こんにちは!武田塾蕨校の上原です。
3月までこの武田塾蕨校で生徒として通い、
早稲田大学教育学部数学科に進んだ現在は
武田塾蕨校で講師として働いています。
よろしくお願いします!
さて皆さん、受験勉強は順調に進んでいるでしょうか。
今回はタイトルにもあるように私が現在通っています早稲田大学教育学部について
在校生の目線から紹介したいと思います!
この学部と言えば、現在某テレビ番組でタレントさんの受験企画を行っていることでも知られ、
注目度は一気に増しています!
この記事は現在早稲田大学教育学部を目指している人だけでなく、
現在の偏差値関係なく受験校選びで迷っている全ての受験生必見ですので是非、ご一読ください!
1.早稲田大学教育学部ってどんなところ?
早稲田大学教育学部は新宿区の早稲田キャンパスに位置しています。
ここは別名「本キャン」とも呼ばれ、「早稲田大学と言ったらここ!」という花形キャンパスとしても知られます。
またここには政治経済学部、法学部、商学部、社会科学部、国際教養学部も位置しており、学生は教育学部の理学科や数学科、初等教育学専修と複合文化学科の一部を除いて全員文系学生となっています。
(私は教育学部数学科に在籍しておりますので、数少ない本キャン理系学生です。)
しかし、教育学部が主に授業を受けるのはその中でも16号館という“少しだけ”端っこにある建物です。
この建物は別名「チベット」と呼ばれ、他の政治経済学部や法学部の建物に比べると少し古き良き建物になっています。
ですがその割に通信環境はバッチシ!なのでご安心を…。
また、教育学部には7つの学科、2つの専攻、7つの専修が存在するため様々なことを学ぶことが出来ます。
この多彩な学科・専攻・専修はこの動画で詳しく解説されていますのでそちらをご覧ください!
自分にぴったりの場所が見つかるでしょう!
↑この動画でも触れている通り、実はこの学部は「開放制」の教育学部を謳っており、
なんと教員免許取得が「必須ではない」んです!
2.教員免許を“取らなくてもいい”⁉
実は早稲田大学では教員免許を取るためには、必修の授業とプラスして「教職課程」を取る必要があります。
これはどの学部でも一緒です。つまり、どの学部でも「教職課程」さえ取れば教員免許を取得可能なのです。
これが「開放制」たる所以です。
(教育学部の必修は各学科の専門科目と第二外国語のみなのでここに教職は基本入っていません。)
しかし、この「教職課程」がまあ大変!
履修には多くの教育学部設置授業を取る必要があり、
さらに「教職課程」の中には聴講料が必要なものも…。
そのため教育学部であっても「教職課程」を取らない学生は多数存在しています!
逆に教育学部でなくても、比較的必修が少ない学部生で、
空いたコマを使って「教職課程」を取る学生もたくさんいます。
(ただし、理系で教員免許を取ろうとしている人は教育学部をおススメします。
理工学部は教育学部と比べて必修が非常に多く
同時に「教職課程」を取るのが、かなり困難だからです。
また、教職課程の授業は理工学部の在籍する西早稲田キャンパスからは
少し離れた早稲田キャンパスで行われます。そのためキャンパスの移動にも苦労します…。
どうしても理工から教職を取りたいと考えている方は基幹理工学部がおススメだと友達に聞きました!)
つまり、早稲田大学教育学部は広い教養と深い専門性によって社会の「教育者」を輩出する場所なのです!
3.早稲田大学教育学部はこんな人におススメ!
ではそんな早稲田大学教育学部は一体どんな人におススメできるのかご紹介します!
【其の壱】将来教育関係の仕事に就きたい。
確かに先ほど申した通り、教育学部だからといって教員になる人が少ないこの学部ですが、
教職課程の授業は教育学部主催の授業なので教育学部生の1番身近にあります。
私も教員免許を取るためにこの学部に入学しました。
ここを卒業して早稲田出身の教師、
「早門教師」(ソウモンキョウシ)になりたい人は
ぜひ来るべきです!
【其の弐】極めたい学問が明確に決まっている。
早稲田大学教育学部は学科ごとに異なる必修教科によって
深い専門性で各分野を学ぶことが出来ます。
教育関係には興味ないけど、社会科をもっと学びたい!
国語についてもっと探求したい!
などという人も
ぜひ来るべきです!
【其の参】どうしても早稲田大学に入りたい!
早稲田大学教育学部は他の学部よりも
入試難易度が少しだけ易しいとされています。
受験サイト『パスナビ』によると
教育学部の偏差値は学科ごとにも少し異なりますが
他学部より少しだけ低いです。
(参照…https://passnavi.evidus.com/search_univ/3190/difficulty.html
しかしその分なのか分かりませんが、倍率が近年上がってきています。
なのでどうしても早稲田に入りたい方は教育学部を含め様々な学部を同時に受験することをお勧めします!
実際教育学部は第一志望にする人が少なく、入試状況によっては穴場化する可能性も否めません!
【其の肆】理科が1つだけ得意!(理系向け)
最後の4つ目は理系向けなのですが、
教育学部理系の一般的な受験方式B方式は
理科1教科受験となっています。
これは難関理系大学では意外と珍しいです!
そのため「化学はできるけど物理が…。」な方と
「物理はできるけど化学が…。」な受験生には
めちゃくちゃおススメです!
4.早稲田大学教育学部合格への道
ここからは早稲田大学教育学部の入試情報についてご紹介します。
実は早稲田大学教育学部の入試は2023年度から方式が大きく変更された点があるのでそこを重点的にお伝えします。
なお、早稲田大学教育学部の入試改革については武田塾チャンネルでも紹介しておりますのでぜひご覧ください!
(受験生に有益な情報を多数紹介しておりますのでよろしければチャンネル登録もお願いいたします!)
【来年は〇〇が使えない】早稲田教育学部の入試制度改革に備えよ!|受験相談SOS - YouTube
新たな受験方式!
教育学部のこれまでの入試スタイルは文科系(A方式)と理科系(B方式)の2つのみでした。
これらは、どちらも大学独自の個別学力試験であり、大学入学共通テストを利用できる受験方式はありませんでした。
しかし2023年度から新たに全学科対応のC方式と理学科生物学専修対応のD方式が新設されました。
各入試スタイルをまとめていきます。
●A方式…教育学科、国語国文学科、英語英文学科、社会科、複合文化学科で受けることが出来ます。
科目は
外国語(英語orドイツ語orフランス語から1つ選択⦅英語以外を選択した場合は共通テストの得点を利用する。英語英文学科は英語のみ選択可⦆)
地理歴史(世界史B or 日本史B or 地理B から1つ選択⦅今年度から政治・経済が除外されました。⦆)
国語(国語総合+現代文B+古典B)
の3科目です。
なお点数調整後に国語国文学科の国語、英語英文学科の英語、複合文化学科の外国語は5倍されます。
また、A.B方式両方で合格基準点が設けられていて、これに満たない教科が1つでもあると
たとえ合計点が合格最低点を上回っていても不合格になります。
それに加えて国語国文学科の国語、英語英文学科の英語は各学科の全受験者の
平均点を下回っていると不合格になります。(超シビア!)
●B方式…理学部地球科学専修、数学科、複合文化学科で受けることが出来ます。
(理学部生物学専修はB方式での募集を終了しました)
科目は
外国語(英語orドイツ語orフランス語から1つ選択⦅英語以外を選択した場合は共通テストの得点を利用する。⦆)
理科(物理基礎・物理or化学基礎・化学から1つ選択⦅今年度から生物・地学が除外されました⦆)
数学(数学ⅠⅡⅢAB)
の3科目です。
なお点数調整後に数学科の数学は2倍されます。
また先ほどの合格基準点に加えて、数学科の数学は数学科の
全受験者の平均を下回っていると不合格になります。(嗚呼シビア!)
●C方式…教育学部のどの学科でも受験できます。
大学入学共通テストの点数(90点分)と個別試験(150点分)の点数の合算で合否を決めます。
共通テストの科目は
外国語(英語英文学科は必ず英語)
国語
数学(数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B)
地歴・公民(世界史B、日本史B、地理B、倫理、政治・経済から選択)
理科(①物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎 ②物理、化学、生物、地学)
なお教育学科、国語国文学科、英語英文学科、社会科は
地歴・公民2科目に加えて理科は①から2科目か②から1科目。
理学科数学科は地歴・公民1科目に加えて、理科は②から2科目。
個別試験の詳しい内容は割愛します。
●D方式…理学科生物学専修で受験できます
Cと同じく大学共通テスト(90点)と個別試験(150点)の合算で合否を決めます。
共通テストの科目は
外国語
数学(数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B)
理科(物理、化学、生物、地学から2科目)
です。
↓ここにも詳しい内容は載せましたがさらに詳しく知りたい方はこちらの公式HPをご覧ください!
(引用…2023 年度以降の教育学部一般選抜改革 – 早稲田大学 (waseda.jp))
各科目の攻略法(英語,理科,数学,国語)
ここからはA.B方式の各科目について解説します!
●英語(参考【最新】早稲田大学教育学部で出題された英語問題の難化点|大学別英語対策動画 - YouTube)
AB問わず、問題は一緒です。
2021年入試までは問題は大問が5つで、そのうち4つは長文読解、1つは会話文という感じでした
(2019のみ長文4つのうち、1つが語句整序問題に)。
平均点も非常に高く、高得点勝負が予想されていました。
しかし最新の2022年入試では大問は4つに減少したものの、
すべてが長文問題となり、分量も増加。かなりの難化が見込まれています。
つまり現段階では長文を正確に読む力を鍛えることが先決です。
単語・熟語・文法・解釈を仕上げ、ポラリスやSolutionといった長文参考書で演習を積んでいきましょう!
●数学
数学は大問が4つ、大問1が小問集合でその他はバラバラです。
B方式での受験科目のため問題は数Ⅲから多く出題されています。
特に微分積分極限は毎年ほぼ確実に狙われているため対策には念を入れましょう。
重要問題集やハイレベル数学の完全攻略、FocusGoldのStepUp問題などで演習を積みましょう。
●物理
物理は大問が2問から3問。
毎年力学は必須で次いで電磁気、熱力学、波動、原子といった感じです。
論述問題や描図問題もありますので対策は忘れずに行いましょう。
なお、数学力が試される問題も数多くあるので物理と数学のつながりを感じながら勉強すると良いでしょう。
●化学
化学は大問が4~6問と分量は多いですが1問1問は基礎的な内容が多いです。
特に理論化学からの出題が多く、基礎的事項は必ず押さえておきたいところです。
知識のインプットを特にしっかり行いましょう。
また、こちらも論述問題や描図問題が出題されますので対策は怠らずに行いましょう。
●国語
大問は3問で、1と2で現代文、3に古文漢文が出題されています。
現代文は分量が多いうえに内容も非常に抽象的なので難易度は高いです。
そのため読解力と速読力を鍛えましょう。
また古文漢文も難問です。
基本的な単語・敬語・文法をマスターするのはもちろん
文章読解力を極め、全体の要旨を掴むトレーニングを欠かさず行いましょう。
まとめ
今回は早稲田大学教育学部について紹介しました。
皆さんの受験のお役に立てれば幸いです。
皆さんもぜひ受験勉強に邁進して、早稲田大学教育学部他、各自分の第一志望合格を勝ち取りましょう!
また、勉強方法がわからない、受験本番のことが知りたいなど受験に関して相談できず困っている方は、
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