はじめに
皆さんこんにちは、武田塾宇都宮校です!!
6月に入り部活動を引退した現役生も多くなり、
これから模試が多くなってくる時期になってきます。
模試の点数や結果に一喜一憂するこの時期ではありますが、今回はそんな模試の位置づけや今後の学習の仕方についてまとめてみました!
それでは早速参りましょう!!
模試の位置づけ
5月に行われた模試、いかがでしたか?
現役生の皆様は苦戦し、既卒生の皆様は思ったよりもできたという方が数多くいるのではないでしょうか?
実際その感覚は正しく、しっかりとした理由もあります。
現役生と既卒生とで分けて説明しようと思います。
現役生の場合
現役生はまだ本格的に受験勉強というものをしてきていない方も多いのではないでしょうか?
良くて単語学習、学校の定期テスト勉強というのがほとんどかと思います。
「2年生の夏頃から学習してきました!」という方は全体から見たらほとんどいないでしょう…。
今回マーク模試にて行った形式は「共通テスト型」と呼ばれるものになります。
そうです。
去年ネットやニュースなどで話題になった「共通テスト」です…。
流石に昨年度は一昨年度と比べ少し易化したものになりますが(科目にも寄りますが)、それでも共通テスト形式のマークテストは前身となる「センター試験」時代から現役生を苦しめてきました…。
例えば英語などは特徴的であり、まともに全文を読むとなると一朝一夕では不可能と言えるくらいの文量で、戦略が必要となるものです。
現役生の皆様のほとんどが単語や文法、進んでいる人は文構造の解釈の勉強が終わっていることかと思いますが、まだ長文の学習を進めている人は少ないです。
その中で長文が主体となるテストなど到底解き切れるわけもなく、ほとんどの方が大問4〜5までしかまともにとききれなかったかと思います。
他にも数学や国語など時間的にシビアなものが多くあります。
そのためこの5月の模試の位置づけは「自分が4〜5月に行ってきた学習の定着度を図るもの」となります!
ですので判定が悪かったり、点数が思うように取れなくても全く悪いことではありません!
至って普通です。
夏以降の模試で勝負できるようになっていれば良いのです!
点数が良かった方たちは他の現役生とつけた差を縮められないように努力を続けましょう!
既卒生の場合
既卒生は今回いい結果の方が多いと思います。
理由は主に3つです
・現役生が既卒生の学習レベルに追いついていない。
・共通テスト慣れをしている。
・社会や理科の範囲が前半部分と狭くなっている。
当たり前のことですが既卒生は現役生と比べて一年長く学習を重ねています。
その分先程挙げたような取れない要因である英語の長文学習など応用分野の学習も済んでいますし、共通テストを受けた人も多いと思いますので戦略的な部分で言っても大きなアドバンテージがあります。
さらに、現行のカリキュラムの進みに応じて作られているものであるため理科や社会の範囲が本番と比べ狭いです。
そのため前半部分が得意といった方たちは大量得点が望めたでしょう。
総括すると、「いい判定を取ったとしても油断は禁物」ということです!
夏の学習を終えて応用範囲の部分にまで手をかけ、終わり始めた現役生と勝負する夏以降が本番です。
そのためにも油断せず着々と現役生以上の時間をかけ、念入りに弱点補強を行い、準備を進めましょう!!
これからの過ごし方
模試の本来の目的は「復習」にあります。
これまで説明したことから分かる通り模試の判定などは極論どうでもいいことです。
現役生は解けなかった人が多いでしょうし、既卒生はいい判定の傾向にあるからです。
ただ、良くも悪くも順位は嘘をつかないので、自分の上にはこれだけいるのだということから闘志を燃やしていただけたら幸いです。
それでは復習とはどのような内容を復習すればいいのか。
現役生は英語であるなら自分が覚えた単語や文法は間違えていないか、解釈の仕方をミスしていないか、ゆっくり読めば解けたのかどうかなど、自分の学習がしっかりと定着していたのかどうかを元に復習してください。
既卒生は理論上はすべて解ける人がほとんどですので、終わらなかった場合には解き方に問題があるのか、あるいは自分のスキルに不足があるのかなど次回どのようにしたら点数が取れるのかという様に弱点の特定をしましょう。
そして今回の模試に限らず今までに受けた模試などは数カ月後にもう一度解き直しなどをしてみましょう。
少し内容を覚えているかもしれませんが、自分がどれだけ成長したのか、弱点は克服できているのかなど一種の指標になります。
今回の模試を糧にして夏以降の模試に万全の学力で挑めるよう準備し、ライバルたちと大きく差をつけましょう!!
まとめ
今回は模試の復習の仕方をご紹介しました!!
どうあっても結果にとらわれず、これからの自分にプラスになるように分析し準備をする。
この積み重ねが受験の結果を大きく左右することでしょう。
我々は生徒の掲げる強い気持ちに応えるためにも、絶対に合格へと導くという覚悟を持って受験生を指導しています。
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