こんにちは!武田塾和歌山校です。
今回の記事は
「和歌山大学の総合問題ってどんな対策が必要かわからない!」
「現時点で合格圏外、E判定でも和歌山大学に合格する方法を教えてほしい!」
といった学生の方におすすめしたい内容となっています。
和歌山県で唯一の「国立大学」、
和歌山の生徒さんなら一度は意識する大学ですよね。
和歌山大学ではほとんどの学部で英語、または総合問題Aの対策が必須となります!
今回は個別試験(2次試験)での英語対策についてみていきましょう。
この記事があなたの和歌山大学合格への一助となれば幸いです。
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↓大学情報も気になる!和歌山大学の紹介記事もあわせてご覧ください↓
総合問題Aの出題傾向
まずは総合問題Aの出題傾向や、問題量、内容を確認してみましょう。
2020年度
1 | バイリンガルの情報処理 | 【英文】 箇所指摘、内容説明(60字他)、空所補充 |
2 | アメリカにおける電話の発達 | 【英文+グラフ読み取り】 内容真偽、内容説明、言い換え、箇所指摘、空所補充 |
2019年度
1 | 因果関係の誤認 | 【英文+グラフ読み取り】 空所補充、語句整序、英文和訳、内容説明 |
2 | 技術の発達と雇用 | 【英文+グラフ読み取り】 空所補充、内容説明(40字他)、内容真偽 |
和歌山大学の総合問題は2019年から実施のため、過去問のデータも2年分しかありません。
英語の出題傾向
続いて、英語の出題傾向や、問題のボリュームを確認していきましょう。
2020年度
1 | ハワイの二つの歴史 | 内容のグループ分け、同意表現、内容説明(50字、70字)、空所補充、英文和訳、語句整序、内容真偽 |
2 | 地球温暖化と若者のストライキ | 同意表現、内容説明(50字2問)、空所補充、語句整序、語句意、内容真偽 |
2019年度
1 | 子どもは数をどのように理解しているか | 同意表現、内容説明(45字、70字2問)、英文和訳、空所補充、語句整序、 |
2 | 銀行が苦手な男 | 書き換え、空所補充、内容説明(25字他)、同意表現、語句整序、文整序、内容真偽 |
2018年度
1 | 文化によるコミュニケーションの型の違い | 空所補充、英文和訳、内容説明(50字、80字)、語句選択、語句整序、要約文完成 |
2 | 絶滅危惧種の保護 | 英文和訳、同意表現、内容説明(30字、50字他)、語句整序 |
2017年度
1 | 動物は言葉を使うのか | 内容説明(15字、20字、80字)、空所補充、語句整序、ジェスチャーの意味、英文和訳 |
2 | 立ち止まって周囲に目を向けろ | 内容説明(30字2問)、書き換え、同意表現、英文和訳、語句整序、内容区分、内容真偽 |
和歌山大学の総合問題Aはほぼ英語の試験と言い換えることができます。英語とともに毎年2題構成で安定しています。
両形式ともに分野としては長文読解・和文英訳・記述式の内容説明が必ず出題され、大問2つとも長文読解総合問題という形で出題されています。
解答形式は記述問題も選択問題も半分ずつくらいの出題です。記述量はそこまで多くないのですが、問題数も読解量も多いので、90分の試験時間でも間に合わないことが予想されます。
武田塾の和歌山大学志望生徒の合格記事もご覧ください!↓
英語の分析と対策・勉強法・参考書
・分析と対策
2020年度から2018年度の傾向を見てきましたが、和歌山大学の英語対策はどのようにしていけばいいでしょうか?
武田塾和歌山校に在籍している、和歌山大学に在学中の講師と、過去問を分析してみました!
武田塾和歌山校の和歌山大学英語分析!ここが対策ポイント!
Point1:長文読解の方法を工夫しよう!
和歌山大学の英語長文の傾向として、難易度は高くないが、読解量が多いことが上げられます。さらに問題数も多いので、読解に時間がかかると、問題を解答する時間が確保できないため、不完全燃焼で受験を終える結果になります。まず、最後まで文章を読み切って、内容を文脈や前後の文から判断する読み方を身につけましょう。そういった問題に慣れておくために単語はもちろんですが、長文演習系の参考書は完璧にしておきたいですね。
Point2:英文和訳、整序問題の練習をしよう!
和歌山大学の入学試験では、共通テストの配点も十分大きいのですが、2次も65%くらいは取っておきたいところです。選択問題だけでその水準を目指すことは難しいので、英文和訳、並び替え問題の失点を減らす必要があります。難しい単語や熟語の言いかえに気づく、文型や構文から整序部分の構成を考えるなどの練習が効果的です。ボーダーラインを考慮し、安全圏としてもっと上を狙う絶対的な条件として「確実に暗記で点の取れる問題は、取る」「理由説明や内容説明ではなるべく失点しない」の二つが重要となります。
以上を踏まえたうえで、具体的な対策法を見ていきます。
役に立つ参考書!英語編
まずは最低限取り組んでおきたい参考書としては次の流れになります。
①基礎から和歌山大学レベルまでの単語・熟語対策は『システム英単語』『速読英熟語』を使って完璧に仕上げましょう。
文法対策は『Next Stage』や『Vintage』などの4択形式の参考書、もしくは『英文法レベル別問題集(3)』がお勧めです。単語と文法は参考書のどこから出題されても9割以上は答えられる!というレベルを目指しましょう!
②そこから、英文読解対策として『入門英文解釈の技術70』『ハイパートレーニング2』『英語長文ポラリス1』に取り組んで下さい。
『英語長文ポラリス1』は英文量も多いので、シャドーイングを行うことで速読効果も見込めます。
③記述対策としては 『国公立標準問題集 CanPass』に取り組んでおくと安心です。
その前に、読解能力の養成として、『英語長文ポラリス2』を仕上げることができれば、和歌山大学の英語には安心して臨むことができるでしょう。
さらに時間的余裕がある場合には以下の流れで長文対策を行えると完璧ですね!
★『大学入試 レベル別英語長文問題ソリューション1』⇒『やっておきたい英語長文300』⇒『ハイパートレーニング2』⇒『英語長文ポラリス1』
この参考書の流れで共通テストレベルの学力をしっかり培った後は、
★★『大学入試 レベル別英語長文問題ソリューション2』⇒『ハイパートレーニング2』⇒『英語長文ポラリス2』⇒『英語長文ハイパートレーニング3』⇒『国公立標準問題集CanPass 英語』
この参考書の流れで記述問題への解答の仕方を学び、要約や内容説明の練習を積む。
このあたりでしっかり手応えを感じることができると思います。
また、和歌山大学の入試問題とは直接関係はないですが…
共通テストリスニング対策としては速読英熟語のシャドーイングに加えて、関正生先生の「プラチナルール」がオススメです!
この参考書の特徴として、「聞き取り」「問題理解」「解く」のルールが説明されています。全国の入試問題が分析されており、出題パターンや注意点をまとめてあります。また、アメリカ人、イギリス人ナレーターによる2タイプの発音、読み上げが速いもの、遅いものの2レベル準備されているのもお勧め参考書である理由の一つです!
勉強法と参考書紹介
英語初学の状態から初めて、和歌山大学の過去問で合格点に届かせるために、どう勉強を進めていけばよいでしょうか。
☆まず和歌山大学個別試験レベルの英単語と熟語は完璧にしておきましょう。共通テストと個別試験を見据えて次の参考書がお勧めです。
『システム英単語』『速読英熟語』
進め方としては
①システム英単語の1200語までを仕上げる
②速読英熟語を一通り仕上げる
③最後にまたシステム英単語の、今度は1201語以降を暗記する。
の3ステップでまずは1周していきましょう。
さらに追加項目として④速読英熟語のシャドーイングまで行えれば、和歌山大学の長文を読み切る足がかりとなります。英単語や熟語の暗記法として、まずは覚えていない単語をピックアップして10個ずつに区切り暗記していくことがポイントです。少数の単語を確実に暗記していきましょう。10個ずつの単語を例えば50個まで暗記したなら、1-50個までの暗記確認をしましょう。
☆長文読解対策として次の参考書は大変役に立ちます。
『英文解釈の70』『英語長文ハイパートレーニング2 標準編』『英語長文ポラリス1 標準レベル』で読解に必要となる考え方や和訳の仕方を身に付けておきましょう。
まず取り組み方としては、
① 『英文解釈の70』で構文について理解を深める。
② 『ハイパートレーニング2』『ポラリス1』で長文問題演習を行う。
③ 長文問題のシャドーイングを行うことで、速読・リスニング対策を行う。
の3ステップで長文読解の基礎を完成させましょう。
①の段階では、短文和訳をすることで基本的な文構造を理解し、和訳ポイントを押さえましょう。
②の段階で、長文演習を行います。まずは自力で解き、解答解説をよみ、再度解きなおしをしましょう。
③の段階で、長めの英文でシャドーイングを行うことで速読とリスニング力を身に付けましょう。
ここまでで共通テストで高得点を取る準備はできましたが、和歌山大学の2次試験合格レベルまではまだ足りません!
さらなるレベルアップ勉強法を確認していきましょう!
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☆さらに、記述解答の書き方を学ぶために
『国公立標準問題集CanPass』は必須です。地方国公立過去問の過去問大全とも呼べるこの参考書で「減点されない答え」を書けるようになりましょう。
CanPassは前述の参考書よりかなりレベルの高いものとなっています。しかし基本的な進め方は『ハイパートレーニング2』と変わりません。自力で問題を解いていく中で、難しい問題にぶつかったときにはまず自分なりの解答を書き、その後解答とすり合わせを行いましょう。まずは自分なりの和訳ができることが重要です。そして、模範解答の細かな記述再現までできるようになったら、次に解きなおしをして1度目よりもスムーズに和訳ができるか試してみましょう。
追加で『英語長文ハイパートレーニング3』『英語長文ポラリス2』で実力アップを図ることができれば、和歌山大学個別試験の長文読解には安心して臨めるでしょう。
最終的にはどの参考書の問題も1から解きなおしを行い、和訳に詰まってしまうような英文がないかを確認しましょう。
ここまでいけば、もう過去問を目指してよい段階となります。解答時間に気を配りながら、過去問演習に取り組んでいきましょう。
- 長文を最後まで読み切る練習を積む!
- 英文和訳・整序問題の練習を積む!
- 短い日本語で説明する練習を積む!
英語で点数を取れない原因を自力で探るのは非常に難しいです!
勉強はしているのに英語の成績が上がらないという方は、是非一度、武田塾和歌山校に足をお運びください!
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