【実践解説】知らない単語が英語長文で出た時に使える対処法

はじめに！

みなさんこんにちは！

JR宇治駅から徒歩5分、京阪宇治線宇治駅から徒歩10分の武田塾宇治校です！

近頃は気温が下がってきて、過ごしやすい季節になってきましたね！

これからますます気温が下がり、本格的に冬を迎えますが、体調を崩さないように体調管理はきちんと行いましょう。

インフルエンザや新型ウイルスの対策も忘れずに行ってください。

今回は「【実践解説】知らない単語が英語長文で出た時に使える対処法」というテーマで、入試本番で役立つことを紹介します！

模試や長文演習などで、わからない単語に出会ったとき、あきらめてしまっていませんか？

そんな方に役に立つ、入試本番であきらめることがないように、秘策を伝授します！

英語長文が得意でない方は特に確認するようにしてください！

また、今回お話しさせていただいた内容は、武田塾チャンネルの動画でもお話しているのでぜひ併せてご覧ください！

わからない単語は〇〇できる！

ここから早速、わからない単語が出てきたときに使える秘策についてお話ししていきます。

その秘策とはズバリ、「推測」です。

前後の文脈を、簡単な単語や構文などからとらえ、その単語の意味を推測します！！

一見難しそうに思えますが、慣れてしまえば必ずだれでもできるようになります！

具体例を兼ねて推測クイズを三問出題します！！

難しいと感じる方もいると思いますが、是非チャレンジしてみてください！

推測ができれば一気に大きな壁を越えられるはずです！

想像している人のイラスト（男性）

Q1.「impenetrable1」の意味は？ (2023 京都大学)

In science, we know that to truly understand a subject requires time and effort.

The reward is that concepts which may at first have seemed impenetrable turn out to be comprehensible, straightforward, sometimes even simple.

最初から超難関大学の問題がでて驚いた方が多いと思いますが、落ち着いて読めばおのずと答えは出てきます。

答えは「理解できない」です。

この問題は構文を理解して基礎単語が終わっていれば推測ができる問題なので、できる・できないがはっきりわかります。

では解説です。

まずはwhich以下に注目します。

which may at first have seemed impenetrable turn out to be comprehensible, straightforward, sometimes even simple.

ここでimpenetrableの前後の意味を確認すると、最初は〇〇だったことが、理解できるとわかった。となります。

ここまでくればあとは国語力の問題になって、入るのは「理解できない」だとわかります！

どうでしょうか？京都大学と聞いて不安になった方もいると思いますが、手順に沿えば簡単に解けることが分かったと思います！

続いて二問目です。

一問目で不正解だったかたは、もう一度解説を見直して二問目に挑戦しましょう！

スーツを着た人

Ｑ2.「devoid」の意味は？　(慶應義塾大学　文学部)

Unlike a lot of language-focused applications, Duolingo is not devoid of audio content; it has clips of real people talking, and invites its users to speak phrases into the microphone, so they are at least interacting with how the language actually sounds, and feels in the mouth.

どうでしょうか！先ほどの問題が解けた方はこちらも難なく解けたかと思います。

答えは「ない」です。

一問目で不正解だった方、二問目は正解できましたか？

では解説にはいります。

今回の問題ではまずは固有名詞Duolingoの前後に注目します。

Unlike a lot of language-focused applications, Duolingo is not devoid of audio content; it has clips of real people talking

まずUnlikeは「~とは異なって」という意味です。

そして；はセミコロンで、今回は説明の用法で用いられています。

簡単に訳すと、Duolingoに特別感を持たせる文脈を読み取って「様々な言語に焦点を当てたアプリとは異なってDuolingoは、実際に人がしゃべっている音声がついている。」になります。

「not devoid」で、「ある」を表すのであれば、「devoid」は「ない」です。

どうでしょうか、コツはつかめてきましたか？

次の問題で最終問題になります。ぜひ一発で正解しましょう！！

ここまですべて不正解だったかたも次こそ正解目指して頑張りましょう！

虫眼鏡を持つクマのイラスト

Q3.「accomplices」の意味は？

The introduction of the right to plea bargain marks a major development in Japan’s criminal justice system.

The system enables prosecutors to drop charges or file less serious ones against suspects or defendants who cooperate by offering testimony or evidence against their accomplices.

今回はこれまでとは違い、推測する単語が一番最後に来ています。

難単語が続いていて、文脈もありますがその文脈も難しいので一番の難易度になっています。

難しい分力がつくので時間をかけて解いてみてください！

答えは「共謀者」です。

では解説に入ります。

まずは意味が分かる単語を確認しましょう。

たとえばTestimonyは「証言」、evidenceは「証拠」ですね。

ここで躓いた方は手持ちの単語帳をもう一度やり直してください！

この二つの単語からなんとなく裁判や司法などの話ではないかと察することができると思います。

Defendantsは「弁護士」、suspectsは「容疑者」、cooperateは「協力する」であり、cooperate by offering testimony or evidence against their accomplices.は、「彼らの〇〇に対して証言や証拠を提供することによって協力する」になります。

ここまで言えば分かってきた方がいると思います。

そして against suspects or defendants　は「容疑者や弁護士に対して」という意味です。

この二つをつなげるとagainst suspects or defendants who cooperate by offering testimony or evidence against their accomplices. は、「彼らの〇〇に対して、証言や証拠を提供することによって協力する、容疑者や弁護士に対して」という意味になり、dropやless seriousという単語から、何かを減らしているとわかります。

そうです、これは俗にいう司法取引のことですね。

であればaccomplicesは「共謀者」になるはずです。

また、こんな面倒なことをしなくても、plea bargain が「司法取引」であることを知っていれば一瞬で解けてしまいます。

このように、推測の仕方は一通りではありません。