はじめに
みなさんこんにちは!
JR宇治駅から徒歩5分、京阪宇治線宇治駅から徒歩10分の武田塾宇治校です!
今回のブログでは、英検におすすめの新しい単語帳を紹介したいと思います!
英検に役立つ単語帳と言っても幅広いラインナップがありますが、最近ある新星の単語帳が登場したとのことで、今回はその単語帳について説明していきたいと思います。
その単語帳とは、「出る順で最短合格!英検準1級単語帳EX 第2版」です!
略してEXと呼ばれることも多いようですね。
英検用の単語帳として定番である「パス単」が、改訂にともなってレベルが低下したことに対して、その流れに逆らうような単語帳になっているとのことです。
ということで、新発売の「EX」について、有名英語講師であるもりてつこと森田先生と、武田塾教務の川野先生が動画で紹介している内容を中心に紹介したいと思います!
今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説しているので、そちらも合わせてご覧ください!
なぜEXが注目されているのか
それでは、新しく登場して多くの注目を集めている単語帳「EX」がなぜ注目されているのか、単語帳の変遷も交えて詳しくご紹介します。
パス単のレベルの低下による需要
「EX」が特に注目されている理由の一つは、定番とも言えた単語帳「パス単」が4訂版から5訂版に移行した際の変化に対応している点にあります。
この変化は、「パス単」の特徴である「でる順」の単語の並びが、大問1の単語問題でよく出題される順だったのが、英検全体でよく出題される順に変更されたということです。
しかし、これにより、元々大問1の単語問題で頻繁に出題される単語に焦点を当てていた時よりも簡単な単語が優先される様になり、結果的に単語のレベルが下がってしまいました。
英検では最初に語彙問題があり、ここでは難易度の高い語彙が要求されます。その後、文章問題に移ると、単語のレベルは落ち着き、比較的読みやすい文章が出題されるようになります。
したがって、大問1に出題されやすい単語を集めた方が単語の難易度が高くなるということですね。
この変化に対して、高レベルの単語帳として「パス単」を愛用していた多くの学習者からは「それでは意味がない」という意見が多く出ました。
というのも、4訂版の「パス単」は難易度が高く、英検のみならず大学受験、特に早稲田大学や慶應義塾大学などの難関大学の入試対策にも活用されていたからです。
しかし、5訂版になるとその難易度が格段に低下したため、他の単語帳「ターゲット」や「シス単」でも十分カバーできる範囲となってしまったのです。
EXの単語は単語問題での「出る順」
この需要を満たすのが、新たに登場した単語帳「EX」です。
「EX」は以前のパス単のように、大問1で出題される難易度の高い単語を「出る順」に配列しており、その高いレベルが特徴となっています。
語彙問題に特化して学習するのか、それとも全体を視野に入れるのかで、単語帳としての単語選定は全く変わるので、「パス単」の代わりとしてEXは注目されているのですね。
つまり、「EX」は大問1の語彙問題への対策だけでなく、高度な英語語彙の学習という観点から、非常に有用なツールなのです!
EXの特徴
EXの構成の特徴
「EX」は語彙問題に特化した単語帳であり、過去15年の英検問題で出題された単語を厳選しています。
単語の順番に特徴があり、まず過去の単語問題で正解として出題された単語から始まり、次に不正解の選択肢に上がった単語、
そして最後に、問題文中には登場したものの正解・不正解の選択肢にはならなかった単語という順に並べられています。
そのため一般的な単語帳と違い、易しい単語が後ろにまわっている点が特徴です。
さらに、単語帳の後半部分には熟語と専門用語も含まれており、特に英検準1級で難問とされる熟語問題への対策として役立ちます。
単語が出現頻度や重要度に基づいて配置されていることから、この単語帳を利用して学習を進める際の基本的なアプローチは、単語帳の先頭から順番に覚えていく方が良いでしょう。
パス単とEXの比較
「パス単」と「EX」の性能を比較してみると、大問1における正答率では「EX」が圧倒的な強さを発揮します。
しかしこれは「EX」が過去15年分の正解単語を集めているためで、今後どうなるかはある意味未知数です。
とはいえ、「パス単」は5訂版になってからはカバー範囲がかなり狭まっているのは事実です。
ですから、特に語彙問題に対する強化を目指す学習者にとっては、「EX」がより有効なツールとなる可能性が高いと言えるでしょう。
EXの利点と欠点
EXがリリースされた後、多くの反応の声がみられ、その中には良い点も悪い点も、両方がありました。
例えば、川野先生が実際に使ってみて特に気になった点は音声機能だったとのことです。実際、EXの音声機能に関する意見は多く寄せられているようです。
EXでは他の単語帳同様、音声アプリでQRコードをスキャンすると音声を聞くことができるのですが、英単語と例文が連続して読み上げられるようになっており、ここが不評のようですね。
「パス単」のように単語だけを読み上げる機能がないこと、そして英単語と日本語の組み合わせの音声もないことが、不満な点として指摘されています。
英単語だけを聞いてとりあえず覚えたい人にとっては、例文が必ず流れるのは少し不便ですね。
また、「パス単」は単語が品詞別に分類されているのに対し、EXでは単語が完全な頻出度順に並べられているので、品詞がごちゃまぜになっている点も不満な点として挙げられています。
さらに、「パス単」と比較するとEXでは言い換え表現が少ないという欠点もあります。
「パス単」には多くの異なる単語とともにその言い換え表現が掲載されており、それが一緒に覚えやすいという利点があります。
それに対し、EXにはあまり言い換え表現が載っていないとのことです。
この点については、自分で余白に言い換え表現を書き加えていくことで、これを補うことができますよ!
逆にメリットとして、「パス単」に比べて、EXには語源の情報が豊富に含まれているという長所もあります。
また、EXはかつてのパス単のように早稲田大学や慶應義塾大学の入試対策として活用できるレベルの単語帳です。
過去に「パス単」の4訂版が早慶対策として使われていたのを、EXがその地位を引き継ぐかもしれませんね。
今回のまとめ!
今回のブログでは、「出る順で最短合格!英検準1級単語帳EX 第2版」、通称「EX」について、「パス単」と比較しながら説明しました。
英検受験と難関大受験に共通して使える単語帳を探している方は、ぜひ「EX」を使ってみてください!
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