こんにちは。武田塾蕨校講師の橋本です。
今回は大学受験において政治・経済が向いている人や、政治・経済のメリットについて紹介します。
文系の社会科目と言えば世界史か日本史が一般的ですが、今回はあまりメジャーではない政治・経済について自分自身の経験をもとに紹介していきたいと思います！
政治・経済が向いている人
私が政治・経済を選んだ理由
私が政治・経済を受験科目にしようと決めたのは高3の夏休みごろでした。
もともと国公立志望で社会科目は地理を選択していたのですが、夏休みに第一志望を私大に変えたため社会科目を変えなければなりませんでした。（地理で受験できる私大の文系の学部はかなり少ないので地理は選択しませんでした...。）
そこで、私は高1で勉強した世界史か高3で勉強している政治・経済のどちらかを選ぶことになったのですが、ほぼ悩まずに政治・経済を選択しました。
決め手となった理由は、歴史がとにかく苦手だったということです。(笑)
当時から世界史で出てくるカタカナの長い人名や年号を覚えるのがとにかく苦手で学校のテストの点数も散々だったので、政治経済を選ばざるを得なかったのです。
また、私は過去の出来事よりも今起きていることについてのほうが興味があったので、政治・経済のほうが向いていたのだと思います。
政治・経済はこんな人におすすめ
私の考えでは、政治・経済は、"歴史がどうしても苦手。でも今世界や日本で起きていることについてはある程度興味がある！"という人に向いていると思います。
また、日ごろからニュースや新聞を読むことが好きだという人にもおすすめです。
政治・経済は世界史や日本史に比べて覚える量自体は少ないので、簡単な科目であるようにしばしば思われがちです。
しかし、政治・経済でも長い法律名や条約名、さらに年号などもある程度の量は覚えなくてはならないため、政治・経済に興味が全くない場合、勉強するのは苦痛です。
個人的には、向いている人にとっては簡単に感じるかと思いますが、向いていない人にとっては難しく感じると思います。(これは歴史についても同じことが言えますが)
ですから、政治・経済に全く興味がないけど簡単そうだから政治・経済にする、という安易な選択は危険なのでやめましょう！
政治経済のメリット
ここからは政治経済のメリットについて紹介します！(あくまでも私個人の意見です)
・世界史や日本史に比べて暗記する単語量が少ない
これは政治・経済において大きなメリットだと言えます。世界史・日本史は政治・経済に比べて単語の量が膨大なので、それと比べると単語量は少なく感じます。
世界史や日本史は多くの単語を覚える必要があるため一問一答の参考書がよく好まれますが、政治・経済の勉強においては一問一答の参考書はあまり使われないように思われます。(私も現役時代のときは使いませんでした)
どちらかというと、単語よりも、法律や憲法、条約の内容を問われる問題が多いです。
・頑張れば短期間でも追い上げ可能⁉
これは私の周りの環境がそうだったのですが、私の周りで政治・経済を受験科目にした人の多くは夏～秋ごろから勉強を始めていました。
私自身も部活動を引退した後の9月頃から政治・経済の勉強を始めました。しかも、高3の授業で政治・経済を一応習ってはいましたが「受験勉強」としての勉強はそれまで一切してこなかったため、イチから勉強を始めました。
これは、私大文系志望の人の多くが高3の春の時点で世界史または日本史を選ぶ傾向にあるためだと考えられます。
やはり私立文系の社会科目は世界史か日本史で受けるのが一般的であり、私立文系の学部であれば受けることができない大学はほぼないといっていいでしょう。
政治・経済も最近は一般的になってきており多くの大学・学部を受験することができますが、やはりまだ一部の大学や学部では受験できないところもあります。
そのため、まず高3の春の時点では世界史や日本史を選び、途中で私大志望に変えたため勉強する時間があまりない人や、歴史が限界だと感じた人が政治・経済に移る傾向にあるようです。
実際に私もスタートはかなり遅く、トータルで半年ほどしか勉強しませんでしたが、入試では高得点をとることができ、無事志望校に合格することができました。
ただし、短い期間で出来るからと言って余裕ぶってしまえばもちろん点数は取れません。あくまでも、歴史に比べたら追い上げがしやすいということです！
最後に
今回は政治・経済に向いている人やメリットについて紹介しました。
政治・経済で受験した人は私の周りでもそこまで多くはなかったですし、歴史に比べて勉強の情報を得る機会が少ない教科だと思います。
私は政治・経済を選択して本当に良かったと思っているので、政治・経済を今勉強している受験生や社会科目の選択を迷っている方たちに向けて、今後も政治経済についての情報を発信していこうと思います！
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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