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現代文が苦手な方へ② 復習は丁寧にやっていこう!!

みなさんこんにちは!
武田塾和光市校です。

 

今回は、前回に引き続き
「現代文の正しい勉強法」についてお話しします。

https://www.takeda.tv/wakoshi/blog/post-274881/

「現代文、苦手だな・・。」
「どうやって勉強したら良いか分からないな。」

という方はぜひ最後までお読み下さい。

前回の続きです。
さあ、今みなさんは現代文の問題集を使い、
文章を1題読み終わり、丸つけをしたとします。


早速ですが、次にみなさんは何をしますか??

 

「読解」とは何ですか??

現代文が苦手だった頃の私は
丸つけが終わった後にすぐに解説を読み始めていました。

各設問ごとにきちんと解説を読んで
正解までのプロセスを確認する。

一見、正しい勉強法の様に思えますね。

もしも、過去の私と同じ勉強法で
問題集を使用している方がいたら
次にする質問に答えてみて下さい。

(今、あなたは丸つけが終わり、
間違えた問題の解説を読み、理解ができた状態です。)

 

「その文章で作者が言いたい事は何ですか?」

300分からない。

読解とは、
文章を読んでその内容を理解することです。

作者が何を言いたいのかが分からない状態である内は
読解の勉強をした事にはなっていないのです。
厳しい言い方をすれば、その時間が無駄になっているだけなのです。

その問題は解けるようになっているかもしれない。
しかし、その問題と同じ問題は二度と出ないでしょう。
文章が変わっても正解できる力=読解力が欲しいのです。

 

それでは、どの様にして解いた問題・模試の問題を復習すれば
読解力は上がっていくのでしょうか。

 

現代文の復習方法① 知らない「漢字」「語句」「慣用句」を拾う!

文章が「ことば」で書かれている以上、そのことばの
正しい意味が分からないと読み進める事ができません。

古文単語が分からないと文章の途中で迷子になるのと同じです。

復習でますやって欲しいのは
本文中で、自分の知らない「漢字」「語句」「慣用句」を拾う
という作業です。

漢字
今回書き取りの問題になっていなくても
出題された時に書き取りをする自信がない漢字は
その場で書けるようにしておきましょう。
もちろんその言葉の意味を理解する事も大切です。

語句、慣用句、ことわざ (表現)
例えば、本部中に「歯牙にもかけない」という表現が出てきました。
この言葉の意味、分かりますか?

「歯牙にもかけない」とは、
取るに足らない、問題にしない、無視して相手にしない といった意味です。

「こんなことば、俺(私)一生使わないよ。」 じゃないんです!!

使うんです!!

いつ?

大学受験の現代文では出てくるんです!

問題の復習をする時、まずは
語彙力の強化をはかりましょう。
もちろん、正しい読解にもつながってきます!

語彙力

現代文の復習方法② 段落ごとに何が言いたいのかを理解する!

次にやって欲しいのは、
その段落で作者が一番伝えたい内容を理解する事です。

・連呼されているキーワードを探す。
・「しかし」の後の内容に注意する。
・「~なのだろうか。」問いかけに注意する。 など。

この訓練をしておくと、
初見の問題でも同じ事をしようとする力が働きます。

私のおススメの読み方は、その段落で
1番大事だと思った文章に線を引く読み方です。

短い試験時間で何もしないまま文章を読むのと
線を引くなどして手を動かして読むのとでは
記憶への残り方に大きく影響を及ぼします。

何もしないでただ眺めるように読んでいると
各設問に入った時に、どこにその内容が書いてあったのかを
探すためにもう一度読まなくてはなりません。

 

線を引きながら、印をつけながら読んでいると
各設問に入った時に、
「あ、この内容は〇〇段落に書いてあったよな。」と
どこに書いてあったかを思い出すまでの時間を短縮できます。

ぜひ、復習の際にこの読み方を身につけて
作者が言いたい事、伝えたい事へのヒントを見抜けるようになりましょう。

勉強する男の子

現代文の復習方法③ 本当に簡単でいいから・・要約を・・・!!

箇条書きでも構いません。
その文章での作者の主張をまとめてみましょう。

ここまでやって初めて解説を読んで下さい。
自分の要約と、作者の主張が合っているのかを確認して下さい。
合っていないのであれば、どこで読み間違えているのかを
分析する事ができ、それがそのまま次の文章読解への力になります。

現実を見つめるのであれば
要約ができないから現代文の成績が中々上がらない・
不安定になったりするのです。
要約ができないという事は、
その文章を正しく読めていない事と同じなのです。

大学入試の現代文で求められるのは読解力です。
作者の主張を理解する力です。
出題される問題もそれをベースに作られます。

だから!!

現代文の問題集・模試・過去問の復習で
解答へのプロセスだけ確認して終わらせたって
何の意味もないのです!!

何で間違えたのか?
正しく読めてないから。 (そうだね!)

正しく読めるようにするには?
解答へのプロセスを理解する。(ん?それ答えになってなくない?)

こうやって文字にしないと
自分の勉強法がおかしい事に気付けません。

2

私は実際に上記の勉強をしていました。
読解力を身につけようとしないまま
問題演習量だけを増やし、現代文学習への不安を
「これくらい演習しているから大丈夫!」と
かき消してしまっていました。

 

みなさんは私と同じ間違いをしないで下さいね。
不安をかき消すのではなく、不安と向き合って正しく
乗り越えていって欲しいと思います。

 

でも・・・この復習法だと時間がかかるのでは??

 

①知らない「漢字」「語句」「慣用句」を拾う。
②段落ごとに何が言いたいのかを理解する。
③簡単で良いから要約する。

この3つをみなさんには提案させて頂きます。
実際に現代文が苦手だった私自身が実践し、成績を上げる事ができました。

しかし、こう考えた方もいるのではないでしょうか?

その勉強法だとめっちゃ時間がかかりませんか?

 

お答えします。

その通りです。時間はかかります。
最初、私はこの勉強法で2時間かけて1題を復習していた時期がありました。

しかし、何度も何度も同じ事をやっている内に
どんどん復習スピードが速くなり
最終的には40分で1題の復習ができるようになっていました。

 

苦手だから最初、時間がかかるのは当然です。
むしろ、苦手な科目に対し10~20分しか復習しない
時間を取ったところで
その時間内に何が得られるのでしょうか。
達成感でしょうか?そんなもの受験にいるでしょうか?

「時間がかかるからそこまではやらない。」と
「時間をかけるからこそ、そこまでやるんだ。」では
同じ問題を解かせても

得るものが全く違うものになってしまいます。

 

現代文は1日1題。
浪人生で時間がある子でも1日2題を
きっちり理解する!!

これを忘れないで下さいね。

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