こんにちは！武田塾蕨校講師の上原です！
今回は新課程の数学に対応するために
「確率統計」(確率分布と統計的な推測)の
範囲の内容やおすすめの参考書などを
徹底解説していきたいと思います！
これを見れば、
経過措置が行われず確率統計を
勉強しなければいけなくなった浪人生や
現役時代に勉強しなかった確率統計を
教えるために学びなおす大学生の方々は
役立つこと間違いなしです！
それでは参りましょう！
1．確率分布と統計的な推測を学ぶ意義
そもそもこの分野はなぜ必須化されたのでしょうか。
それはずばり「統計学の重要性が上がったから。」です。
近年はAIやビッグデータの活用により、
統計学の重要性が上がったことが大きな原因と言えます。
経済学でも非常に重要となる統計学は
近年まさしく高校のうちに身に着けておくべき
知識になっていったと言えるでしょう。
2．確率分布と統計的な推測の簡易的な内容
ここからは具体的な内容について解説していきます！
確率分布と統計的な推測は大きく3つの分野に大別されます。
①確率分布
②正規分布
③統計的な推測
①確率分布
ここでは数Aの確率の知識を応用させて、確率を変数とみた確率変数や
その分散、標準偏差、平均値(期待値)等を学びます。
その後に試行回数と確率に依存した二項分布を勉強する流れです。
数IAの確率やデータの分析、
数IIの二項定理の知識を応用させる分野だと言えます。
②正規分布
ここではヒストグラムをより細かくした
分布曲線の積分で確率を計算する
確率密度関数の知識が基礎となります。
そこから山型の正規分布、最もシンプルで
読み取りやすい平均0標準偏差1の標準正規分布
を用いてグラフの読み取りを行っていきます。
いかに確率分布を標準正規分布に近づけるかがポイントになっていきます。
③統計的な推測
最後は統計的な推測です。
ここでは中学校で学習した標本調査がメインになります！
そこから正規分布を用いた母集団の推定を行っていく流れです。
基本的に難しい計算が必要というよりは
正確にグラフを読み取る力が大切になっていきます！
以上の3つが、この分野の主な全体像になります。
３．おすすめの参考書
最後にこの分野を勉強するうえでおすすめの参考書をいくつかご紹介します！
①問題精講シリーズ
まずは武田塾がルートに採用している定番の本
問題精講シリーズです。
特に初学の場合は学習の内容がしっかり解説されている
ピンク色の入門や
それより少し難しい緑色の基礎がおすすめです！
問題数が少ないので、最低限のアウトプットで
学習したい場合にはピッタリです！
②やさしい高校数学
次はやさしい高校数学です。
この参考書も内容が筆者との対話形式で非常にわかりやすく
書かれています！入門問題精講よりも噛み砕かれた説明なので
初学者の中でも特に数学が苦手な人にピッタリです！
この教材もどちらかというと初学者が使うというよりは
ある程度インプットに慣れて問題演習を積みたい人や
二次対策にも利用したい人向けの参考書になります。
4．まとめ
いかがだったでしょうか。
私も実際に基礎問題精講で勉強してみたのですが、
数列やベクトルよりも少ないインプットで
学習出来て、共通テストでは選択できるとより高得点に
繋げられると思いました！
みなさんも今回紹介した内容を参考に
この分野をマスターしていきましょう！
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