明治大学
近年、MARCHの筆頭とも言われている明治大学ですが、評判通り問題の難易度が高く、偏差値の低い穴場学部の様なものも存在しない大学となっています。それでは学部別の入試科目を見ていきましょう
法学部
個別学力試験 | 3教科(350点満点) 【国語】国語総合(備考参照)(100) 【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(独・仏選択可)(150) 《地歴》世B・日Bから選択(100) 《公民》政経(100) ●選択→地歴・公民から1科目 |
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備考 |
国で漢文の独立問題は出題しない |
法学部の特徴は、国語がとても難しいことです。なぜ難しいかというと、文章が近現代に書かれたものが多く、現代文なのに古文の要素が混じった文章が多いからです。私の場合は、文章の趣旨を読み取るのに他の現代文の文章に比べて二倍は時間がかかりました汗
また、文章の内容も法律について論じているものがほとんどであり、難しい法律用語や背景知識がないと完全に理解することは難しいことも多々あります。なので、国語が得意で共通テストレベルが9割超える受験生の方も始めて解くときはかなり苦戦するかもしれません。。
しかし、国語とは違い英語に関しては非常に易しめな印象を持ちます。英語の試験時間は90分と他の学部よりも長めの試験時間となっていて、単語数も約2500語前後であること、複雑な構文が少ないことを考慮すると、単語や熟語、文法の知識がしっかり固まっている受験生にとっては読解はしやすいものとなっているように感じます。ただ、ほとんどの設問が内容理解を問う内容一致問題であるため、文法にかなり自信があり得点源にしたいという人は、それが出来ないのが辛いところかもしれません。
政治経済学部
個別学力試験 |
3教科(350点満点) |
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政治経済学部の入試の特徴は、特に難易度がずば抜けて高い科目はありませんが、英語に関しては、長文が2題と会話文が1題の計3題を60分で解かなければならないことに特徴があります。ただ、法学部と決定的に異なる点は、内容一致問題ばかりではなく、文章の中で単語や熟語、文法の知識を問う問題がとても多く、英語の総合的知識がより問われる出題内容だと感じます。
国語に関しても60分で4題解かなければならず、時間配分に特に気を遣う科目です。現代文2題、古文1題あり、漢字問題が独立した大問で1つ存在することが大きな特徴といえるでしょう。この学部は漢字対策に人一倍力を入れることも有効な対策になる学部です。
商学部
個別学力試験 | 3教科(350点満点) 【国語】国語総合(備考参照)(100) 【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(独・仏選択可)(150) 《地歴》世B・日B・地理Bから選択(100) 《公民》政経(100) 《数学》数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)(100) ●選択→地歴・公民・数学から1科目 |
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備考 |
国で漢文の独立問題は出題しない |
商学部の問題も、難易度が特別差がある科目はありません。英語に関しは、政治経済学部と傾向が似ていています。長文問題2題と会話文1題、文法問題1題となっていて、文法の独立問題があること以外は傾向がとても似ているといえます。商学部の英語も英語の総合的な力が求められていると感じます。
国語は、現代文2題、古文1題を60分で解かなければなりません。時間に余裕が無いので、訓練を積んで慣れる必要があります。60分の時間制限で3題を解く鍵は、古文を高速で解く練習をすることです。古文の文章は比較的短いものが多く、15分前後で解くことが出来るケースが多いです。古文を高速で解き、残りの45分間で現代文を解くというやり方をおすすめします。
文学部
個別学力試験 |
3教科(300点満点) |
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文学部の英語にも特徴があります。文学部は他学部に比べてより文法や構文に関する知識を求められていると感じます。特に、大問2においては、文章の並べ替えと単語の活用形を同時に問う問題が出されています。この問題は、文脈、構文、文法の知識が総合的に備わっていないと解くことが出来ず、苦戦すると感じます。また、文学部の国語では漢文の独立問題が必ず出題されます。漢文の対策を必ずしなけれまならないということを文学部受験生は忘れないでください。
情報コミュニケーション学部
個別学力試験 | 3教科(300点満点) 【国語】国語総合(漢文を除く)(100) 【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(100) 《地歴》世B・日Bから選択(100) 《公民》政経(100) 《数学》数I・数A・数II・数B(数列・ベクトル)(100) ●選択→地歴・公民・数学から1科目 |
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情報コミュニケーション学部の入試の最大の特徴は、国語の問題が特殊であるということです。毎年何かしらのクセがあります。例えば、2021年度入試では、大問1の現代文は会話文形式の特殊な形式でした。また、私大ではかなり珍しい小説が出る年も多いです。その小説も、内容が難解なことが多く、過去問演習を通して得点力を上げておくことが必須です。
また、英語も易しいとは言えません。大問1の長文の空所補充問題は、与えられた単語を対応する様な活用に変形させる必要があるため、単語の意味が分かるだけでは解くことが出来ません。普段の単語の勉強の時に、その単語の形容詞、副詞、動詞ではどんな綴りになるのか?を意識すると良いでしょう。大問3には、会話文の問題があるのですが、この問題はただの会話文問題問題形式の会話文問題となっています。このことが意味することは、会話文の内容を読解できたとして正答率が上がるとは限らないということです。文挿入の問題は、構文と文法の知識が必要となるため、読解力に加えて数多くの知識が要求されているといえます。
経営学部
個別学力試験 | 3教科(350点満点) 【国語】国語総合(漢文を除く)(100) 【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(独・仏選択可)(150) 《地歴》世B・日Bから選択(100) 《公民》政経(100) 《数学》数I・数A・数II・数B(数列・ベクトル)(100) ●選択→地歴・公民・数学から1科目 |
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経営学部の最大の特徴は、日本史の出題が江戸時代以降、近現代に極端に偏っていることです。古代や中世が出る年もありますが、かなりレアケースです。日本史の近現代を制する者が経営学部を制するといっても過言ではありません。
英語に関しては、70分の時間制限で大問4つというかなり厳しい時間制限となっています。長文問題2題を50分前後で片づけて、文法、会話文問題を15分程度で終わられることができるような訓練を積んで下さい。時間配分がとにかく命の英語です。
~最後に~
明治大学の入試問題は総じてレベルが高く、しっかりとした対策と演習量を確保することによって点数を取れるようになります。
学部ごとに傾向や対策も異なることが多いので、今回のブログや、赤本などを用いて作戦を立てて欲しいです。
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