さそうですね。
では武田塾の復習方法はどうなっているのか??
武田塾の復習方法は4日2日ペースです!
最初の4日で宿題を進め、残りの2日は範囲の総復習を各日1回行います。
つまり、次の確認テストまで同じ範囲を短期間で3周する事になります!
そして参考書を進めるスピードに関してはかなりスピーディーに進みます。
数学なら一か月で基礎の問題を完璧に出来ますし、単語ならば共通テストレベルまで覚えることが出来ます!
先述した
4日後に復習という点、
短いスパンで復習を設けるという点、
心理学の観点から見ても武田塾の復習のペースである4日2日は正に最強と言えるでしょう!!
まとめ
いかがだったでしょうか!
今回は復習に関する心理学と題しまして、エビングハウスの忘却曲線、レミニセンス効果に関してお話させていただきました!
〇エビングハウスの忘却曲線
20分後には、42%を忘れ、1時間後には、56%を忘れ、1日後には、74%を忘れ、1週間後には、77%を忘れ、1ヶ月後、79%を忘れてしまう
という実験結果をなだらかな下降曲線で示したもので、
「人間は忘れやすい生き物」であり、覚えるためには定期的に再学習をしなければいけないということを示唆していましたね。
〇レミニセンス効果
脳による情報の取捨選択には一定の時間を要するため、時間を置いた方がかえって思い出しやすくなるということ。
実際の論文では4日後に記憶が失われ始めるため、4日後から復習を始めるとより効果的!
つまり、これらを踏まえて武田塾の復習法4日2日ペースに設定されて心理学的に最強であるということです!
今回は復習に関する心理学を取り上げましたが、個人的にまだまだ発信していきたい内容が山ほどあります!
今からでも受験は間に合う!ただ、効率化を図らなければかなり険しい道となるでしょう。。。
そこで、科学的、心理学的観点から見てどのような勉強をすればよいかがわかるだけでも不安は解消されるはずです。。
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